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「柴は?」
「俺もあんまり変化無いな。多分軽くなってはいるんだろうけど…」
「ちょっと外走ってみようぜ」
「おう」
…俺らは本当はこんな事をしてる場合じゃないハズなのに…
好奇心に負けて『体重を縛った場合の影響』について確認する事に。
ーーーーーー
「はぁ…はぁ…」
「一応足が速くはなってるな」
「はぁ…たった…一秒、じゃね…か…」
30分ぐらい体力テストっぽい事をやった結果、おそらく素早さが少し上がってるぐらいでスタミナとか体力面には一切の変化が無かった。
あとその状態で殴られたらめちゃくちゃ吹っ飛ぶけど全然痛くなくてダメージはほとんど無いんだとか。
逆に俺が殴られても全然痛くなかったし、ほとんどダメージも無かった。
「…ふう。とりあえず軽くする事は出来るみたいだし、これならミニ四駆カーで行けるんじゃね?」
「まあこれなら行けるだろうな。完成するまであと30分ぐらいかかるだろうけど」
「じゃあ海の車が完成してから行くか…俺ちょっと風呂入って来るわ」
「あ、俺も」
藤原の問いに俺がそう返すと柴田は予定を立てた後に休憩がてら風呂場に向かうと藤原もついて行く。
…そして30分後。
「お。なんかコンテナ付きのトラックっぽくなってんじゃん」
「ホントだ。珍しいな」
柴田が完成した車を見て意外そうに言うと藤原も同意する。
「何を乗せる事になるか分からんからな。後ろのコンテナ部分を作るのに時間がかかっちまった」
「ほー、『備えあれば憂いなし』ってやつか。じゃあ行こうぜ」
「そだな」
「おう」
俺の説明を聞いて藤原が納得したように返して車に乗り込むと柴田も乗り込むので…
俺も乗り込み、最初は馬に引かせて北門から拠点を出た。
「…この速度だと1~2時間ぐらいで着くんじゃね?」
「あいつらが真っ直ぐ北上してればな」
「もし別のところに逃げ回ってたら追い越す事になるから面倒くさくなるな…」
「一応上で兵二体に見張りをさせてるから近くにいれば分かるはず」
100キロ以上での走行中に窓の外を見ながら藤原が聞いてくるので適当に返すと、柴田が微妙な顔をしながら呟くので俺はある程度対策をしてる事を告げる。
「…ん?藤、この先に魔獣の群れがいんぞ」
「お。見えたか?」
「いや多分別のやつだな。邪魔だから退かしてくれ」
「オッケー」
見張りの兵が結構先の距離に障害を見つけたのでソレを排除するために俺は藤原にお願いして助手席まで呼んだ。
「…おおー。めっちゃ吹っ飛ぶー」
猛牛のような魔獣10体の内、藤原に4体隔離させると進行上にいた4体とぶつかって吹き飛ばし…藤原が面白そうに言う。
「発泡スチロールの箱がいくら置かれてても車の前では弾き飛ばされるだけだからな。障害物にすらならんぜ」
「…でも前に吹っ飛ぶと何回もぶつからね?」
「だからお前に隔離させてんだよ」
「…なるほどね」
上や横に弾き飛ばず、何回も進路上でぶつかる魔獣を見ながら藤原が微妙そうな顔で言うので俺が頼る理由を話すと納得したように呟いた。
「俺もあんまり変化無いな。多分軽くなってはいるんだろうけど…」
「ちょっと外走ってみようぜ」
「おう」
…俺らは本当はこんな事をしてる場合じゃないハズなのに…
好奇心に負けて『体重を縛った場合の影響』について確認する事に。
ーーーーーー
「はぁ…はぁ…」
「一応足が速くはなってるな」
「はぁ…たった…一秒、じゃね…か…」
30分ぐらい体力テストっぽい事をやった結果、おそらく素早さが少し上がってるぐらいでスタミナとか体力面には一切の変化が無かった。
あとその状態で殴られたらめちゃくちゃ吹っ飛ぶけど全然痛くなくてダメージはほとんど無いんだとか。
逆に俺が殴られても全然痛くなかったし、ほとんどダメージも無かった。
「…ふう。とりあえず軽くする事は出来るみたいだし、これならミニ四駆カーで行けるんじゃね?」
「まあこれなら行けるだろうな。完成するまであと30分ぐらいかかるだろうけど」
「じゃあ海の車が完成してから行くか…俺ちょっと風呂入って来るわ」
「あ、俺も」
藤原の問いに俺がそう返すと柴田は予定を立てた後に休憩がてら風呂場に向かうと藤原もついて行く。
…そして30分後。
「お。なんかコンテナ付きのトラックっぽくなってんじゃん」
「ホントだ。珍しいな」
柴田が完成した車を見て意外そうに言うと藤原も同意する。
「何を乗せる事になるか分からんからな。後ろのコンテナ部分を作るのに時間がかかっちまった」
「ほー、『備えあれば憂いなし』ってやつか。じゃあ行こうぜ」
「そだな」
「おう」
俺の説明を聞いて藤原が納得したように返して車に乗り込むと柴田も乗り込むので…
俺も乗り込み、最初は馬に引かせて北門から拠点を出た。
「…この速度だと1~2時間ぐらいで着くんじゃね?」
「あいつらが真っ直ぐ北上してればな」
「もし別のところに逃げ回ってたら追い越す事になるから面倒くさくなるな…」
「一応上で兵二体に見張りをさせてるから近くにいれば分かるはず」
100キロ以上での走行中に窓の外を見ながら藤原が聞いてくるので適当に返すと、柴田が微妙な顔をしながら呟くので俺はある程度対策をしてる事を告げる。
「…ん?藤、この先に魔獣の群れがいんぞ」
「お。見えたか?」
「いや多分別のやつだな。邪魔だから退かしてくれ」
「オッケー」
見張りの兵が結構先の距離に障害を見つけたのでソレを排除するために俺は藤原にお願いして助手席まで呼んだ。
「…おおー。めっちゃ吹っ飛ぶー」
猛牛のような魔獣10体の内、藤原に4体隔離させると進行上にいた4体とぶつかって吹き飛ばし…藤原が面白そうに言う。
「発泡スチロールの箱がいくら置かれてても車の前では弾き飛ばされるだけだからな。障害物にすらならんぜ」
「…でも前に吹っ飛ぶと何回もぶつからね?」
「だからお前に隔離させてんだよ」
「…なるほどね」
上や横に弾き飛ばず、何回も進路上でぶつかる魔獣を見ながら藤原が微妙そうな顔で言うので俺が頼る理由を話すと納得したように呟いた。
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