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…翌朝。
「はよ~…」
「おっ…ん?お前、もしかして寝てねーのか?」
「なんか顔やべーけど」
藤原達が起きるぐらいの時間に電話して新大陸の拠点へと戻ると、柴田と藤原が俺の眠そうな顔を見て聞いてくる。
「ちょっとワイン作りで盛り上がってな…ジュースは出来たし、あの果物…めっちゃ美味かったから朝食のデザートで出しとく…ふあ~」
「大丈夫かよ?寝といた方が良いんじゃねーの?」
「今日は午後から行くか?」
「…んじゃ、お言葉に甘えて…朝と昼は兵に作らすから…」
柴田と藤原が気を遣ってくれたので俺は午前中の間はテントの中で寝る事にした。
ーーー
「おい、海!あのフルーツめっちゃうめーじゃん!もっと採りに行こーぜ!」
「寝てる場合じゃねーって!早く行かねーと無くなってたらどうすんだよ!」
…俺が寝てから一時間もしない内に興奮した様子の柴田と藤原に無理やり起こされてしまった。
「…ぅ…はい、はい…ちょっと、待ってろ…」
俺は眠い目を擦って無理やり起きてテントの外へと出る。
「早く行こーぜ!」
「俺らは準備オッケーよ!」
「…行くか」
早く早くと急かしてくる二人に合わせて俺はしょうがなく馬車で一緒に行く事に。
…拠点の東側の鉄門から出発する事、約2時間後。
「海、起きろ。着いたぞ」
「…ん?…ああ…」
どうやら桃のような果物がある場所に着いたらしく…馬車の中で寝ていた俺を藤原が起こしてくる。
「おおー!よく見るとあっちにもこっちにもあるし、採り放題じゃん!」
「…ふあ~…あのブドウの木みたいに苗木もいくつか採ってくか…」
馬車から降りると柴田が興奮したように言うので俺はあくびをしながら予定を立てた。
…そして風魔法のおかげで30分ほどで辺りにある果物はあらかた採り終えたので俺らは拠点へと帰還する。
「…良く見ると色んな色があるな」
「多分赤に近いピンクが完熟だと思う。ピンクだと食えるが赤や白は未熟だから追熟を待った方が良いな」
収穫した果物をブルーシートの上に広げると藤原が一つ手に取って不思議そうに言うので俺は昨日料理長から聞いた予想をそのまま伝えた。
「…ほー、じゃあコレは食えんのか。海、水」
「ソコのシンクで洗えよ」
「オッケ!じゃあさっそく!」
柴田は赤ピンク色の果物を取ると俺に催促してくるので簡易調理設備を指差して言うとすぐさま水で洗い始める。
「……うん?」
「どーした?」
「げっ、皮は苦いわ。中身はめっちゃ甘いのに、皮がすげーにげぇ!」
「マジか!」
一口かじった柴田が表情を変えるので藤原が水で洗いながら聞くと柴田はペッと皮を吐き出して感想を言う。
「はよ~…」
「おっ…ん?お前、もしかして寝てねーのか?」
「なんか顔やべーけど」
藤原達が起きるぐらいの時間に電話して新大陸の拠点へと戻ると、柴田と藤原が俺の眠そうな顔を見て聞いてくる。
「ちょっとワイン作りで盛り上がってな…ジュースは出来たし、あの果物…めっちゃ美味かったから朝食のデザートで出しとく…ふあ~」
「大丈夫かよ?寝といた方が良いんじゃねーの?」
「今日は午後から行くか?」
「…んじゃ、お言葉に甘えて…朝と昼は兵に作らすから…」
柴田と藤原が気を遣ってくれたので俺は午前中の間はテントの中で寝る事にした。
ーーー
「おい、海!あのフルーツめっちゃうめーじゃん!もっと採りに行こーぜ!」
「寝てる場合じゃねーって!早く行かねーと無くなってたらどうすんだよ!」
…俺が寝てから一時間もしない内に興奮した様子の柴田と藤原に無理やり起こされてしまった。
「…ぅ…はい、はい…ちょっと、待ってろ…」
俺は眠い目を擦って無理やり起きてテントの外へと出る。
「早く行こーぜ!」
「俺らは準備オッケーよ!」
「…行くか」
早く早くと急かしてくる二人に合わせて俺はしょうがなく馬車で一緒に行く事に。
…拠点の東側の鉄門から出発する事、約2時間後。
「海、起きろ。着いたぞ」
「…ん?…ああ…」
どうやら桃のような果物がある場所に着いたらしく…馬車の中で寝ていた俺を藤原が起こしてくる。
「おおー!よく見るとあっちにもこっちにもあるし、採り放題じゃん!」
「…ふあ~…あのブドウの木みたいに苗木もいくつか採ってくか…」
馬車から降りると柴田が興奮したように言うので俺はあくびをしながら予定を立てた。
…そして風魔法のおかげで30分ほどで辺りにある果物はあらかた採り終えたので俺らは拠点へと帰還する。
「…良く見ると色んな色があるな」
「多分赤に近いピンクが完熟だと思う。ピンクだと食えるが赤や白は未熟だから追熟を待った方が良いな」
収穫した果物をブルーシートの上に広げると藤原が一つ手に取って不思議そうに言うので俺は昨日料理長から聞いた予想をそのまま伝えた。
「…ほー、じゃあコレは食えんのか。海、水」
「ソコのシンクで洗えよ」
「オッケ!じゃあさっそく!」
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「……うん?」
「どーした?」
「げっ、皮は苦いわ。中身はめっちゃ甘いのに、皮がすげーにげぇ!」
「マジか!」
一口かじった柴田が表情を変えるので藤原が水で洗いながら聞くと柴田はペッと皮を吐き出して感想を言う。
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