427 / 556
427
しおりを挟む
「『視察』という名目で特殊部隊をいくつか差し向ける計画らしい。下手すれば…最悪海原殿の暗殺も視野に入るやもしれん」
「マジ?今度は俺が狙われんの?」
「おー、俺らセーフ」
「大変だな、海。頑張れよ」
お兄さんが帝国の計画を話すので俺が『メンドくせ』って思いながら言うと藤原は弄るように笑いながら言い、柴田も乗っかるように笑いながら弄ってくる。
「ちょっと!まさか海原を見捨てるつもり!?」
「まさか…本気じゃないよね?」
「藤原君と柴田君がそんな人だったなんて…」
「いやいや、冗談よ冗談。な?」
「お、おう」
「まさか本気にされるとは…」
…俺らの話を本気にしたのか、住吉が怒ったように言い、深山と斉藤が信じられないような目を向けるので…
俺が否定すると藤原と柴田は困ったように肯定した。
「あ、なんだ…冗談か…」
「だから男子のボケ分かりづらいんだって。今の話の流れでボケる?普通」
「いや、そもそも今の話って前半はともかく後半はありえねーし」
「…どゆこと?嘘をついてるってこと?」
「違う違う。今言ってたろ?『下手したら』『最悪』って」
「うん」
「今の状態だと海は帝国には…ってかコッチにいる国以外には知られてねーんだよ、存在自体が。だからもしバレた場合に、そうなるかもしれないってだけで」
ホッとしたような女子達の反応を見て佐藤が呆れながら言うので、藤原と柴田はちゃんと分かりやすく説明させられるハメに。
「そういう事だ。もし俺の説明の不備で君達に不要な心配をかけてしまったのなら謝ろう…すまなかった」
「あ、いや…私達が勝手に勘違いしただけだから…」
「う、うん。だから全然、謝らなくても…」
「ってか男子が無駄にボケなければこんな誤解も生まれなかったんだけどね」
お兄さんが謝罪すると住吉や深山が気まずそうに返し、またも佐藤が呆れながらフォローするように言うが俺らはスルーした。
「…では、俺はこれで」
「おう。また夜に」
「ああ!楽しみにしている!それとパイ、感謝する!」
話が終わり食事も終わったのでお兄さんは一口パイが入った袋を持って出て行く。
「…柴田、藤原…さっきは誤解して怒鳴ったりしてごめん」
「私も…ごめんね」
「疑ってごめんね」
「あー、いや…俺らにも非はあるし…別に気にしなくてもいいぜ。な?」
「おう。勘違いさせた俺らも悪かったからな…お互い様って事で」
住吉達の謝罪に藤原が気まずそうに柴田に振ると柴田も気まずそうな顔で大人の対応をする。
「ありがと」
「一応お詫びに皿洗いは私達がやるね」
「マジ?サンキュー。じゃあ頼んだ」
…どうやら後片付けは女子達がやってくれるそうなので俺らはゲームの続きをする事にした。
「…にしてもアレが本当ならどう対策とるのかね?」
「さあな。俺らには関係ねーし」
「いや、おめーには多少関係あるんじゃね?」
ゲーム中に柴田が話題を蒸し返すので俺が適当に返すと藤原はツッコむように返す。
「暗殺って言われてもお前らと永江が居る以上無理だろ」
「まあそもそもこの情報を持って来たアイツが失敗してるしな」
「でもアイツの場合は一人だったからな…特殊部隊とか複数で来られたらキツくねーか?」
「ソレは流石にギルド案件になるから余計難しくね?一回失敗したら終わりだぞ」
「あー…確かに」
俺の反論に柴田が納得するも藤原は状況を予想しながら聞くと柴田が反論して納得する。
「マジ?今度は俺が狙われんの?」
「おー、俺らセーフ」
「大変だな、海。頑張れよ」
お兄さんが帝国の計画を話すので俺が『メンドくせ』って思いながら言うと藤原は弄るように笑いながら言い、柴田も乗っかるように笑いながら弄ってくる。
「ちょっと!まさか海原を見捨てるつもり!?」
「まさか…本気じゃないよね?」
「藤原君と柴田君がそんな人だったなんて…」
「いやいや、冗談よ冗談。な?」
「お、おう」
「まさか本気にされるとは…」
…俺らの話を本気にしたのか、住吉が怒ったように言い、深山と斉藤が信じられないような目を向けるので…
俺が否定すると藤原と柴田は困ったように肯定した。
「あ、なんだ…冗談か…」
「だから男子のボケ分かりづらいんだって。今の話の流れでボケる?普通」
「いや、そもそも今の話って前半はともかく後半はありえねーし」
「…どゆこと?嘘をついてるってこと?」
「違う違う。今言ってたろ?『下手したら』『最悪』って」
「うん」
「今の状態だと海は帝国には…ってかコッチにいる国以外には知られてねーんだよ、存在自体が。だからもしバレた場合に、そうなるかもしれないってだけで」
ホッとしたような女子達の反応を見て佐藤が呆れながら言うので、藤原と柴田はちゃんと分かりやすく説明させられるハメに。
「そういう事だ。もし俺の説明の不備で君達に不要な心配をかけてしまったのなら謝ろう…すまなかった」
「あ、いや…私達が勝手に勘違いしただけだから…」
「う、うん。だから全然、謝らなくても…」
「ってか男子が無駄にボケなければこんな誤解も生まれなかったんだけどね」
お兄さんが謝罪すると住吉や深山が気まずそうに返し、またも佐藤が呆れながらフォローするように言うが俺らはスルーした。
「…では、俺はこれで」
「おう。また夜に」
「ああ!楽しみにしている!それとパイ、感謝する!」
話が終わり食事も終わったのでお兄さんは一口パイが入った袋を持って出て行く。
「…柴田、藤原…さっきは誤解して怒鳴ったりしてごめん」
「私も…ごめんね」
「疑ってごめんね」
「あー、いや…俺らにも非はあるし…別に気にしなくてもいいぜ。な?」
「おう。勘違いさせた俺らも悪かったからな…お互い様って事で」
住吉達の謝罪に藤原が気まずそうに柴田に振ると柴田も気まずそうな顔で大人の対応をする。
「ありがと」
「一応お詫びに皿洗いは私達がやるね」
「マジ?サンキュー。じゃあ頼んだ」
…どうやら後片付けは女子達がやってくれるそうなので俺らはゲームの続きをする事にした。
「…にしてもアレが本当ならどう対策とるのかね?」
「さあな。俺らには関係ねーし」
「いや、おめーには多少関係あるんじゃね?」
ゲーム中に柴田が話題を蒸し返すので俺が適当に返すと藤原はツッコむように返す。
「暗殺って言われてもお前らと永江が居る以上無理だろ」
「まあそもそもこの情報を持って来たアイツが失敗してるしな」
「でもアイツの場合は一人だったからな…特殊部隊とか複数で来られたらキツくねーか?」
「ソレは流石にギルド案件になるから余計難しくね?一回失敗したら終わりだぞ」
「あー…確かに」
俺の反論に柴田が納得するも藤原は状況を予想しながら聞くと柴田が反論して納得する。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
309
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる