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「…なにそれ…どういうこと?」
「清水がお前を庇うだかフォローしようとした結果、俺らに弄られて怒ったから『嫌なら出てけ』って言ったら泣いた」
「私関係ないじゃん」
「直接的には、な」
困惑する佐藤に詳細を少し教えると否定してくるので俺は含みを持たせて返す。
「いやいや、間接的にも関係無いでしょ。その話に一切関与してないし」
「まあお前がそう思うんならそれでいいんじゃね?とりあえず俺らが泣かせたんじゃなくてアッチが勝手に泣いただけだからな、勘違いすんなよ」
「ええ…なにそれ…」
「んじゃな」
「あ」
俺は話が終わったと思ったので訂正した後に会話を強制的に打ち切って通話を切る。
「なんて?」
「清水を泣かせた理由を聞かれた」
「『泣かせた』ってか、海の言う通り『勝手に泣いた』だよな」
「女は泣けばなんでも自分の思い通りになると思ってっからな…」
「男が泣いても『弱虫』って言われるだけでどうにもならねーのにな」
「まあソコは男女の精神構造の違いだろ。守る男と守られる女じゃそりゃ、な…」
柴田と藤原が女を叩くような流れに持っていくので俺はマズイと思って話を終わらせるように言う。
「あーあ、俺も女に生まれたかったわ」
「俺もよ。やっぱ女の方が生き易そうだしな」
「『女を守る』のは大変だけど『男に守られる』のは楽だしな」
「…でも良く考えたら日本以外ではキツくね?女に権利とか人権とか無い国で女に生まれたら多分男以上にハードモードだぜ」
「…だな。日本以外なら男の方が楽かもしれん」
俺らは女の方が生きてく上で楽だと話したが、藤原のふとした思いつきで考えを改める事に。
ーーーーーー
「ただいま」
「おかえり」
「…海原君、清水さんと仲直りしたら?」
「…は?」
夕方、女子達が帰って来ると急に斉藤が意味不明な事を言い出した。
「今日は佐藤さんと大使館みたいな所に泊まるらしいけど…」
「へー」
斉藤は清水と佐藤が来ない事を話すも俺には関係ないし興味もないので適当に流す。
「なんで喧嘩になったの?いつもはそんな事しないのに」
「…なんで喧嘩した事になってんだ?アイツが勝手に泣いただけだぞ」
「え?喧嘩になったから泣いたって言ってたけど…」
斉藤の疑問に俺が確認するように聞き返して訂正すると困惑したように清水から聞いたんであろう内容を言う。
「いや、そもそも俺らと喧嘩する理由とかなくね?こう言いたくはねーけど…女っつー立場を最大限利用して泣いて自分を有利にしようって考えとか正直どうよ?」
「…清水さんが嘘吐いたって事?」
「俺はアイツの口から直接聞いたワケじゃねーから分かんねーけど、今の話を聞くに印象操作はしてるだろーな」
「…まあ喧嘩じゃないんなら良かったけど、『嫌なら出てけ』は流石に言い過ぎじゃない?」
「…友達を庇いたいって気持ちは分かるけどさぁ、俺らの事も少しは考慮してくれよ」
こんなアホらしい事で溝が出来るなんて馬鹿らしくないか?と、俺は呆れてため息を吐きながら話を打ち切るように返した。
「…そうだね。じゃあ佐藤さんや清水さんが来ても大丈夫なんだよね?」
「さあな。柴や藤がオッケーなら良いんじゃね?俺としては今回のような面倒な問題を起こさなければ好きにしたら良いと思ってるけど」
斉藤も気を利かせたように話に乗った…かと思いきや確認して来るので俺は条件付きで容認する。
「清水がお前を庇うだかフォローしようとした結果、俺らに弄られて怒ったから『嫌なら出てけ』って言ったら泣いた」
「私関係ないじゃん」
「直接的には、な」
困惑する佐藤に詳細を少し教えると否定してくるので俺は含みを持たせて返す。
「いやいや、間接的にも関係無いでしょ。その話に一切関与してないし」
「まあお前がそう思うんならそれでいいんじゃね?とりあえず俺らが泣かせたんじゃなくてアッチが勝手に泣いただけだからな、勘違いすんなよ」
「ええ…なにそれ…」
「んじゃな」
「あ」
俺は話が終わったと思ったので訂正した後に会話を強制的に打ち切って通話を切る。
「なんて?」
「清水を泣かせた理由を聞かれた」
「『泣かせた』ってか、海の言う通り『勝手に泣いた』だよな」
「女は泣けばなんでも自分の思い通りになると思ってっからな…」
「男が泣いても『弱虫』って言われるだけでどうにもならねーのにな」
「まあソコは男女の精神構造の違いだろ。守る男と守られる女じゃそりゃ、な…」
柴田と藤原が女を叩くような流れに持っていくので俺はマズイと思って話を終わらせるように言う。
「あーあ、俺も女に生まれたかったわ」
「俺もよ。やっぱ女の方が生き易そうだしな」
「『女を守る』のは大変だけど『男に守られる』のは楽だしな」
「…でも良く考えたら日本以外ではキツくね?女に権利とか人権とか無い国で女に生まれたら多分男以上にハードモードだぜ」
「…だな。日本以外なら男の方が楽かもしれん」
俺らは女の方が生きてく上で楽だと話したが、藤原のふとした思いつきで考えを改める事に。
ーーーーーー
「ただいま」
「おかえり」
「…海原君、清水さんと仲直りしたら?」
「…は?」
夕方、女子達が帰って来ると急に斉藤が意味不明な事を言い出した。
「今日は佐藤さんと大使館みたいな所に泊まるらしいけど…」
「へー」
斉藤は清水と佐藤が来ない事を話すも俺には関係ないし興味もないので適当に流す。
「なんで喧嘩になったの?いつもはそんな事しないのに」
「…なんで喧嘩した事になってんだ?アイツが勝手に泣いただけだぞ」
「え?喧嘩になったから泣いたって言ってたけど…」
斉藤の疑問に俺が確認するように聞き返して訂正すると困惑したように清水から聞いたんであろう内容を言う。
「いや、そもそも俺らと喧嘩する理由とかなくね?こう言いたくはねーけど…女っつー立場を最大限利用して泣いて自分を有利にしようって考えとか正直どうよ?」
「…清水さんが嘘吐いたって事?」
「俺はアイツの口から直接聞いたワケじゃねーから分かんねーけど、今の話を聞くに印象操作はしてるだろーな」
「…まあ喧嘩じゃないんなら良かったけど、『嫌なら出てけ』は流石に言い過ぎじゃない?」
「…友達を庇いたいって気持ちは分かるけどさぁ、俺らの事も少しは考慮してくれよ」
こんなアホらしい事で溝が出来るなんて馬鹿らしくないか?と、俺は呆れてため息を吐きながら話を打ち切るように返した。
「…そうだね。じゃあ佐藤さんや清水さんが来ても大丈夫なんだよね?」
「さあな。柴や藤がオッケーなら良いんじゃね?俺としては今回のような面倒な問題を起こさなければ好きにしたら良いと思ってるけど」
斉藤も気を利かせたように話に乗った…かと思いきや確認して来るので俺は条件付きで容認する。
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