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「…お前らでも苦労したのか?」
「たりめーだろ。最初の頃はパーティに入るのも一苦労だったのに入っても直ぐ追い出されんだぞ」
「俺も俺も」
「へー、意外だな」
「全くだ」
駒込が驚いたように聞くと藤原が苦労話のように言い、柴田も賛同すると王子も意外そうに駒込の言葉に同意した。
「おめーも同じだろ?」
「いや、俺は実力をつけるために基本ソロだからな…パーティを組む時は一人では勝てない相手と戦う時に野良で組むぐらいだ」
「おーおー、かっこいいもんだ。流石はナイスガイ」
藤原の同意を求めた確認に駒込は否定するので藤原が嫉妬と後悔を混ぜながら弄るように言う。
「まあ俺らも外れスキルならソレを使わずに『力こそパワー』で脳筋スタイルよろしくスキルに頼らない戦い方を選ぶべきだったな。駒込のように」
「…今更だろ」
「な」
藤原と柴田…そして俺にも当てはまる考えを笑い話みたいにして言うも二人は『ソレを言うな』と目で訴えながら返してくる。
「今からでも遅くないんじゃないか?」
「いーや、無理だね。人間一度楽を覚えたらもう終わりよ」
「おめーだってあの荷台に乗りたくないからココに来たんだろ?」
「うっ…確かに」
「海原オッケー」
駒込の爽やかなスポーツマン的な発言が否定され、二人に丸め込まれてしまうと…
ちょうどいいタイミングで佐藤が車に乗り込みながら合図を出した。
…それから約一時間半後。
「ココらへんか」
「…なんか前の時と違って全然魔獣に遭遇しないんだけど」
「そりゃ移動速度が違うからな」
「あと戦闘音とかしねーし」
「魔獣は戦闘音を聞いて寄ってくるケースも多いからな…この前の時は度重なる戦闘で魔獣から狙われてたのかもしれない」
多分目的の距離に着いたっぽいので適当な場所で車を停めさせると佐藤がこの前の時と比較し、柴田と藤原がツッコむように返すと駒込が分析するかのように言う。
「だから魔獣なんて無視して進めば良いんだよ。相手すんのもめんどくせーし」
「まあ一理ある。実際無用な争いは避けるに限るからな」
「それができたら苦労しないって…」
藤原の発言に駒込が賛同するも佐藤は呆れたように呟いて車から降りる。
「んじゃ、俺らは帰るぜ」
「駒込、何かあったら電話しろよ」
「おう。その時は頼むからな」
「…ちゃんと旗見張っとけよ。昨日みたいに聖水置いとくから」
「はいはい。朝になったら中に入れればいいんでしょ?」
俺らの今日の仕事は終わったので聖水を流し込んだ旗を設置し、駒込や佐藤にそう告げて俺らはスキルの連携で帰宅した。
「…はー、こんな楽な仕事で50万ってボロいな」
「うまく行けばあと3日か?残り何カ所だっけ?」
「確か3カ所だったはず。今のトコから200キロぐらい北に行った所と、ソコから左…西に250キロぐらいで最後に次の拠点から100キロ地点」
「んじゃやっぱあと3日か」
藤原がソファに座って携帯ゲーム機を起動しながら嬉しそうに言うと柴田もゲーム機を片手に予想しながら聞いてくるので、俺が説明すると藤原は期間が確定したかのように言う。
「たりめーだろ。最初の頃はパーティに入るのも一苦労だったのに入っても直ぐ追い出されんだぞ」
「俺も俺も」
「へー、意外だな」
「全くだ」
駒込が驚いたように聞くと藤原が苦労話のように言い、柴田も賛同すると王子も意外そうに駒込の言葉に同意した。
「おめーも同じだろ?」
「いや、俺は実力をつけるために基本ソロだからな…パーティを組む時は一人では勝てない相手と戦う時に野良で組むぐらいだ」
「おーおー、かっこいいもんだ。流石はナイスガイ」
藤原の同意を求めた確認に駒込は否定するので藤原が嫉妬と後悔を混ぜながら弄るように言う。
「まあ俺らも外れスキルならソレを使わずに『力こそパワー』で脳筋スタイルよろしくスキルに頼らない戦い方を選ぶべきだったな。駒込のように」
「…今更だろ」
「な」
藤原と柴田…そして俺にも当てはまる考えを笑い話みたいにして言うも二人は『ソレを言うな』と目で訴えながら返してくる。
「今からでも遅くないんじゃないか?」
「いーや、無理だね。人間一度楽を覚えたらもう終わりよ」
「おめーだってあの荷台に乗りたくないからココに来たんだろ?」
「うっ…確かに」
「海原オッケー」
駒込の爽やかなスポーツマン的な発言が否定され、二人に丸め込まれてしまうと…
ちょうどいいタイミングで佐藤が車に乗り込みながら合図を出した。
…それから約一時間半後。
「ココらへんか」
「…なんか前の時と違って全然魔獣に遭遇しないんだけど」
「そりゃ移動速度が違うからな」
「あと戦闘音とかしねーし」
「魔獣は戦闘音を聞いて寄ってくるケースも多いからな…この前の時は度重なる戦闘で魔獣から狙われてたのかもしれない」
多分目的の距離に着いたっぽいので適当な場所で車を停めさせると佐藤がこの前の時と比較し、柴田と藤原がツッコむように返すと駒込が分析するかのように言う。
「だから魔獣なんて無視して進めば良いんだよ。相手すんのもめんどくせーし」
「まあ一理ある。実際無用な争いは避けるに限るからな」
「それができたら苦労しないって…」
藤原の発言に駒込が賛同するも佐藤は呆れたように呟いて車から降りる。
「んじゃ、俺らは帰るぜ」
「駒込、何かあったら電話しろよ」
「おう。その時は頼むからな」
「…ちゃんと旗見張っとけよ。昨日みたいに聖水置いとくから」
「はいはい。朝になったら中に入れればいいんでしょ?」
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「…はー、こんな楽な仕事で50万ってボロいな」
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「確か3カ所だったはず。今のトコから200キロぐらい北に行った所と、ソコから左…西に250キロぐらいで最後に次の拠点から100キロ地点」
「んじゃやっぱあと3日か」
藤原がソファに座って携帯ゲーム機を起動しながら嬉しそうに言うと柴田もゲーム機を片手に予想しながら聞いてくるので、俺が説明すると藤原は期間が確定したかのように言う。
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