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「…なあ佐藤。返事はいつまでだ?」
「いつでもいいよ。今回私は行かないし、なんなら遠征隊が出発した後に追いつくとかでもいいし」
「じゃあもう少し考えさせてくれ。一応海とも話さねーといけねーし」
「は?別に俺は関係なくね?お前らが行きたいんなら勝手に行けよ」
「…お前ホントぶれねーな…」
柴田の問いに佐藤が適当な感じで答えると藤原は俺を持ち出してくるのでそう返すと柴田がなんとも言えない顔で呟く。
「俺のせいでお前らの足引っ張るとかねーだろ。それで意味不明な恩とか着せられても困るし」
「…まあ、お前はそういう奴だよな」
俺が突き放すように言うと藤原もなんとも言えないような顔で返す。
「…まー、でも…もし海が手伝ってくれて早く終わった場合はどうなんだ?それでも報酬は満額くれんのか?」
「当たり前じゃん。『成功報酬』なんだから。もし海原が車で運んでくれるんなら金貨100万出してもいいよ」
「100!?」
藤原の疑問のような確認に佐藤が俺を見ながら提案すると藤原が驚く。
「おいおい。流石に桁がちげーな」
「だって多分それなら一週間もかからないと思うし」
「おい、海、やろーぜ。あの車で運ぶだけで100万だぜ?ついでに俺らも50万貰えるし」
「内容次第だな」
「え!マジ!?じゃ、じゃあ…」
「えーと…お皿、片付けたいんだけど」
藤原の誘いに俺があしらうように返したら佐藤が驚きながら身を乗り出し、斉藤が困ったように笑いながら言う。
「あ、ごめん…はい」
「ありがとう」
「で!どんな内容なら参加するの?」
「どんな内容って言われても『面倒なのが嫌』ってしか言えねーだろ。まず段取りとか予定を教えろよ」
斉藤に皿を渡した佐藤が身を乗り出したまま聞いてくるので俺はそう返した。
「えーと…やる事はこの前と一緒なんだけど、今度は人数を増やしてる」
「へー。で?」
「まず最初に中継基地を作るために…」
「灯、部屋で話した方が良いんじゃない?多分掃除の邪魔になるよ」
俺が佐藤から話を聞いていると清水が高木達を見ながら場所を移すよう指摘する。
「そりゃそうだ」
「んじゃ戻るか」
俺らはいつもの部屋に戻ってから話を続ける事にした。
「…で、さっきの続きだけど。ココから北上してまず100キロ地点に最初の中継基地を作る予定」
「その中継基地ってのは?マジで基地を作るワケじゃねーだろ?」
「うん。とりあえず簡単な小屋をいくつか作って周りを鉄の柵で囲む感じ」
「休憩のための山小屋みたいなもんか」
「最初はね。最終目標は人が行き来出来る小さな村って言ってたから…多分マジの基地にするつもりかも」
佐藤の説明に柴田が疑問を聞くとどうやら家みたいのを作ろうとしてるらしく…
俺の例えに佐藤は王子達から聞いた考えを話す。
「いつでもいいよ。今回私は行かないし、なんなら遠征隊が出発した後に追いつくとかでもいいし」
「じゃあもう少し考えさせてくれ。一応海とも話さねーといけねーし」
「は?別に俺は関係なくね?お前らが行きたいんなら勝手に行けよ」
「…お前ホントぶれねーな…」
柴田の問いに佐藤が適当な感じで答えると藤原は俺を持ち出してくるのでそう返すと柴田がなんとも言えない顔で呟く。
「俺のせいでお前らの足引っ張るとかねーだろ。それで意味不明な恩とか着せられても困るし」
「…まあ、お前はそういう奴だよな」
俺が突き放すように言うと藤原もなんとも言えないような顔で返す。
「…まー、でも…もし海が手伝ってくれて早く終わった場合はどうなんだ?それでも報酬は満額くれんのか?」
「当たり前じゃん。『成功報酬』なんだから。もし海原が車で運んでくれるんなら金貨100万出してもいいよ」
「100!?」
藤原の疑問のような確認に佐藤が俺を見ながら提案すると藤原が驚く。
「おいおい。流石に桁がちげーな」
「だって多分それなら一週間もかからないと思うし」
「おい、海、やろーぜ。あの車で運ぶだけで100万だぜ?ついでに俺らも50万貰えるし」
「内容次第だな」
「え!マジ!?じゃ、じゃあ…」
「えーと…お皿、片付けたいんだけど」
藤原の誘いに俺があしらうように返したら佐藤が驚きながら身を乗り出し、斉藤が困ったように笑いながら言う。
「あ、ごめん…はい」
「ありがとう」
「で!どんな内容なら参加するの?」
「どんな内容って言われても『面倒なのが嫌』ってしか言えねーだろ。まず段取りとか予定を教えろよ」
斉藤に皿を渡した佐藤が身を乗り出したまま聞いてくるので俺はそう返した。
「えーと…やる事はこの前と一緒なんだけど、今度は人数を増やしてる」
「へー。で?」
「まず最初に中継基地を作るために…」
「灯、部屋で話した方が良いんじゃない?多分掃除の邪魔になるよ」
俺が佐藤から話を聞いていると清水が高木達を見ながら場所を移すよう指摘する。
「そりゃそうだ」
「んじゃ戻るか」
俺らはいつもの部屋に戻ってから話を続ける事にした。
「…で、さっきの続きだけど。ココから北上してまず100キロ地点に最初の中継基地を作る予定」
「その中継基地ってのは?マジで基地を作るワケじゃねーだろ?」
「うん。とりあえず簡単な小屋をいくつか作って周りを鉄の柵で囲む感じ」
「休憩のための山小屋みたいなもんか」
「最初はね。最終目標は人が行き来出来る小さな村って言ってたから…多分マジの基地にするつもりかも」
佐藤の説明に柴田が疑問を聞くとどうやら家みたいのを作ろうとしてるらしく…
俺の例えに佐藤は王子達から聞いた考えを話す。
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