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「んで?何を作って欲しいの?武器?防具?20万あれば一式用意するけど」
「…では一式を頼む」
場所を移動して俺が確認するとお兄さんは少し考えてお得なプランを選ぶ。
「オッケー。でもそんな金持ってんだ?やっぱり王子の直属だと給料良い感じ?」
「確かに給料は良いが、そこまでの金は持ってないな。なに、王子に言って経費で落としてもらうさ」
「…経費で落ちる?」
「他の武器屋や鍛冶屋では難しいだろうな。だが海原殿が絡めば簡単に話は通るだろう」
「そんな簡単にいくかね…まあいいや。どんな形状の武器にする?普通に剣?」
俺の問いにお兄さんはよく分からない事を言うので適当に流して仕事の話に移る事に。
「できればコレと同じ物を頼む」
「オッケ。じゃあ貸して」
「うむ」
お兄さんはナイフと剣を足して二で割ったような…暗殺者が使いそうな、長さの違う剣を二振り渡してくるので俺はソレを受け取って兵に渡し魔法で金型を作らせる。
「じゃあ素材を選んで。えーと…コレが付与される効果の一覧ね」
「…なっ…!こんな、優れた効果を…!?」
俺が兵に指示して高純度の魔鉱石や魔結晶を床に置かせ、ワウシャープの王子が解析した結果を書いた紙を渡して言うとお兄さんが内容を読んで驚く。
「うーむ…攻撃速度を上げて手数を増やすか、速度を上げて動き易くするか…いや、ダメージアップや固定ダメージも捨てがたい…うーむ…」
お兄さんはエンチャント一覧が書かれた紙を見ながら悩みながら呟く。
…そんなこんな武器や防具に付けるエンチャに悩みながら選んでいき…
ようやく魔鉱石や魔結晶を選び終えて一式を作り終わる頃に結構な時間が経過していた。
「う、海原殿…良いのだろうか?こんな素晴らしい物を、たかが金貨20万枚ぽっちで…」
桁が全然足りないような気がするんだが…と、新しい装備を付けたお兄さんがうろたえるように確認してくる。
「海が良いって言ってるから良いんじゃねーの?素直に感謝しとけって」
「そーそー。これからも頑張れよ、って言う海のメッセージなんだからありがたく受け取れよ」
「…感謝する!では金額は後日必ず!」
では!と、俺が何か言う前にお兄さんは興奮した様子のハイテンションで家から出て行った。
「…でも海、本当に良かったのか?アレじゃマジで桁が違ぇだろ」
「あのステじゃ多分冒険者の中でもトップレベルじゃね?6000オーバーって中々聞かねーぞ」
「まあ普通に宣伝も兼ねてるからな。あと実験と確認」
「あー…いや、でも宣伝の方は微妙じゃねーか?アイツ諜報員だからギルドのクエストとか受けねーだろ」
「別に大々的な宣伝になるとは思ってねーよ。忙しいのはごめんだからな」
柴田と藤原の確認に俺が本来の目的を話すと柴田は若干納得したように呟きつつ否定的な事を言い出すので俺もソレを否定する。
「分かる人だけ分かれば良い…っていう隠れ家的発想か」
「そもそも本業じゃねーから繁盛する前に終わんじゃね?」
「まあ俺らもどれだけココに居られるか分かんねーからな」
藤原が変な解釈をするので軽く否定すると柴田が賛同するような事を言い出す。
「…では一式を頼む」
場所を移動して俺が確認するとお兄さんは少し考えてお得なプランを選ぶ。
「オッケー。でもそんな金持ってんだ?やっぱり王子の直属だと給料良い感じ?」
「確かに給料は良いが、そこまでの金は持ってないな。なに、王子に言って経費で落としてもらうさ」
「…経費で落ちる?」
「他の武器屋や鍛冶屋では難しいだろうな。だが海原殿が絡めば簡単に話は通るだろう」
「そんな簡単にいくかね…まあいいや。どんな形状の武器にする?普通に剣?」
俺の問いにお兄さんはよく分からない事を言うので適当に流して仕事の話に移る事に。
「できればコレと同じ物を頼む」
「オッケ。じゃあ貸して」
「うむ」
お兄さんはナイフと剣を足して二で割ったような…暗殺者が使いそうな、長さの違う剣を二振り渡してくるので俺はソレを受け取って兵に渡し魔法で金型を作らせる。
「じゃあ素材を選んで。えーと…コレが付与される効果の一覧ね」
「…なっ…!こんな、優れた効果を…!?」
俺が兵に指示して高純度の魔鉱石や魔結晶を床に置かせ、ワウシャープの王子が解析した結果を書いた紙を渡して言うとお兄さんが内容を読んで驚く。
「うーむ…攻撃速度を上げて手数を増やすか、速度を上げて動き易くするか…いや、ダメージアップや固定ダメージも捨てがたい…うーむ…」
お兄さんはエンチャント一覧が書かれた紙を見ながら悩みながら呟く。
…そんなこんな武器や防具に付けるエンチャに悩みながら選んでいき…
ようやく魔鉱石や魔結晶を選び終えて一式を作り終わる頃に結構な時間が経過していた。
「う、海原殿…良いのだろうか?こんな素晴らしい物を、たかが金貨20万枚ぽっちで…」
桁が全然足りないような気がするんだが…と、新しい装備を付けたお兄さんがうろたえるように確認してくる。
「海が良いって言ってるから良いんじゃねーの?素直に感謝しとけって」
「そーそー。これからも頑張れよ、って言う海のメッセージなんだからありがたく受け取れよ」
「…感謝する!では金額は後日必ず!」
では!と、俺が何か言う前にお兄さんは興奮した様子のハイテンションで家から出て行った。
「…でも海、本当に良かったのか?アレじゃマジで桁が違ぇだろ」
「あのステじゃ多分冒険者の中でもトップレベルじゃね?6000オーバーって中々聞かねーぞ」
「まあ普通に宣伝も兼ねてるからな。あと実験と確認」
「あー…いや、でも宣伝の方は微妙じゃねーか?アイツ諜報員だからギルドのクエストとか受けねーだろ」
「別に大々的な宣伝になるとは思ってねーよ。忙しいのはごめんだからな」
柴田と藤原の確認に俺が本来の目的を話すと柴田は若干納得したように呟きつつ否定的な事を言い出すので俺もソレを否定する。
「分かる人だけ分かれば良い…っていう隠れ家的発想か」
「そもそも本業じゃねーから繁盛する前に終わんじゃね?」
「まあ俺らもどれだけココに居られるか分かんねーからな」
藤原が変な解釈をするので軽く否定すると柴田が賛同するような事を言い出す。
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