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…そして翌日。
朝食を食べて直ぐに俺は藤原にお願いしてスキルの連携でガライアへと移動し、沼内のアトリエへと向かう。
「あ!ウミハラさん!ケーキとマフィンありがとうございます!とっても美味しかったです!」
「ああ、そう。良かったね」
店の中に入るとまだ掃除中のお姉さんが俺を見るや否やはしゃぎながらお礼を言ってくるので俺は適当に流してアトリエの中へと入る。
「はよー、どうだー?」
「あ。改良型は昨日の内に出来たよ、ハイ」
「お。スマホじゃなくてガラケースタイルか」
「やっぱりタッチパネルより押しボタン式の方が扱い易いみたい。あと折り畳めるから落としても画面が割れるリスクを減らせるし」
俺が挨拶しながら聞くと紙袋を渡してくるので中身を見ると…
試作品の時のスマホではなく、一昔前のガラケーっぽいので意外に思いながら言うと沼内はその理由を話す。
「ま、コッチでは画面を大きくするメリットがねぇからな…電話だけの機能だけで十分だし」
「そういう事。あ、そういえば…昨日の差し入れってどこで買って来たの?めっちゃ美味かったし、みんなの反応も凄かった」
俺の同意の言葉を聞いて沼内は得意げに返した後に疑問を尋ねた。
「ああ、アレは俺の手作り」
「手作り!?しかも海原君の!?」
「正確には俺の兵が…だけどな。一応俺も流石にある程度は作れるようになったけど…」
「…へー…海原君の兵士ってそんな事も出来るんだ…」
俺が答えた後に訂正すると沼内は羨ましそうに呟く。
「まあな。じゃ、コレ貰ってくわ」
「あ、うん。でも使い方とかは大丈夫?」
「あー…とりあえず聞かせてくれ」
「分かった」
…俺は沼内からガラケーの説明を聞いた後に家に帰り、藤原に電話してスキルの連携で帰宅した。
「お。ソレが沼内が新しく作ったヤツか?」
「おう」
「ちょっと見せて……ガラケーみてーだな」
「マジだ」
藤原が俺の持ってる紙袋を見て尋ね、興味津々に手を差し出すので紙袋を渡すと…
中身を取り出して俺と同じ事を言い柴田もソレを見て同意する。
「なんか最初はスマホにしたらしいけどタッチパネルとか画面大きくする理由が無いからガラケーにしたんだと」
「あー…確かに。ココじゃ動画とかゲームとか出来ねーしな」
「落としたら画面割れるし…折り畳めるガラケーの方が良いかもな」
「んじゃ、とりあえず王子に渡してくるわ」
「おう」
「いってら」
藤原と柴田からガラケーを回収し、モニクァの王子に渡すために俺は家を出て大使館的な所へと向かった。
「…おや、ウミハラ様。ヒルミィ王子にご用ですか?」
「ん」
建物の中に入って王子の居そうな執務室に行くといつもの護衛の部下が立っていて俺を見ると尋ねてくるので、短く返すとドアをノックする。
「王子、ウミハラ様が来ていますが…」
「直ぐに通せ!」
部下がドアを開けて客人の来訪を伝えると俺のところまで王子の声が届いた。
朝食を食べて直ぐに俺は藤原にお願いしてスキルの連携でガライアへと移動し、沼内のアトリエへと向かう。
「あ!ウミハラさん!ケーキとマフィンありがとうございます!とっても美味しかったです!」
「ああ、そう。良かったね」
店の中に入るとまだ掃除中のお姉さんが俺を見るや否やはしゃぎながらお礼を言ってくるので俺は適当に流してアトリエの中へと入る。
「はよー、どうだー?」
「あ。改良型は昨日の内に出来たよ、ハイ」
「お。スマホじゃなくてガラケースタイルか」
「やっぱりタッチパネルより押しボタン式の方が扱い易いみたい。あと折り畳めるから落としても画面が割れるリスクを減らせるし」
俺が挨拶しながら聞くと紙袋を渡してくるので中身を見ると…
試作品の時のスマホではなく、一昔前のガラケーっぽいので意外に思いながら言うと沼内はその理由を話す。
「ま、コッチでは画面を大きくするメリットがねぇからな…電話だけの機能だけで十分だし」
「そういう事。あ、そういえば…昨日の差し入れってどこで買って来たの?めっちゃ美味かったし、みんなの反応も凄かった」
俺の同意の言葉を聞いて沼内は得意げに返した後に疑問を尋ねた。
「ああ、アレは俺の手作り」
「手作り!?しかも海原君の!?」
「正確には俺の兵が…だけどな。一応俺も流石にある程度は作れるようになったけど…」
「…へー…海原君の兵士ってそんな事も出来るんだ…」
俺が答えた後に訂正すると沼内は羨ましそうに呟く。
「まあな。じゃ、コレ貰ってくわ」
「あ、うん。でも使い方とかは大丈夫?」
「あー…とりあえず聞かせてくれ」
「分かった」
…俺は沼内からガラケーの説明を聞いた後に家に帰り、藤原に電話してスキルの連携で帰宅した。
「お。ソレが沼内が新しく作ったヤツか?」
「おう」
「ちょっと見せて……ガラケーみてーだな」
「マジだ」
藤原が俺の持ってる紙袋を見て尋ね、興味津々に手を差し出すので紙袋を渡すと…
中身を取り出して俺と同じ事を言い柴田もソレを見て同意する。
「なんか最初はスマホにしたらしいけどタッチパネルとか画面大きくする理由が無いからガラケーにしたんだと」
「あー…確かに。ココじゃ動画とかゲームとか出来ねーしな」
「落としたら画面割れるし…折り畳めるガラケーの方が良いかもな」
「んじゃ、とりあえず王子に渡してくるわ」
「おう」
「いってら」
藤原と柴田からガラケーを回収し、モニクァの王子に渡すために俺は家を出て大使館的な所へと向かった。
「…おや、ウミハラ様。ヒルミィ王子にご用ですか?」
「ん」
建物の中に入って王子の居そうな執務室に行くといつもの護衛の部下が立っていて俺を見ると尋ねてくるので、短く返すとドアをノックする。
「王子、ウミハラ様が来ていますが…」
「直ぐに通せ!」
部下がドアを開けて客人の来訪を伝えると俺のところまで王子の声が届いた。
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