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…それから2日後。
「…ん?もしもし?」
いつものように野郎三人でゲームをしていると珍しく柴田のスマホに着信が。
「…はあ!?壊滅!?」
「あ?壊滅?」
「誰からだ?まさか佐藤か?」
柴田が驚きながら立ち上がるので藤原が確認するように聞き返し、俺は電話相手を予想する。
「…いやいや、お前ら今どこにいる?……は?」
「…なんかヤベー感じじゃね?」
「かもな」
柴田の言葉を聞いて相手側の状況を汲み取ったように聞いてくる藤原に俺は同意して返し、ゲームを直ぐに止められるようセーブした。
「…まあ一応急ぐけどよ……おう、おう…死ぬなよ、ってか逆に死んでも佐藤だけは守れよ。…なんか駒込から遠征隊が魔獣の襲撃で壊滅状態に陥ってるって言われた」
柴田は電話を切った後に電話相手と今置かれている状況を話す。
「マジか。いくらなんでも早すぎねー?」
「王子の話じゃ冒険者が20人ぐらいはついてったハズだけどな」
「中段者も何人か居たらしいけど、やっぱ数の暴力にやられたらしいぜ」
「あー…ま、壊滅ってんだからだろうな」
藤原と俺の疑問に柴田が駒込から聞いた事を返すと藤原は腕を組んで納得する。
「で、今なんとかコッチに戻るために敗走してるらしいが魔獣達を振り切れないから助けて欲しいんだと」
「…いや、助けに行こうにも場所が分からんとな…」
「あいつら確か一旦北に直進する…っつってたよな?今何キロ地点だったんだ?」
「百二、三十キロぐらいは進んだらしい。まあ今逃げ戻ってる最中だけど」
駒込達からの救援要請に俺が困りながら言うと藤原は冷静に考えながらダンジョンマップを広げ、柴田もマップを見ながら駒込達の場所を予想しながら指を差す。
「って事は近づいて来てる分いくらかは距離が短くなるのか…」
「と言っても誤差程度じゃね?」
「魔獣に追われながらだしな…ってか直線的に戻って来てるかも怪しいだろ」
俺らは会議のようにダンジョンマップを見て駒込達の現在位置を予想で話し合う。
「…仮にこの位置だとするとココから馬車で行っても一日二日ぐらいはかかるだろうな」
「あのミニ四駆カーで行けねーのか?新型は速度上がったんだろ?」
「整備された道路とかレース場なら行けただろうが、いくら平坦な道とはいえあんな道で300キロも出してみろ。事故る確率たけーし、そんな速度で事故ったらシャレになんねーぞ」
「「…確かに」」
俺が到着する時間を予想して話すと藤原が楽観的に提案するので、注意点を話しながら却下すると柴田も納得しながら呟く。
「あとミニ四駆の名の通り普通の車ほど小回りが利かねーからな…障害物があったり魔獣にぶつかったりすると死にはしないが結構な痛手だぜ?」
「…確かに」
「…だよな…」
「魔獣が横からぶつかって来てもアウトだし…速度は抜群だけど意外と使い所が難しいのが難点だな」
「…だな」
「ん」
俺の注意というか警告に柴田と藤原は考えを改めたかのように賛同した。
「…待てよ?装甲車とか戦車みたいな感じにすれば良いんじゃね?金属でガワを固めて」
「なるほど!」
「いや、ソレがそう簡単な話じゃなくてな…重量が上がると当然モーターへの負荷とかが上がるワケだから、回転の持続性や本体の耐久性にも関わってきて…」
「ごめん。分かった。今はそんなのを聞いてる暇はねーんだ、俺が間違ってたから後からにしてくれ」
藤原が閃いた!といった様子で言うと柴田も賛同するが、ソレは当然俺らも考えつく事なので…
出来ない理由を説明するも途中で藤原が割って入って止める。
「…ん?もしもし?」
いつものように野郎三人でゲームをしていると珍しく柴田のスマホに着信が。
「…はあ!?壊滅!?」
「あ?壊滅?」
「誰からだ?まさか佐藤か?」
柴田が驚きながら立ち上がるので藤原が確認するように聞き返し、俺は電話相手を予想する。
「…いやいや、お前ら今どこにいる?……は?」
「…なんかヤベー感じじゃね?」
「かもな」
柴田の言葉を聞いて相手側の状況を汲み取ったように聞いてくる藤原に俺は同意して返し、ゲームを直ぐに止められるようセーブした。
「…まあ一応急ぐけどよ……おう、おう…死ぬなよ、ってか逆に死んでも佐藤だけは守れよ。…なんか駒込から遠征隊が魔獣の襲撃で壊滅状態に陥ってるって言われた」
柴田は電話を切った後に電話相手と今置かれている状況を話す。
「マジか。いくらなんでも早すぎねー?」
「王子の話じゃ冒険者が20人ぐらいはついてったハズだけどな」
「中段者も何人か居たらしいけど、やっぱ数の暴力にやられたらしいぜ」
「あー…ま、壊滅ってんだからだろうな」
藤原と俺の疑問に柴田が駒込から聞いた事を返すと藤原は腕を組んで納得する。
「で、今なんとかコッチに戻るために敗走してるらしいが魔獣達を振り切れないから助けて欲しいんだと」
「…いや、助けに行こうにも場所が分からんとな…」
「あいつら確か一旦北に直進する…っつってたよな?今何キロ地点だったんだ?」
「百二、三十キロぐらいは進んだらしい。まあ今逃げ戻ってる最中だけど」
駒込達からの救援要請に俺が困りながら言うと藤原は冷静に考えながらダンジョンマップを広げ、柴田もマップを見ながら駒込達の場所を予想しながら指を差す。
「って事は近づいて来てる分いくらかは距離が短くなるのか…」
「と言っても誤差程度じゃね?」
「魔獣に追われながらだしな…ってか直線的に戻って来てるかも怪しいだろ」
俺らは会議のようにダンジョンマップを見て駒込達の現在位置を予想で話し合う。
「…仮にこの位置だとするとココから馬車で行っても一日二日ぐらいはかかるだろうな」
「あのミニ四駆カーで行けねーのか?新型は速度上がったんだろ?」
「整備された道路とかレース場なら行けただろうが、いくら平坦な道とはいえあんな道で300キロも出してみろ。事故る確率たけーし、そんな速度で事故ったらシャレになんねーぞ」
「「…確かに」」
俺が到着する時間を予想して話すと藤原が楽観的に提案するので、注意点を話しながら却下すると柴田も納得しながら呟く。
「あとミニ四駆の名の通り普通の車ほど小回りが利かねーからな…障害物があったり魔獣にぶつかったりすると死にはしないが結構な痛手だぜ?」
「…確かに」
「…だよな…」
「魔獣が横からぶつかって来てもアウトだし…速度は抜群だけど意外と使い所が難しいのが難点だな」
「…だな」
「ん」
俺の注意というか警告に柴田と藤原は考えを改めたかのように賛同した。
「…待てよ?装甲車とか戦車みたいな感じにすれば良いんじゃね?金属でガワを固めて」
「なるほど!」
「いや、ソレがそう簡単な話じゃなくてな…重量が上がると当然モーターへの負荷とかが上がるワケだから、回転の持続性や本体の耐久性にも関わってきて…」
「ごめん。分かった。今はそんなのを聞いてる暇はねーんだ、俺が間違ってたから後からにしてくれ」
藤原が閃いた!といった様子で言うと柴田も賛同するが、ソレは当然俺らも考えつく事なので…
出来ない理由を説明するも途中で藤原が割って入って止める。
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