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「…お、もうみんな揃ってんだ」
「藤はトイレ行ってけどな」
「いや、居るわ」
「んだ?わざわざ出迎えに行ったのか?」
「いんや、廊下で会った」
俺が食堂のドアを開けて言うと柴田が報告し、後ろから藤原がツッコむように中に入って椅子に座りながら柴田と話す。
「どこ座らす?」
「上座で良いんじゃない?王子とその妹だから…王女でしょ?」
「だって。じゃあ奥の空いてる方に座って待っといて」
「うむ、分かった。いくぞ」
「はい」
「かしこまりました」
俺の問いに住吉が答えるのでソレを王子に伝えて俺も近くの椅子に座った。
…そして10分後。
「おー、美味そうだな」
「デザート以外のパイってあんま食わねーな。そういえば」
「海原、コレなに?」
「『トゥローム』とか言う料理だと」
「へー、なんかキッシュみたいだね」
俺の兵達が出来た料理を運んで来ると住吉が聞いて来るので料理長から聞いた名称をそのまま言うと、斉藤が俺らの世界の料理名に当てはめて返す。
「…うまっ!なんだコレ?キノコ?」
「とタケノコ」
「この歯ごたえはタケノコか。うめーうめー」
「…!美味しい!」
「なんて美味な…!」
藤原と柴田が先に食べ始めると次に女子達が食べ始めて王女とその友達がキノコのクリーム煮が入ったパイを食べて驚く。
「あ、へー!器もパイ生地で全部食べられるんだ!」
「マフィンみたいで面白いね!」
「…このような料理があったとは…」
深山と斉藤が喜ぶように言うと王子もパイを食べ始めて驚いたように呟く。
「おっ、コレもうめーな」
「…ウミハラ殿、コレは?」
「ごぼうの肉巻きだね」
「ゴボウ?」
王子は藤原が食べてる料理をフォークで刺して食べた後に不思議そうに聞いてくるので料理名を教えるも不思議そうなまま聞き返す。
「あれ?聞いた事無い?」
「ごぼうって日本だけじゃないの?ってかこの世界にあったんだ…」
「いったいどこで見つけて来たの?」
「普通にドロウィンに漢方薬だか薬膳だかの材料として置いてあったぞ。そのままじゃとても食えたもんじゃなかったから品種改良させたけど」
俺の確認に佐藤が豆知識を披露して呟き、清水が聞いてくるので俺は手に入れた経緯を話す。
「…独特の食感がクセになりますわね」
「ええ。肉の重厚な味と見事に調和してますわ」
「…そーいやごぼうってアレか。確か第二次世界大戦の時に外人に食べさせて拷問だとか言われて問題になってなかったっけ?」
「マジで?」
「なったと思う。私もネットで見た記憶があるし」
王女とその友達がナイフとフォークでごぼうの肉巻きを食べて感想を言うと柴田が思い出したように聞き、佐藤が肯定した。
「マジ?こんな美味いモン食う拷問とか俺なら喜んで受けるけど」
「いや、多分拷問とか言われるぐらいだから生で齧らされたか、ささがきで食べさせられたとかじゃない?」
「…あー、コレが生ってったらキツイな…」
藤原の言葉に清水が訂正すると藤原はごぼうの肉巻きを食べながら想像したように呟く。
「藤はトイレ行ってけどな」
「いや、居るわ」
「んだ?わざわざ出迎えに行ったのか?」
「いんや、廊下で会った」
俺が食堂のドアを開けて言うと柴田が報告し、後ろから藤原がツッコむように中に入って椅子に座りながら柴田と話す。
「どこ座らす?」
「上座で良いんじゃない?王子とその妹だから…王女でしょ?」
「だって。じゃあ奥の空いてる方に座って待っといて」
「うむ、分かった。いくぞ」
「はい」
「かしこまりました」
俺の問いに住吉が答えるのでソレを王子に伝えて俺も近くの椅子に座った。
…そして10分後。
「おー、美味そうだな」
「デザート以外のパイってあんま食わねーな。そういえば」
「海原、コレなに?」
「『トゥローム』とか言う料理だと」
「へー、なんかキッシュみたいだね」
俺の兵達が出来た料理を運んで来ると住吉が聞いて来るので料理長から聞いた名称をそのまま言うと、斉藤が俺らの世界の料理名に当てはめて返す。
「…うまっ!なんだコレ?キノコ?」
「とタケノコ」
「この歯ごたえはタケノコか。うめーうめー」
「…!美味しい!」
「なんて美味な…!」
藤原と柴田が先に食べ始めると次に女子達が食べ始めて王女とその友達がキノコのクリーム煮が入ったパイを食べて驚く。
「あ、へー!器もパイ生地で全部食べられるんだ!」
「マフィンみたいで面白いね!」
「…このような料理があったとは…」
深山と斉藤が喜ぶように言うと王子もパイを食べ始めて驚いたように呟く。
「おっ、コレもうめーな」
「…ウミハラ殿、コレは?」
「ごぼうの肉巻きだね」
「ゴボウ?」
王子は藤原が食べてる料理をフォークで刺して食べた後に不思議そうに聞いてくるので料理名を教えるも不思議そうなまま聞き返す。
「あれ?聞いた事無い?」
「ごぼうって日本だけじゃないの?ってかこの世界にあったんだ…」
「いったいどこで見つけて来たの?」
「普通にドロウィンに漢方薬だか薬膳だかの材料として置いてあったぞ。そのままじゃとても食えたもんじゃなかったから品種改良させたけど」
俺の確認に佐藤が豆知識を披露して呟き、清水が聞いてくるので俺は手に入れた経緯を話す。
「…独特の食感がクセになりますわね」
「ええ。肉の重厚な味と見事に調和してますわ」
「…そーいやごぼうってアレか。確か第二次世界大戦の時に外人に食べさせて拷問だとか言われて問題になってなかったっけ?」
「マジで?」
「なったと思う。私もネットで見た記憶があるし」
王女とその友達がナイフとフォークでごぼうの肉巻きを食べて感想を言うと柴田が思い出したように聞き、佐藤が肯定した。
「マジ?こんな美味いモン食う拷問とか俺なら喜んで受けるけど」
「いや、多分拷問とか言われるぐらいだから生で齧らされたか、ささがきで食べさせられたとかじゃない?」
「…あー、コレが生ってったらキツイな…」
藤原の言葉に清水が訂正すると藤原はごぼうの肉巻きを食べながら想像したように呟く。
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