347 / 556
347
しおりを挟む
「つーかおめー、一体どれだけの技術を隠しもってんだよ。正直マジでなんでもありじゃねーか」
「別に隠してるワケじゃねーし。今まで機会とか必要が無かったから使ってないってだけで」
「いやまあそりゃそーだけど…」
藤原の言葉に俺が反論すると納得いかないような感じで言い淀む。
「普通に生活してたら『魔法農法』も『魔法工法』も、今の『魔法鉱法』だって使わねーじゃん」
「確かに日常生活では魔法調法以外使わねーけどよ…それにしたってだろ」
「…一応改築とか増築の時に魔法工法は使うんじゃね?日常的ではねーけど」
俺が更に追い討ちをかけるように言うと藤原はやっぱり納得いかなそうなまま返し、柴田がちょこっと訂正するような事を言い出す。
「そーだな。でもお前らそういう時も俺とゲームしてっからソレを使ってても気づかねーだろ?」
「あー…確かに」
「そういや、兵のやり方とかあんまり気にした事ねーからな…」
鉱石を回収して奥に進みながら言うと柴田と藤原は納得したように呟いた。
「って事は、だ。俺が隠してたんじゃなくて、お前らが普通に気づかなかっただけ…って事にならね?」
「確かに」
「…言われてみれば」
俺の確認に柴田は普通に肯定し、藤原は微妙な顔をしながら肯定する。
「まあ別に知らなくても問題ねーし、知る必要もねぇ。たとえ知ったとしても使えるようになるワケじゃねーからお前らにとっては無意味な知識よ」
「そりゃそーだけど、やっぱ気になんじゃん?」
「俺らに必要かどうかは関係なく、面白そうな豆知識だか無駄知識だかは暇つぶしとして聞いてみたいしな」
俺がフォローするように話を締めると藤原と柴田は『興味』や『好奇心』といった…詳細を聞く理由を話し出した。
「素晴らしき無駄知識か…ま、もしかしたらお前らが誰かに教える事によって俺みたいに有効活用できる奴が出てくるかもしれねーしな」
「「それはない」」
俺の納得したような言葉に二人は否定するように同時にツッコミを入れてくる。
「おめーほど魔法を自由自在に操れる奴が他に居たら怖ぇわ」
「そもそも数を揃えて息を合わせないと出来ねー方法を、チート無しで簡単に出来る奴が居たら俺ら以上に名が売れてねーとおかしいしな」
「確かに。俺もそんな奴は聞いた事がねーな」
「だろ?ってかそもそも元は国の極秘研究なんだからおめー以外に知ってる奴は限られてっし、ソレを知る事が出来る奴も限られてんだろ」
「…そう聞くと海ってガチでヤバくね?色んな国の極秘研究を自分のモノにして普通に使える、だなんてとんだチート野郎だな」
「おっと。ココにもなんかあんぞ」
洞窟の奥へと進むと下の方へと降れる場所があって、俺らが適当に雑談しながら坂のような所を降りて行くと探知魔法で反応した場所へと着いた。
「へー。ココには何があんの?」
「分からん…採ってみない事にはな」
「…おっ!なんだこれ?宝石か?」
「ぽいな。なんか光ってるし」
藤原の問いに適当に返して兵に指示して魔法を発動させると…
青と緑が混ざったような綺麗な結晶のような鉱石が壁からポロポロと落ちてくる。
「別に隠してるワケじゃねーし。今まで機会とか必要が無かったから使ってないってだけで」
「いやまあそりゃそーだけど…」
藤原の言葉に俺が反論すると納得いかないような感じで言い淀む。
「普通に生活してたら『魔法農法』も『魔法工法』も、今の『魔法鉱法』だって使わねーじゃん」
「確かに日常生活では魔法調法以外使わねーけどよ…それにしたってだろ」
「…一応改築とか増築の時に魔法工法は使うんじゃね?日常的ではねーけど」
俺が更に追い討ちをかけるように言うと藤原はやっぱり納得いかなそうなまま返し、柴田がちょこっと訂正するような事を言い出す。
「そーだな。でもお前らそういう時も俺とゲームしてっからソレを使ってても気づかねーだろ?」
「あー…確かに」
「そういや、兵のやり方とかあんまり気にした事ねーからな…」
鉱石を回収して奥に進みながら言うと柴田と藤原は納得したように呟いた。
「って事は、だ。俺が隠してたんじゃなくて、お前らが普通に気づかなかっただけ…って事にならね?」
「確かに」
「…言われてみれば」
俺の確認に柴田は普通に肯定し、藤原は微妙な顔をしながら肯定する。
「まあ別に知らなくても問題ねーし、知る必要もねぇ。たとえ知ったとしても使えるようになるワケじゃねーからお前らにとっては無意味な知識よ」
「そりゃそーだけど、やっぱ気になんじゃん?」
「俺らに必要かどうかは関係なく、面白そうな豆知識だか無駄知識だかは暇つぶしとして聞いてみたいしな」
俺がフォローするように話を締めると藤原と柴田は『興味』や『好奇心』といった…詳細を聞く理由を話し出した。
「素晴らしき無駄知識か…ま、もしかしたらお前らが誰かに教える事によって俺みたいに有効活用できる奴が出てくるかもしれねーしな」
「「それはない」」
俺の納得したような言葉に二人は否定するように同時にツッコミを入れてくる。
「おめーほど魔法を自由自在に操れる奴が他に居たら怖ぇわ」
「そもそも数を揃えて息を合わせないと出来ねー方法を、チート無しで簡単に出来る奴が居たら俺ら以上に名が売れてねーとおかしいしな」
「確かに。俺もそんな奴は聞いた事がねーな」
「だろ?ってかそもそも元は国の極秘研究なんだからおめー以外に知ってる奴は限られてっし、ソレを知る事が出来る奴も限られてんだろ」
「…そう聞くと海ってガチでヤバくね?色んな国の極秘研究を自分のモノにして普通に使える、だなんてとんだチート野郎だな」
「おっと。ココにもなんかあんぞ」
洞窟の奥へと進むと下の方へと降れる場所があって、俺らが適当に雑談しながら坂のような所を降りて行くと探知魔法で反応した場所へと着いた。
「へー。ココには何があんの?」
「分からん…採ってみない事にはな」
「…おっ!なんだこれ?宝石か?」
「ぽいな。なんか光ってるし」
藤原の問いに適当に返して兵に指示して魔法を発動させると…
青と緑が混ざったような綺麗な結晶のような鉱石が壁からポロポロと落ちてくる。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
309
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる