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「んで、また落ちてるコレはなんだ?」
「今度は『災魔の手』だな」
「形的に右手っぽいけど…前の腕と繋がんのか?」
俺の問いに柴田がドロップアイテムを拾いながら言うと藤原が不思議そうに聞いた。
「……ダメっぽいな。腕の方は左腕っぽいぜ」
「って事は両手なのか」
「…災魔の数が6で、腕のパーツも両方合わせて6…もしかしてパーツ集めたら邪神が復活するとか?」
「いやそんなんで復活するんなら回りくどく暗躍なんてしねーだろ」
俺がパーツをくっつけようとしてくっつかない事を告げると藤原が適当に予想し、柴田は考えるように予測を話すも藤原に否定される。
「…分からんけどまあいいか」
「気にはなるがもしかしたらマジで意味のねーアイテムかも知れんしな」
「あー、よくある図鑑用とかのヤツか」
もう面倒になってきたので適当にアイテムを片付けさせると藤原は予想して話し、柴田が納得したように返す。
ーーーーーー
「ねえ!なんかレベルが10になったから『対象増加』とか言われたんだけど!」
「私も!『対象増加』ってなに?」
昼食前に女子達が帰ってくると佐藤と清水が真っ先に俺らが居る部屋に来て興奮したように疑問を聞いてきた。
「多分範囲攻撃の事だな、今まで一人にしか効果が無かったのが複数人にも使えるようになるやつ」
「…攻略の範囲攻撃って?」
「つまり占える人数が増えるってこと?」
「多分な。実際に試してみねーと俺らと一緒か分かんねーけど」
柴田の説明に佐藤が微妙な顔をしながら返すと清水は確認するように言い、藤原が適当な感じで答える。
「へー、そんな事もあるんだ」
「で。レベルが上がった今なら災魔の場所とか占えるんじゃねーの?」
「あー…うん。ご飯食べたらやってみる」
「まあ居場所が分かったトコで知らん国なら俺らには手出し出来ねーけどな」
「…確かに。井上とか他のクラスメイトに期待だな」
藤原の確認に清水は飯を優先するので俺が先の話をすると柴田が賛同して手を合わせた。
「…そういや他のみんなはどうしてるんだろ?」
「流石に男子全員が冒険者で活躍してるってワケでも無さそうだし…」
「まあ活躍してたらギルドで噂にはなるだろうし、そしたら俺らの耳にも入るしなぁ…」
「そもそも俺とか沼内みたいに冒険者にならなくても良いスキルの奴はなんやかんや上手くやってんじゃね?」
佐藤がふと思い出したように呟くと清水も考えるように呟き、柴田の発言に俺がそう返す。
「あー、そっか。海原だけじゃなくて沼内…も冒険者以外で生計を立ててるのか…」
「つーか佐藤、お前仮にも一国の王妃候補なんだから他のクラスメイトの情報とか掴めねーのかよ?」
「まあ一応色々と手は回してるけど…普通『異世界から来た』なんて言わないでしょ?『私達と同じ制服姿の男女を探して』ってしか言えないし…」
「…それもそうか」
「…確かに」
藤原の問いに佐藤は微妙な顔をしながら情報収集が上手くいってない事を言い、その理由を聞いて藤原と柴田が納得する。
「この広い世界であと20人ぐらい探せってのも中々難しいよな」
「この前の灰村みたいに俺らを避けてる可能性だってあるしな」
「え。海原達灰村に避けられてたの?」
「おう。なんか知らんけどアイツ俺らが居るの知ってて会わないようにしてたらしい」
「…ご飯出来たけど」
「お、サンキュー」
俺らが話してると高木が報せてくれるので話やゲームを一旦やめて俺らは食堂へと向かった。
「今度は『災魔の手』だな」
「形的に右手っぽいけど…前の腕と繋がんのか?」
俺の問いに柴田がドロップアイテムを拾いながら言うと藤原が不思議そうに聞いた。
「……ダメっぽいな。腕の方は左腕っぽいぜ」
「って事は両手なのか」
「…災魔の数が6で、腕のパーツも両方合わせて6…もしかしてパーツ集めたら邪神が復活するとか?」
「いやそんなんで復活するんなら回りくどく暗躍なんてしねーだろ」
俺がパーツをくっつけようとしてくっつかない事を告げると藤原が適当に予想し、柴田は考えるように予測を話すも藤原に否定される。
「…分からんけどまあいいか」
「気にはなるがもしかしたらマジで意味のねーアイテムかも知れんしな」
「あー、よくある図鑑用とかのヤツか」
もう面倒になってきたので適当にアイテムを片付けさせると藤原は予想して話し、柴田が納得したように返す。
ーーーーーー
「ねえ!なんかレベルが10になったから『対象増加』とか言われたんだけど!」
「私も!『対象増加』ってなに?」
昼食前に女子達が帰ってくると佐藤と清水が真っ先に俺らが居る部屋に来て興奮したように疑問を聞いてきた。
「多分範囲攻撃の事だな、今まで一人にしか効果が無かったのが複数人にも使えるようになるやつ」
「…攻略の範囲攻撃って?」
「つまり占える人数が増えるってこと?」
「多分な。実際に試してみねーと俺らと一緒か分かんねーけど」
柴田の説明に佐藤が微妙な顔をしながら返すと清水は確認するように言い、藤原が適当な感じで答える。
「へー、そんな事もあるんだ」
「で。レベルが上がった今なら災魔の場所とか占えるんじゃねーの?」
「あー…うん。ご飯食べたらやってみる」
「まあ居場所が分かったトコで知らん国なら俺らには手出し出来ねーけどな」
「…確かに。井上とか他のクラスメイトに期待だな」
藤原の確認に清水は飯を優先するので俺が先の話をすると柴田が賛同して手を合わせた。
「…そういや他のみんなはどうしてるんだろ?」
「流石に男子全員が冒険者で活躍してるってワケでも無さそうだし…」
「まあ活躍してたらギルドで噂にはなるだろうし、そしたら俺らの耳にも入るしなぁ…」
「そもそも俺とか沼内みたいに冒険者にならなくても良いスキルの奴はなんやかんや上手くやってんじゃね?」
佐藤がふと思い出したように呟くと清水も考えるように呟き、柴田の発言に俺がそう返す。
「あー、そっか。海原だけじゃなくて沼内…も冒険者以外で生計を立ててるのか…」
「つーか佐藤、お前仮にも一国の王妃候補なんだから他のクラスメイトの情報とか掴めねーのかよ?」
「まあ一応色々と手は回してるけど…普通『異世界から来た』なんて言わないでしょ?『私達と同じ制服姿の男女を探して』ってしか言えないし…」
「…それもそうか」
「…確かに」
藤原の問いに佐藤は微妙な顔をしながら情報収集が上手くいってない事を言い、その理由を聞いて藤原と柴田が納得する。
「この広い世界であと20人ぐらい探せってのも中々難しいよな」
「この前の灰村みたいに俺らを避けてる可能性だってあるしな」
「え。海原達灰村に避けられてたの?」
「おう。なんか知らんけどアイツ俺らが居るの知ってて会わないようにしてたらしい」
「…ご飯出来たけど」
「お、サンキュー」
俺らが話してると高木が報せてくれるので話やゲームを一旦やめて俺らは食堂へと向かった。
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