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「…まずコレを天井に設置する」
「ほー。プロジェクターみてーもんか」
「見た目はプラネタリウムとかに使われそうなのにな」
何も無い倉庫のような部屋で俺が台を使って天井にゲーム機を設置しながら説明すると藤原と柴田は予想するように返した。
「んで、カーテンを閉めて…スイッチオン」
「「おっ!」」
本体の電源を入れると部屋の中央に待機中…と言う文字が浮かんだ後に四角いスクリーンのようなウィンドウのようなものが浮かぶ。
「すっげ!マジでホログラムじゃん!」
「…あ、でも流石に触れねーし何の反応もねーんだな」
「流石にそこまで未来的なのはいくら沼内でも無理だろ」
「いや、これだけでもだいぶ未来的だろ」
空中に浮かぶ画面のようなものを見て柴田が興奮すると藤原はタッチパネルのように触って動かそうするも諦めながら言うので、俺が否定的に言うと柴田がツッコむ。
「とりあえず最初は狩りゲーから行くか」
「おおっ!」
「楽しみだな!」
俺は無線のコントローラーをいじりながらラインナップの中にある某有名狩ゲーを選択する。
「キャラクリはどうする?」
「じゃんけんで勝った奴のキャラを使えば良くね?」
「あ、俺はいいや」
「よし、じゃあ…じゃんけん、ポン!ぐわっ!」
「よしっ!」
俺の問いに柴田と藤原がじゃんけんを始め…結果は柴田の勝ち。
…と言うわけで柴田に急いで他のゲーム機で使ってる女キャラを作らせた。
「おっ、こうなるんだ」
「すげー!」
「でもこれ…親には見られたくねーな」
「「確かに」」
操作キャラを作る場面になると俺らよりも少し身長の低い女キャラが下着姿で目の前に現れる。
「おー、やっぱ性別変えると身長も変わるんだな」
柴田が操作キャラを男にすると俺らよりも身長が高くなり、女に戻すと低くなるので藤原は意外そうに言う。
「一応身長も変えられるな」
「…いや、2mは行き過ぎだろ」
「もはや巨人じゃねーか」
柴田はキャラクリの機能を使って女キャラの身長を限界まで伸ばすので俺と藤原は見上げながら呆れたように返した。
「…うーん…等身大のキャラクリってすげーな」
「めっちゃ面白そうだけどとりあえず早く終わらせよ」
「はいはい」
顔や髪型、目の色が切り替わるのを間近で見ている藤原が驚きながら呟くので俺は『これは時間かかるぞ…』と思い柴田を催促する。
「…出来たぜ」
「じゃあ始めるか」
「おっ」
柴田が完成を告げてコントローラーを渡してくるのでゲームを始めると部屋の中がゲーム内のマイルームに変わった。
「へー。すげー…マジでリアル」
「まさにゲームの中に入り込んだような気分だな」
藤原と柴田は部屋の中を歩き回りながらホログラムで再現された家具やベッドを触ろうとするも当たり前ながらその手はすり抜けていく。
「ほー。プロジェクターみてーもんか」
「見た目はプラネタリウムとかに使われそうなのにな」
何も無い倉庫のような部屋で俺が台を使って天井にゲーム機を設置しながら説明すると藤原と柴田は予想するように返した。
「んで、カーテンを閉めて…スイッチオン」
「「おっ!」」
本体の電源を入れると部屋の中央に待機中…と言う文字が浮かんだ後に四角いスクリーンのようなウィンドウのようなものが浮かぶ。
「すっげ!マジでホログラムじゃん!」
「…あ、でも流石に触れねーし何の反応もねーんだな」
「流石にそこまで未来的なのはいくら沼内でも無理だろ」
「いや、これだけでもだいぶ未来的だろ」
空中に浮かぶ画面のようなものを見て柴田が興奮すると藤原はタッチパネルのように触って動かそうするも諦めながら言うので、俺が否定的に言うと柴田がツッコむ。
「とりあえず最初は狩りゲーから行くか」
「おおっ!」
「楽しみだな!」
俺は無線のコントローラーをいじりながらラインナップの中にある某有名狩ゲーを選択する。
「キャラクリはどうする?」
「じゃんけんで勝った奴のキャラを使えば良くね?」
「あ、俺はいいや」
「よし、じゃあ…じゃんけん、ポン!ぐわっ!」
「よしっ!」
俺の問いに柴田と藤原がじゃんけんを始め…結果は柴田の勝ち。
…と言うわけで柴田に急いで他のゲーム機で使ってる女キャラを作らせた。
「おっ、こうなるんだ」
「すげー!」
「でもこれ…親には見られたくねーな」
「「確かに」」
操作キャラを作る場面になると俺らよりも少し身長の低い女キャラが下着姿で目の前に現れる。
「おー、やっぱ性別変えると身長も変わるんだな」
柴田が操作キャラを男にすると俺らよりも身長が高くなり、女に戻すと低くなるので藤原は意外そうに言う。
「一応身長も変えられるな」
「…いや、2mは行き過ぎだろ」
「もはや巨人じゃねーか」
柴田はキャラクリの機能を使って女キャラの身長を限界まで伸ばすので俺と藤原は見上げながら呆れたように返した。
「…うーん…等身大のキャラクリってすげーな」
「めっちゃ面白そうだけどとりあえず早く終わらせよ」
「はいはい」
顔や髪型、目の色が切り替わるのを間近で見ている藤原が驚きながら呟くので俺は『これは時間かかるぞ…』と思い柴田を催促する。
「…出来たぜ」
「じゃあ始めるか」
「おっ」
柴田が完成を告げてコントローラーを渡してくるのでゲームを始めると部屋の中がゲーム内のマイルームに変わった。
「へー。すげー…マジでリアル」
「まさにゲームの中に入り込んだような気分だな」
藤原と柴田は部屋の中を歩き回りながらホログラムで再現された家具やベッドを触ろうとするも当たり前ながらその手はすり抜けていく。
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