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「でも同じ量で足りるの?1000kmでしょ?」
「多分足りるんじゃね?壁の質量って結構なモンだし、線路とかって細いだろ?」
「あー…確かに。そう考えたら逆に余りそう」
「まあ作るとしたら多分4桁億円とか兆まで行くだろうよ。あと安全面が、な…」
俺はもしもの仮定の話として運用する時の不安要素を挙げた。
「えー、海原そんな取る?」
「俺は別に金貨一億枚で引き受けても良いんだぜ?ただソレが前例になるととんでもねー事になると思うが」
「だろーな。本来なら兆かかる事業を100億でやった奴が居る…って聞いたら普通に業界死ぬぜ」
「しかも海だと期間が遅くても一カ月ぐらいだろ?似たような事業を起こそうとすると赤字と過労で大量の人が死ぬんじゃね?比喩じゃなくてマジで」
佐藤のわがままのような言葉に俺が反論すると柴田や藤原も俺に同意しながら女子達にも分かりやすいように解説する。
「うっ…た、確かに…役人達は絶対海原の事を引き合いに出して無茶な要求をしまくるだろうし…」
「だろ?ワインの件と同じで、業界の事を思えば周りを無視して一人で突っ走るワケにはいかねーのよ」
料理長に最初に釘刺されたしな。と、俺は佐藤の意見に賛同しつつこの前の料理長の話を出す。
「…でもソレはソレでなんかもったいない気がする。やろうと思えば出来るのに周りに合わせてやらない、とか…」
「所詮人一人で出来る事には限界があるからな。俺が本気出してこの新大陸に大量の拠点を作って開発しまくっても、ソレが維持できなければ結局は元に戻って全部無駄になるだけだし」
「なんか古のローマ帝国の滅亡みたいだな」
「アレも結局技術の相伝とか継承が出来なくて滅びたんだっけ?」
清水の呟きに俺が解説しながら反論すると藤原が俺らの世界の歴史を引き合いに出して柴田が疑問系で内容に軽く触れた。
「歴史に学び、先人達の知恵による教え的に言えば『周りと合わせなさい』って事じゃねーの」
「おおー。海がなんか知的な事を言い出した」
「でもまあ言ってる事は正しいだろうな。『歴史は繰り返される』っていう点を除けば、だけど」
「歴史に学ばねーから繰り返すんだろ?よく分からんけど」
俺が話を纏めて締めるように言うと柴田がニヤニヤと弄って来て、藤原は同意しながら補足するので少し訂正するように返す。
「いやいや、多分歴史を学んだ上で『俺ならいける』ってなるんじゃね?」
「…ソコは難しい問題だな。実際バカは失敗するけど天才は成功した事例はあるわけで」
「逆に天才が成功したから俺もいける…って可能性も?」
「あるかもしれん」
「…うわー…男子達が真面目な話をしてるとなんか違和感凄い」
「「「なんでだよ」」」
飯を食いながら話し合っていると佐藤が意外そうに言うので俺らのツッコミが被った。
「俺らだって真面目な話の一つや二つぐらいはするわ。なあ?」
「そーそー。ってかソレが普通だろ」
「流石に馬鹿だと思われんのはゴメンなんだけど」
「いや、頭悪い方の馬鹿だとは思ってないけど…行動の方は馬鹿じゃん」
「…やべー、否定できんぞ…」
「…ま、まあ多少は、な…」
俺らの反論に佐藤がカウンターを食らわせてくるので俺と柴田はアイコンタクトを取りつつ焦りながら呟く。
「…ソコは否定しないんだ…」
「…楽しくなるとついノリでやっちまうからな…後から思うと『馬鹿だな』って自分でも思う事が良くあるし」
「ふふっ。やっぱり藤原君達も男の子なんだね」
「でも馬鹿やるほど仲が良い…って事でもあるんじゃない?」
清水が呟くと藤原が微妙な顔で返し、斉藤や住吉が微笑ましそうに言う。
「多分足りるんじゃね?壁の質量って結構なモンだし、線路とかって細いだろ?」
「あー…確かに。そう考えたら逆に余りそう」
「まあ作るとしたら多分4桁億円とか兆まで行くだろうよ。あと安全面が、な…」
俺はもしもの仮定の話として運用する時の不安要素を挙げた。
「えー、海原そんな取る?」
「俺は別に金貨一億枚で引き受けても良いんだぜ?ただソレが前例になるととんでもねー事になると思うが」
「だろーな。本来なら兆かかる事業を100億でやった奴が居る…って聞いたら普通に業界死ぬぜ」
「しかも海だと期間が遅くても一カ月ぐらいだろ?似たような事業を起こそうとすると赤字と過労で大量の人が死ぬんじゃね?比喩じゃなくてマジで」
佐藤のわがままのような言葉に俺が反論すると柴田や藤原も俺に同意しながら女子達にも分かりやすいように解説する。
「うっ…た、確かに…役人達は絶対海原の事を引き合いに出して無茶な要求をしまくるだろうし…」
「だろ?ワインの件と同じで、業界の事を思えば周りを無視して一人で突っ走るワケにはいかねーのよ」
料理長に最初に釘刺されたしな。と、俺は佐藤の意見に賛同しつつこの前の料理長の話を出す。
「…でもソレはソレでなんかもったいない気がする。やろうと思えば出来るのに周りに合わせてやらない、とか…」
「所詮人一人で出来る事には限界があるからな。俺が本気出してこの新大陸に大量の拠点を作って開発しまくっても、ソレが維持できなければ結局は元に戻って全部無駄になるだけだし」
「なんか古のローマ帝国の滅亡みたいだな」
「アレも結局技術の相伝とか継承が出来なくて滅びたんだっけ?」
清水の呟きに俺が解説しながら反論すると藤原が俺らの世界の歴史を引き合いに出して柴田が疑問系で内容に軽く触れた。
「歴史に学び、先人達の知恵による教え的に言えば『周りと合わせなさい』って事じゃねーの」
「おおー。海がなんか知的な事を言い出した」
「でもまあ言ってる事は正しいだろうな。『歴史は繰り返される』っていう点を除けば、だけど」
「歴史に学ばねーから繰り返すんだろ?よく分からんけど」
俺が話を纏めて締めるように言うと柴田がニヤニヤと弄って来て、藤原は同意しながら補足するので少し訂正するように返す。
「いやいや、多分歴史を学んだ上で『俺ならいける』ってなるんじゃね?」
「…ソコは難しい問題だな。実際バカは失敗するけど天才は成功した事例はあるわけで」
「逆に天才が成功したから俺もいける…って可能性も?」
「あるかもしれん」
「…うわー…男子達が真面目な話をしてるとなんか違和感凄い」
「「「なんでだよ」」」
飯を食いながら話し合っていると佐藤が意外そうに言うので俺らのツッコミが被った。
「俺らだって真面目な話の一つや二つぐらいはするわ。なあ?」
「そーそー。ってかソレが普通だろ」
「流石に馬鹿だと思われんのはゴメンなんだけど」
「いや、頭悪い方の馬鹿だとは思ってないけど…行動の方は馬鹿じゃん」
「…やべー、否定できんぞ…」
「…ま、まあ多少は、な…」
俺らの反論に佐藤がカウンターを食らわせてくるので俺と柴田はアイコンタクトを取りつつ焦りながら呟く。
「…ソコは否定しないんだ…」
「…楽しくなるとついノリでやっちまうからな…後から思うと『馬鹿だな』って自分でも思う事が良くあるし」
「ふふっ。やっぱり藤原君達も男の子なんだね」
「でも馬鹿やるほど仲が良い…って事でもあるんじゃない?」
清水が呟くと藤原が微妙な顔で返し、斉藤や住吉が微笑ましそうに言う。
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