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「そりゃそうだけどよ…」
「とりあえず俺らの目的は果たしたんだからもう帰らねー?いくら海の魔法があるとはいえこんな暑いトコに長いしたくねーし」
「賛成!私も早く帰って風呂入りたい!」
「んじゃ帰るか。藤」
「はいはい」
柴田の提案に小林が賛成すると柴田が旗を取り出して聖水を入れて地面に設置するので俺も賛同して藤原に指示を出し、俺らはスキルの連携でアンダルの家へと移動する。
「えっ!?ココどこ!?」
「あ。やべ…車回収してねーわ」
「あ。そう言えば…いつもの癖でソッコー帰っちまったな」
「じゃあ回収してくっか」
「「おう」」
驚いて辺りを見渡す小林を放置して俺らはまたスキルの連携でダンジョンの中へと戻った。
…小林には兵から説明させて風呂に案内させ、俺らはダンジョンの入口へと戻り…
車を解体してから再度旗を設置してスキルの連携で帰宅する。
「あ。戻って来た…お風呂借りたよ。あと洗濯もしてもらったし、ご飯もいただいてるけど…」
「知ってる。俺が兵に指示したからな」
「あ、そうなんだ…ありがと。えーと…海原、柴原、藤田だっけ?」
「柴原じゃねー柴田だ」
「名前が混じってんじゃねーか、俺ぁ藤原だぞ」
リビングで飯を食ってる小林が俺らを見て報告してくるので俺が流すように返すと…
小林が笑顔でお礼を言うも名前を間違えて覚えてるらしく、柴田と藤原はツッコむように訂正を入れた。
「ご、ごめん…命の恩人の名前を間違えるなんて…『海原』『藤原』『柴田』ね。…覚えた」
小林は申し訳なさそうに謝って訂正しながらスマホを弄る。
「いや、まあ命の恩人っつーほどの事はしてねーが…」
「俺らが勝手に会いに行っただけだから別に気にしなくてもいーのに」
「…そういえば…もしかしてクラスメイトの人達って固まって行動してる?」
柴田と藤原が微妙な顔をしながら言うと小林は俺らを見てふと何かを思いついたように尋ねてきた。
「…どうかな?俺ら以外の事は分かんねー。もしかしたら俺らみたいに固まって動いてるかもしれんし」
「灰村達はそれぞれソロだし、委員長は現地の奴とパーティ組んでるしな」
「灰村…ってあの不良の?背の高い、怖い目つきの人?」
「そーそー、ソイツソイツ」
藤原は俺らを見ながら曖昧な感じで返し、柴田は現時点で分かってる事を話すと小林が確認するので俺が肯定する。
「やっぱり一人で行動してるんだ…この世界に来て間もない頃にたまたま会って、『一緒に行動しよ』って言ったんだけどその時は断られちゃったから…」
「…アイツ…マジか…」
「ただのシャイボーイなのか血も涙もない冷血漢なのか判断に困るな…」
「いや、普通こんな世界で女子を見捨てるとかねーだろ。アイツやべーな…」
小林のまさかの話に俺がドン引きしながら呟くと柴田は微妙に弄るかのように言い、藤原もドン引きしながら呟く。
「あ!でもその後も何回か会ったよ?会う度に『なんか困った事は無かったか?』って聞かれたから心配してくれてたみたいだし」
「灰村は素直じゃないシャイボーイ…っと」
「ツンデレか?…いや、コミュ障のシャイボーイか…」
「あんなナリでガキみたいなシャイボーイとか属性のギャップでウケるわ」
俺らの雰囲気を察したかのように小林が否定するかのごとく手を振りながら言い訳みたいに言い出すので…
俺らはこの場に居ない灰村を弄るように返した。
「とりあえず俺らの目的は果たしたんだからもう帰らねー?いくら海の魔法があるとはいえこんな暑いトコに長いしたくねーし」
「賛成!私も早く帰って風呂入りたい!」
「んじゃ帰るか。藤」
「はいはい」
柴田の提案に小林が賛成すると柴田が旗を取り出して聖水を入れて地面に設置するので俺も賛同して藤原に指示を出し、俺らはスキルの連携でアンダルの家へと移動する。
「えっ!?ココどこ!?」
「あ。やべ…車回収してねーわ」
「あ。そう言えば…いつもの癖でソッコー帰っちまったな」
「じゃあ回収してくっか」
「「おう」」
驚いて辺りを見渡す小林を放置して俺らはまたスキルの連携でダンジョンの中へと戻った。
…小林には兵から説明させて風呂に案内させ、俺らはダンジョンの入口へと戻り…
車を解体してから再度旗を設置してスキルの連携で帰宅する。
「あ。戻って来た…お風呂借りたよ。あと洗濯もしてもらったし、ご飯もいただいてるけど…」
「知ってる。俺が兵に指示したからな」
「あ、そうなんだ…ありがと。えーと…海原、柴原、藤田だっけ?」
「柴原じゃねー柴田だ」
「名前が混じってんじゃねーか、俺ぁ藤原だぞ」
リビングで飯を食ってる小林が俺らを見て報告してくるので俺が流すように返すと…
小林が笑顔でお礼を言うも名前を間違えて覚えてるらしく、柴田と藤原はツッコむように訂正を入れた。
「ご、ごめん…命の恩人の名前を間違えるなんて…『海原』『藤原』『柴田』ね。…覚えた」
小林は申し訳なさそうに謝って訂正しながらスマホを弄る。
「いや、まあ命の恩人っつーほどの事はしてねーが…」
「俺らが勝手に会いに行っただけだから別に気にしなくてもいーのに」
「…そういえば…もしかしてクラスメイトの人達って固まって行動してる?」
柴田と藤原が微妙な顔をしながら言うと小林は俺らを見てふと何かを思いついたように尋ねてきた。
「…どうかな?俺ら以外の事は分かんねー。もしかしたら俺らみたいに固まって動いてるかもしれんし」
「灰村達はそれぞれソロだし、委員長は現地の奴とパーティ組んでるしな」
「灰村…ってあの不良の?背の高い、怖い目つきの人?」
「そーそー、ソイツソイツ」
藤原は俺らを見ながら曖昧な感じで返し、柴田は現時点で分かってる事を話すと小林が確認するので俺が肯定する。
「やっぱり一人で行動してるんだ…この世界に来て間もない頃にたまたま会って、『一緒に行動しよ』って言ったんだけどその時は断られちゃったから…」
「…アイツ…マジか…」
「ただのシャイボーイなのか血も涙もない冷血漢なのか判断に困るな…」
「いや、普通こんな世界で女子を見捨てるとかねーだろ。アイツやべーな…」
小林のまさかの話に俺がドン引きしながら呟くと柴田は微妙に弄るかのように言い、藤原もドン引きしながら呟く。
「あ!でもその後も何回か会ったよ?会う度に『なんか困った事は無かったか?』って聞かれたから心配してくれてたみたいだし」
「灰村は素直じゃないシャイボーイ…っと」
「ツンデレか?…いや、コミュ障のシャイボーイか…」
「あんなナリでガキみたいなシャイボーイとか属性のギャップでウケるわ」
俺らの雰囲気を察したかのように小林が否定するかのごとく手を振りながら言い訳みたいに言い出すので…
俺らはこの場に居ない灰村を弄るように返した。
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