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…それから3日後。
新しいワインが完成してギルドや宿屋のちゃんとした造りの建物も何件か出来上がり…
冒険者達もまあまあな人数集まって来たので、俺らはそろそろ拠点の外への探索を再開することにした。
「森を抜けた先の平原には何があるんだろーな?」
「平原だから普通に何もねぇんじゃね?」
「ま、行ってみれば分かんだろ」
俺らは拠点の北門から出て森を迂回するように避けながら進む。
「うーん…魔獣魔獣魔獣…どこ見ても魔獣だらけだな」
森の外側を歩いていると藤原は周りを見ながらうんざりしたように呟く。
「俺らはまだ魔獣が少ないトコを選んでエンカウント避けてっから安全でスイスイ進めっけど、普通のパーティじゃめんどくさそうだな」
「そうなのか?」
「この距離じゃ魔獣との戦闘音を聞いて他の魔獣も寄って来るだろうし」
「包囲されないように引き気味に戦わないといけないから多分先に進むのに相当時間かかると思うぜ?」
柴田が頭の後ろで手を組みながら返すので俺がそう尋ねると藤原と二人して説明してくれる。
「いやでも俺らも普通に気づかれてね?」
「気づかれてはいるだろ。でも距離的に近づいても逃げられるのが分かってるからスルーしてるだけで」
「…魔獣も面倒なのは嫌なんだな」
ちょくちょくコッチの方を見ている魔獣を見かけるので、俺が疑問を聞くと柴田は肯定しながら解説した。
ーーーーーー
「…だいぶ暗くなってきたな」
「そろそろ野営の準備した方が良いかもな」
「じゃあ今日はもう休むか」
森を越えた平原地帯で日が沈み辺りが暗くなって来たので安全のために俺らはその場で野宿をする事に。
「旗、設置しとくわ」
「おう」
藤原が旗に聖水を入れて地面に置くので、俺は魔導兵を召喚して周りに土魔法で目隠しの壁を作らせる。
「魔法ってマジで便利だな。こんな壁を速攻で作れるとか」
「まあな。でも旗が無いとあんまり意味がねーけど」
「相乗効果ってやつだな」
テントの設営を手伝う柴田の言葉に俺が欠点を話すと同じくテントの設営を手伝っていた藤原が笑いながら返す。
…翌日。
俺らは朝食を食べた後に片付けをしてから探索を再開する。
「おっ、あっちの木になんかなってね?」
「…なんか見た目はレモンっぽいな」
「一応採ってくか」
「他にもねーか探そうぜ」
「おっ!あっちにもあるぜ!」
しばらく歩いた先で結構な長さの細い木があり、柴田が見上げながら果物っぽい物を発見したので俺らは他の場所も探してとりあえず大量に収穫した。
「美味いと良いんだけどな」
「匂いはなんかレモンっぽいから普通に酸っぱいんじゃね?」
「…マジだ。もしかして普通のレモンか?」
「さあ?どうだろな」
レモンっぽいやつの匂いを嗅いで藤原や柴田に渡すと微妙な顔をしながら言うので俺は適当に返す。
新しいワインが完成してギルドや宿屋のちゃんとした造りの建物も何件か出来上がり…
冒険者達もまあまあな人数集まって来たので、俺らはそろそろ拠点の外への探索を再開することにした。
「森を抜けた先の平原には何があるんだろーな?」
「平原だから普通に何もねぇんじゃね?」
「ま、行ってみれば分かんだろ」
俺らは拠点の北門から出て森を迂回するように避けながら進む。
「うーん…魔獣魔獣魔獣…どこ見ても魔獣だらけだな」
森の外側を歩いていると藤原は周りを見ながらうんざりしたように呟く。
「俺らはまだ魔獣が少ないトコを選んでエンカウント避けてっから安全でスイスイ進めっけど、普通のパーティじゃめんどくさそうだな」
「そうなのか?」
「この距離じゃ魔獣との戦闘音を聞いて他の魔獣も寄って来るだろうし」
「包囲されないように引き気味に戦わないといけないから多分先に進むのに相当時間かかると思うぜ?」
柴田が頭の後ろで手を組みながら返すので俺がそう尋ねると藤原と二人して説明してくれる。
「いやでも俺らも普通に気づかれてね?」
「気づかれてはいるだろ。でも距離的に近づいても逃げられるのが分かってるからスルーしてるだけで」
「…魔獣も面倒なのは嫌なんだな」
ちょくちょくコッチの方を見ている魔獣を見かけるので、俺が疑問を聞くと柴田は肯定しながら解説した。
ーーーーーー
「…だいぶ暗くなってきたな」
「そろそろ野営の準備した方が良いかもな」
「じゃあ今日はもう休むか」
森を越えた平原地帯で日が沈み辺りが暗くなって来たので安全のために俺らはその場で野宿をする事に。
「旗、設置しとくわ」
「おう」
藤原が旗に聖水を入れて地面に置くので、俺は魔導兵を召喚して周りに土魔法で目隠しの壁を作らせる。
「魔法ってマジで便利だな。こんな壁を速攻で作れるとか」
「まあな。でも旗が無いとあんまり意味がねーけど」
「相乗効果ってやつだな」
テントの設営を手伝う柴田の言葉に俺が欠点を話すと同じくテントの設営を手伝っていた藤原が笑いながら返す。
…翌日。
俺らは朝食を食べた後に片付けをしてから探索を再開する。
「おっ、あっちの木になんかなってね?」
「…なんか見た目はレモンっぽいな」
「一応採ってくか」
「他にもねーか探そうぜ」
「おっ!あっちにもあるぜ!」
しばらく歩いた先で結構な長さの細い木があり、柴田が見上げながら果物っぽい物を発見したので俺らは他の場所も探してとりあえず大量に収穫した。
「美味いと良いんだけどな」
「匂いはなんかレモンっぽいから普通に酸っぱいんじゃね?」
「…マジだ。もしかして普通のレモンか?」
「さあ?どうだろな」
レモンっぽいやつの匂いを嗅いで藤原や柴田に渡すと微妙な顔をしながら言うので俺は適当に返す。
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