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…それから約二時間後。
「あー、やっと明日で終わりだー!長かったー!」
北西だか西北西だかの位置に250キロぐらい進んだ所で車を止めると佐藤がはしゃぎながら車から降りた。
「…ん?」
駒込や柴田達も車を降りて行くとスマホに着信が。
「もしもし?」
「あ、海原君?」
「おう、沼内か。珍しいな」
「なんか急にこの前貰ったケーキが食べたくなって…お金払うから作ってくれない?」
ゲームがついに完成したか…!と、思いきや別件のスイーツの事で電話したようだ。
「まあ別にいいけど」
「マジ!?ありがとう!」
「じゃあ昼にな」
「あ、待って!」
話が終わったので電話を切ろうとすると沼内が引き留めてくる。
「なんだ?」
「VRの方は昨日完成したから。あと一つのやつはソフトによって微調整が必要になるからまだかかるハズ」
「…マジ?VRってゴーグルの?」
「うん。3Dのと同時開発してたから予想外にかかったけど」
「…じゃあ昼に行くからその時見せてくれ」
「分かった。じゃあ昼に」
「おう」
今度こそ話が終わったので俺は通話を切った。
「海なんかあったのか?」
「沼内から電話きてた」
「沼内?なんて?」
降りてくるのが遅かったからなのか藤原が不思議そうに聞いてくるので電話があった事を告げると柴田も不思議そうに聞く。
「VRのやつが完成したんだと」
「…VRってあの?」
「ゴーグルのやつ?」
「みたいだな」
「「マジで!?」」
俺の返答に柴田と藤原が確認してくるので適当に肯定すると二人同時に驚いた。
「なになに?なんかあったの?」
「沼内が新しいゲーム作ったんだと!」
「VRだぜVR!あのゴーグル付けるやつ!」
「VR……VRってあの!?」
「みたいだな」
会話に参加してきた佐藤に藤原と柴田が興奮しながら言うと佐藤は少し考えて驚くので俺は旗を設置しながら適当に流すように返す。
「え、待って。やらせて!」
「後でな。藤、帰ろうぜ」
「おう」
「あっ!」
興奮する佐藤を置いて俺らはスキルの連携で帰宅した。
「今から沼内んトコ行く?」
「いや、昼に行くっつったから昼飯食べた後だな」
「マジか。楽しみだな、VR」
「な。どんな感じなんかな?」
藤原の確認に俺が予定を話すと柴田がウキウキした様子で言い、藤原も同じ反応を見せる。
「あー、やっと明日で終わりだー!長かったー!」
北西だか西北西だかの位置に250キロぐらい進んだ所で車を止めると佐藤がはしゃぎながら車から降りた。
「…ん?」
駒込や柴田達も車を降りて行くとスマホに着信が。
「もしもし?」
「あ、海原君?」
「おう、沼内か。珍しいな」
「なんか急にこの前貰ったケーキが食べたくなって…お金払うから作ってくれない?」
ゲームがついに完成したか…!と、思いきや別件のスイーツの事で電話したようだ。
「まあ別にいいけど」
「マジ!?ありがとう!」
「じゃあ昼にな」
「あ、待って!」
話が終わったので電話を切ろうとすると沼内が引き留めてくる。
「なんだ?」
「VRの方は昨日完成したから。あと一つのやつはソフトによって微調整が必要になるからまだかかるハズ」
「…マジ?VRってゴーグルの?」
「うん。3Dのと同時開発してたから予想外にかかったけど」
「…じゃあ昼に行くからその時見せてくれ」
「分かった。じゃあ昼に」
「おう」
今度こそ話が終わったので俺は通話を切った。
「海なんかあったのか?」
「沼内から電話きてた」
「沼内?なんて?」
降りてくるのが遅かったからなのか藤原が不思議そうに聞いてくるので電話があった事を告げると柴田も不思議そうに聞く。
「VRのやつが完成したんだと」
「…VRってあの?」
「ゴーグルのやつ?」
「みたいだな」
「「マジで!?」」
俺の返答に柴田と藤原が確認してくるので適当に肯定すると二人同時に驚いた。
「なになに?なんかあったの?」
「沼内が新しいゲーム作ったんだと!」
「VRだぜVR!あのゴーグル付けるやつ!」
「VR……VRってあの!?」
「みたいだな」
会話に参加してきた佐藤に藤原と柴田が興奮しながら言うと佐藤は少し考えて驚くので俺は旗を設置しながら適当に流すように返す。
「え、待って。やらせて!」
「後でな。藤、帰ろうぜ」
「おう」
「あっ!」
興奮する佐藤を置いて俺らはスキルの連携で帰宅した。
「今から沼内んトコ行く?」
「いや、昼に行くっつったから昼飯食べた後だな」
「マジか。楽しみだな、VR」
「な。どんな感じなんかな?」
藤原の確認に俺が予定を話すと柴田がウキウキした様子で言い、藤原も同じ反応を見せる。
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