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…翌日。
「…どうやら計画は成功したようだな」
「計画?なんかあったっけ?」
「帝国の侵攻を阻止する計画だ」
朝食を食べてるとお兄さんがよく分からん話を切り出してくるので藤原が聞くとそう答える。
「あー、計画ってほどでもないだろ」
「では作戦か?」
「それもまた微妙だな」
「そんな大したモンでもねーしな」
藤原の返事にお兄さんが言葉を変えて聞くと柴田が否定して藤原もそれに賛同した。
「…流石に英雄ともなるとその程度の認識でしかないのか…」
「英雄とか関係あるか?ソレ」
お兄さんが感心したように呟くと柴田が否定するように言う。
「並みの人間なら大国の侵攻を中止させる事など不可能だろう?ましてや今回の相手はあの皇帝だ。覚悟や決意を決めているからには話が通じるはずもない」
「…まあ確かに。帝都が陥落した責任を取らされてもなお皇帝を続ける事が出来るみたいな言われ方だったし」
お兄さんの説明に俺はあの青年の話を思い出しながら納得する。
「え。じゃあどうしたの?」
「普通に責任を追及して、反戦の誓いみたいな事をさせるんだと」
「…え?でも今責任取らせても意味無いって…」
「ソコはまあ…なんとかするんじゃね?周りを味方にして突けば確実に弱体化はするわけだし」
住吉が不思議そうに聞くので俺が方法を話すと今度は斉藤が聞いてくるので俺は予想で返す。
「流石に『侵略戦争起こしたせいで首都が手薄になって魔獣に攻められた結果ほぼ全滅状態になりました』じゃあタダでは済まんだろ」
「日本でそんな事が起きたら内閣総辞職とか政党ごと潰れるレベルじゃねーか?」
「…確かに」
「第二次世界大戦の時ってどうなったっけ?日本が降伏した後」
藤原と柴田の言葉に佐藤が同意すると清水が俺らの国の事を挙げて聞いてきた。
「総理とかの上の方は確か死刑じゃなかったか?戦犯がどうとかで」
「死刑までいったっけ?終身刑とかじゃねーの?」
「確か社会の授業では当時の総理が責任を取らされた…って聞いた覚えがあるけど…その後どうなったんだっけ?」
「…総理を解任されたはず…」
「ま、普通は辞めさせられるレベルだから今回のも多分大丈夫だろ」
みんな大して興味が無かったからなのか曖昧な知識での話し合いになるので俺は適当に纏めて話を締める。
「でもそう考えたらそこまでの事をしても辞めさせられない…ってさっき言ってたやつヤバくない?」
「ソレが本当ならだいぶヤバイな」
「本当ならな。でも実際ソレが本当かどうか分かんねーし」
「…帝国の現皇帝はかなりのやり手だ。その話が真実だとしてもおかしくはない」
清水の確認に柴田と藤原が適当に返すとお兄さんは難しい顔で言う。
「…もし二度目の侵攻が始まったらどうしよ…」
「そん時はまた永江に頑張ってもらえば良いんじゃね?」
『うむ。食べ放題なら望むところであるぞ』
「…食べ放題って…」
「焼肉じゃないんだから…」
心配する佐藤の呟きに俺が楽観的に返すと永江が嬉しそうに言い、深山と斉藤が微妙な顔で呟く。
「…どうやら計画は成功したようだな」
「計画?なんかあったっけ?」
「帝国の侵攻を阻止する計画だ」
朝食を食べてるとお兄さんがよく分からん話を切り出してくるので藤原が聞くとそう答える。
「あー、計画ってほどでもないだろ」
「では作戦か?」
「それもまた微妙だな」
「そんな大したモンでもねーしな」
藤原の返事にお兄さんが言葉を変えて聞くと柴田が否定して藤原もそれに賛同した。
「…流石に英雄ともなるとその程度の認識でしかないのか…」
「英雄とか関係あるか?ソレ」
お兄さんが感心したように呟くと柴田が否定するように言う。
「並みの人間なら大国の侵攻を中止させる事など不可能だろう?ましてや今回の相手はあの皇帝だ。覚悟や決意を決めているからには話が通じるはずもない」
「…まあ確かに。帝都が陥落した責任を取らされてもなお皇帝を続ける事が出来るみたいな言われ方だったし」
お兄さんの説明に俺はあの青年の話を思い出しながら納得する。
「え。じゃあどうしたの?」
「普通に責任を追及して、反戦の誓いみたいな事をさせるんだと」
「…え?でも今責任取らせても意味無いって…」
「ソコはまあ…なんとかするんじゃね?周りを味方にして突けば確実に弱体化はするわけだし」
住吉が不思議そうに聞くので俺が方法を話すと今度は斉藤が聞いてくるので俺は予想で返す。
「流石に『侵略戦争起こしたせいで首都が手薄になって魔獣に攻められた結果ほぼ全滅状態になりました』じゃあタダでは済まんだろ」
「日本でそんな事が起きたら内閣総辞職とか政党ごと潰れるレベルじゃねーか?」
「…確かに」
「第二次世界大戦の時ってどうなったっけ?日本が降伏した後」
藤原と柴田の言葉に佐藤が同意すると清水が俺らの国の事を挙げて聞いてきた。
「総理とかの上の方は確か死刑じゃなかったか?戦犯がどうとかで」
「死刑までいったっけ?終身刑とかじゃねーの?」
「確か社会の授業では当時の総理が責任を取らされた…って聞いた覚えがあるけど…その後どうなったんだっけ?」
「…総理を解任されたはず…」
「ま、普通は辞めさせられるレベルだから今回のも多分大丈夫だろ」
みんな大して興味が無かったからなのか曖昧な知識での話し合いになるので俺は適当に纏めて話を締める。
「でもそう考えたらそこまでの事をしても辞めさせられない…ってさっき言ってたやつヤバくない?」
「ソレが本当ならだいぶヤバイな」
「本当ならな。でも実際ソレが本当かどうか分かんねーし」
「…帝国の現皇帝はかなりのやり手だ。その話が真実だとしてもおかしくはない」
清水の確認に柴田と藤原が適当に返すとお兄さんは難しい顔で言う。
「…もし二度目の侵攻が始まったらどうしよ…」
「そん時はまた永江に頑張ってもらえば良いんじゃね?」
『うむ。食べ放題なら望むところであるぞ』
「…食べ放題って…」
「焼肉じゃないんだから…」
心配する佐藤の呟きに俺が楽観的に返すと永江が嬉しそうに言い、深山と斉藤が微妙な顔で呟く。
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