クラスまるごと異世界転移

八神

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「で、小林お前これからどうすんの?」

「鍛冶屋に行って拾った装備を直してもらってから売る」

「…逞しいな…無人島でも生きてけそーだ」

「そう?藤原達は?」


柴田の問いに小林は金を稼ぐ方法を話すので藤原が微妙な表情で言うと逆に聞き返される。


「俺らはそのまま新大陸に戻るけど」

「えっ!新大陸って今話題の?」

「多分」

「…新大陸かぁ……私も連れてってくれない?どんな所か興味あるんだ」

「だってよ。どうする?」


藤原がこの後の予定を話すと小林は同行を申し出てくるので柴田が俺に確認してきた。


「お前らが良いんなら別に良いんじゃね?」

「海がオッケーなら俺らもそれでいいけど」

「…じゃあ帰るか。海」

「はいよ」


俺の許可を出しながらの確認に柴田が賛同すると藤原も同意なのか合図を出すので俺らは小林と一緒に新大陸の家へと帰宅する。


「えっ!?」

「そーいや昼飯どうする?今さっき飯食ったばっかだろ?」

「あ、うん。大丈夫、ありがと」

「じゃあ俺深山に電話しとくわ」

「じゃあ俺は佐藤に電話しとくか。一応誓約書とかあるだろーし」


驚く小林に俺が尋ねるとやっぱり断られ、柴田と藤原がスマホを取り出して女子達へと連絡した。




ーーーーー





「ただいまー」

「あっ!小林さん久しぶり!」

「ユーコ!元気そうで良かった!」

「スミー!良かったー!また会えた!!」


女子達が早めに帰ってくると住吉と小林が再会してすぐに嬉しそうに抱き合う。


「そーいや住吉と小林って同じ陸上部だったっけ?」

「マジ?」

「住吉ってテニスじゃなかったっけ?」


離れた後に手を取って喜ぶ二人を見ながら藤原が確認してくるので俺が聞き返すと柴田も初耳みたいな反応をする。


「本人は陸上部って言ったぜ。テニスは多分中学か小学校の頃だろ」

「だったっけ?」

「あー…そういやそんな話してたっけ。俺には関係ねーから忘れてたわ」

「…お前ほんと…」


藤原の話に柴田が思い出すように言うので俺も思い出したように言うと藤原に呆れられた。



…翌日。



「海原ー。暇なら外で遊ばない?」


朝食後にいつものように野郎三人でゲームをしようとしたら小林が遊びの誘いに来る。


「あ?お前住吉達と教会に行かなかったのか?」

「あー…うん。なんかずっと女子会的なノリで…たまには良いんだけど、毎日アレはちょっと…落ち着かないかなって…」

「じゃあ何する?バスケか?サッカーか?」

「バドかテニスか…あ、卓球もあるぜ?」


俺の問いに小林が気まずそうに言うので柴田は遊びに付き合おうと立ち上がって聞き、藤原も他の球技を提案した。
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