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「でもご飯とか大丈夫だったの?何も聞かなかったけど」
「アッチで今兵に聞かせたけど軽く食べて来たんだと」
「あ、そうなんだ」
深山の確認に俺がそう伝えると意外そうに返す。
「…ん?あ、デザートはなんか欲しいんだと。今なんか戻って来た」
「じゃあちょっと用意してくるね」
「兵に渡してくれ。アッチに送るから」
「分かった」
部屋から出て戻って来た王子のお願いを女子達に話すと斉藤が席を立つので俺は指示をして皿に残ってる料理を食べる。
「今日のデザートはなんだ?」
「ヨーグルト」
「ヨーグルト?なんか久しぶりに聞いたな」
「まあこの世界では売ってるトコが限られてっからな」
藤原の問いに住吉が答えると柴田が意外そうに言うので俺は料理に使う頻度が少ない理由を話す。
「マジ?」
「今回のだって手作りだし」
「お前ヨーグルトも作れんのかよ」
俺らが空になった皿を集めて厨房のシンクに持って行きながら話していると…
厨房では高木達がデザートを皿に持って準備していた。
「おっ。ヨーグルトケーキじゃん。うまそー」
「じゃあはい」
「……うまっ」
柴田が見に行くと斉藤が皿を一つ渡すので柴田は手づかみで食べて感想を言う。
「やっぱ土台はクッキーに限るな」
「俺も一つちょうだい」
「はい」
「サンキュー……うまっ」
手を洗いながら言う柴田を見て藤原も食べたくなったのか、要求すると皿を一つ渡されるので柴田同様手づかみで食べて感想を言った。
「…海原、さんは?」
「俺はいいや」
高木の問いに俺は手を洗うのが面倒なので拒否してから食堂へと戻る。
「…はい」
「おお、ヨーグルトケーキだけじゃないんだ」
「なんかオシャレな盛り付けだな」
女子達が持ってきたデザートの種類を見て藤原が嬉しそうに言うと…
柴田はソフトクリームのように盛られてドライフルーツとかが散りばめられてるヨーグルトが入った透明な容器を持ち上げながら何故か下から見上げた。
「この下に入ってんのはなんだ?コーンフレーク?」
「うん。あとアイスと牛乳ゼリー」
「へー!じゃあパフェじゃん!」
「そう。今日のデザートの目玉はヨーグルトケーキじゃなくてヨーグルトパフェなんだよ」
「わー!美味しそー!」
柴田の問いに斉藤が答えると佐藤が嬉しそうに喜び、深山の説明に清水が喜びながら真っ先に食べ始める。
「おー、うまっ」
「レモンのスカッとした風味良いな」
「このレモンはこの前採ったヤツよ」
「あー、へー…そーいやあったな」
「あー…あのくっそ酸っぱくて超あめーけど変に苦くて後味が謎に爽やかなヤツね」
柴田の感想に俺が材料の一つに特別な物がある事を告げると藤原が生で齧った時の事を思い出しながら返した。
「アッチで今兵に聞かせたけど軽く食べて来たんだと」
「あ、そうなんだ」
深山の確認に俺がそう伝えると意外そうに返す。
「…ん?あ、デザートはなんか欲しいんだと。今なんか戻って来た」
「じゃあちょっと用意してくるね」
「兵に渡してくれ。アッチに送るから」
「分かった」
部屋から出て戻って来た王子のお願いを女子達に話すと斉藤が席を立つので俺は指示をして皿に残ってる料理を食べる。
「今日のデザートはなんだ?」
「ヨーグルト」
「ヨーグルト?なんか久しぶりに聞いたな」
「まあこの世界では売ってるトコが限られてっからな」
藤原の問いに住吉が答えると柴田が意外そうに言うので俺は料理に使う頻度が少ない理由を話す。
「マジ?」
「今回のだって手作りだし」
「お前ヨーグルトも作れんのかよ」
俺らが空になった皿を集めて厨房のシンクに持って行きながら話していると…
厨房では高木達がデザートを皿に持って準備していた。
「おっ。ヨーグルトケーキじゃん。うまそー」
「じゃあはい」
「……うまっ」
柴田が見に行くと斉藤が皿を一つ渡すので柴田は手づかみで食べて感想を言う。
「やっぱ土台はクッキーに限るな」
「俺も一つちょうだい」
「はい」
「サンキュー……うまっ」
手を洗いながら言う柴田を見て藤原も食べたくなったのか、要求すると皿を一つ渡されるので柴田同様手づかみで食べて感想を言った。
「…海原、さんは?」
「俺はいいや」
高木の問いに俺は手を洗うのが面倒なので拒否してから食堂へと戻る。
「…はい」
「おお、ヨーグルトケーキだけじゃないんだ」
「なんかオシャレな盛り付けだな」
女子達が持ってきたデザートの種類を見て藤原が嬉しそうに言うと…
柴田はソフトクリームのように盛られてドライフルーツとかが散りばめられてるヨーグルトが入った透明な容器を持ち上げながら何故か下から見上げた。
「この下に入ってんのはなんだ?コーンフレーク?」
「うん。あとアイスと牛乳ゼリー」
「へー!じゃあパフェじゃん!」
「そう。今日のデザートの目玉はヨーグルトケーキじゃなくてヨーグルトパフェなんだよ」
「わー!美味しそー!」
柴田の問いに斉藤が答えると佐藤が嬉しそうに喜び、深山の説明に清水が喜びながら真っ先に食べ始める。
「おー、うまっ」
「レモンのスカッとした風味良いな」
「このレモンはこの前採ったヤツよ」
「あー、へー…そーいやあったな」
「あー…あのくっそ酸っぱくて超あめーけど変に苦くて後味が謎に爽やかなヤツね」
柴田の感想に俺が材料の一つに特別な物がある事を告げると藤原が生で齧った時の事を思い出しながら返した。
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