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…数時間後。
「…お。藤、王子が戻して欲しいって」
「オッケ」
俺と藤原が携帯ゲーム機でゲームしてるとアッチの家に王子が来て兵に用件を言うので、ソレを藤原に伝えてスキルの連携でコッチへと移動させる。
「ウミハラ殿、フジワラ殿感謝いたす」
王子はわざわざ俺らが居る部屋に来てお礼を言ってから帰って行った。
ーーーーーー
「…うーん、やっぱ疲れるわ…」
「だろ?」
「だから言ったのに」
一人別の部屋で3Dホログラムのゲームをプレイしていた柴田が疲れたように呟いて戻ってくるので俺と藤原は呆れながら言う。
「なんか四方八方から襲われる気がしてめっちゃ落ち着かねー」
「リアリティがありすぎるってのもな…最初は興奮するんだけど慣れて来るとなんかちょっと疲れんだよな…」
「まあでもハンターの生活を体験できたんだから良かったじゃねーか」
「それはそうだけど…やっぱハンターって辛いわ」
柴田の感想に藤原が頷いて同意しながら呟くので俺がそう言うと柴田は微妙な顔で厳しさを語った。
「狩りゲーはアレだけどロボゲーはヤバかったよな」
「分かる!パイロットと同じ場所で椅子に座ると臨場感半端なかったな!」
「昨日は複座式!とかやってめっちゃ面白いかったしな」
「逆にパイロットモードだけで、いつもの視点のヤツは微妙だったんじゃね?」
「分かる。ロボのくせに等身大で俺らと同じ大きさってなんやねん!って思ったもんな…」
「とはいえ見上げるモードじゃ戦えねーしな」
俺が別ジャンルのゲームの話をすると柴田が腕を組みながら理解を示して藤原は思い出すように話す。
「…ん?」
「また誰か来たのか?」
「みたいだな。…おっ、委員長だ」
「委員長?マジで?」
兵に来客の対応をさせると…どうやら来たのはクラスメイトのようなので俺らは出迎えに行く事に。
「よー委員長、久しぶりだな。元気だった?」
「久しぶり!柴田くん達は相変わらず凄い活躍してるみたいだね!噂とかをよく耳にするよ」
「…あー、多分ココでの活躍はほとんど海のヤツだな」
「特に俺は戦い以外にあんまやる事がねーからな」
庭に出ると飯島が兵に案内されてるので俺が声をかけると小走りで駆け寄ってきて藤原と柴田を見て言うも二人は微妙な顔で返す。
「委員長もココに来たって事は段位持ちに?」
「うん。最近ようやく『ランダー』って災魔を倒せたからその功績で」
「…災魔を?」
「うん。なんか反政府組織を裏から操って国家転覆を狙ってたんだって」
本当かどうかは分からないけど…と、飯島は魔獣を倒すに至った経緯をサラッと話してくれた。
「まじ…?よくそんな災魔を見つけれたな」
「藤原くん達がシュトッセン帝国の皇帝とクランチェスター王国の国王に化けてる災魔を倒したから『災魔は人に化ける』って情報が世界中に回って、怪しい人は身分問わず調べてるんだって」
「あー…って事は今まで目撃情報が少なかったのってそーゆー事なのか?」
「ギルドでも害獣の情報は結構あるのに災魔はほとんど無かったしな。多分そういう事だろ」
俺の問いに飯島は説明するように話してくれ、藤原の確認するような発言に柴田が賛同する。
「…お。藤、王子が戻して欲しいって」
「オッケ」
俺と藤原が携帯ゲーム機でゲームしてるとアッチの家に王子が来て兵に用件を言うので、ソレを藤原に伝えてスキルの連携でコッチへと移動させる。
「ウミハラ殿、フジワラ殿感謝いたす」
王子はわざわざ俺らが居る部屋に来てお礼を言ってから帰って行った。
ーーーーーー
「…うーん、やっぱ疲れるわ…」
「だろ?」
「だから言ったのに」
一人別の部屋で3Dホログラムのゲームをプレイしていた柴田が疲れたように呟いて戻ってくるので俺と藤原は呆れながら言う。
「なんか四方八方から襲われる気がしてめっちゃ落ち着かねー」
「リアリティがありすぎるってのもな…最初は興奮するんだけど慣れて来るとなんかちょっと疲れんだよな…」
「まあでもハンターの生活を体験できたんだから良かったじゃねーか」
「それはそうだけど…やっぱハンターって辛いわ」
柴田の感想に藤原が頷いて同意しながら呟くので俺がそう言うと柴田は微妙な顔で厳しさを語った。
「狩りゲーはアレだけどロボゲーはヤバかったよな」
「分かる!パイロットと同じ場所で椅子に座ると臨場感半端なかったな!」
「昨日は複座式!とかやってめっちゃ面白いかったしな」
「逆にパイロットモードだけで、いつもの視点のヤツは微妙だったんじゃね?」
「分かる。ロボのくせに等身大で俺らと同じ大きさってなんやねん!って思ったもんな…」
「とはいえ見上げるモードじゃ戦えねーしな」
俺が別ジャンルのゲームの話をすると柴田が腕を組みながら理解を示して藤原は思い出すように話す。
「…ん?」
「また誰か来たのか?」
「みたいだな。…おっ、委員長だ」
「委員長?マジで?」
兵に来客の対応をさせると…どうやら来たのはクラスメイトのようなので俺らは出迎えに行く事に。
「よー委員長、久しぶりだな。元気だった?」
「久しぶり!柴田くん達は相変わらず凄い活躍してるみたいだね!噂とかをよく耳にするよ」
「…あー、多分ココでの活躍はほとんど海のヤツだな」
「特に俺は戦い以外にあんまやる事がねーからな」
庭に出ると飯島が兵に案内されてるので俺が声をかけると小走りで駆け寄ってきて藤原と柴田を見て言うも二人は微妙な顔で返す。
「委員長もココに来たって事は段位持ちに?」
「うん。最近ようやく『ランダー』って災魔を倒せたからその功績で」
「…災魔を?」
「うん。なんか反政府組織を裏から操って国家転覆を狙ってたんだって」
本当かどうかは分からないけど…と、飯島は魔獣を倒すに至った経緯をサラッと話してくれた。
「まじ…?よくそんな災魔を見つけれたな」
「藤原くん達がシュトッセン帝国の皇帝とクランチェスター王国の国王に化けてる災魔を倒したから『災魔は人に化ける』って情報が世界中に回って、怪しい人は身分問わず調べてるんだって」
「あー…って事は今まで目撃情報が少なかったのってそーゆー事なのか?」
「ギルドでも害獣の情報は結構あるのに災魔はほとんど無かったしな。多分そういう事だろ」
俺の問いに飯島は説明するように話してくれ、藤原の確認するような発言に柴田が賛同する。
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