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「お~…匂いは甘くて美味そうだな」
「食うんなら拠点に戻ってからにしろよ。深山とか斉藤が居ねーこんな所で腹壊したらやべーからな」
「だな。食中毒とか寄生虫とか…なんなら虫の卵とか産み付けられてる可能性もあるし」
「寄生虫はまだしも虫の卵はねーだろ」
藤原がピンクの果物の匂いを嗅いで感想を言うので俺が注意すると柴田も注意し、藤原は反論しながら果物を俺の兵に返す。
「見た目では分からんだろ。つーかこんな所のじゃ食うんならちゃんと洗ってからじゃねーと安心できねぇわ」
「同感」
「…そんなモンかね」
俺の言葉に柴田が頷きながら賛同すると藤原は微妙な顔で呟く。
「…あっちには山があるな」
「登山はまた今度でいいんじゃね?」
「そろそろ昼飯の時間だしよ」
「んじゃま、とりあえず行けるとこまで行ってから帰るか」
「だな」
「おう」
俺らは歩きながら昼飯を食って山の麓まで近づき…
帰る時間になったので山には登らずそのまま拠点へと帰還する。
「…ん?」
辺りも暗くなった時間帯に拠点へと着くと俺らが出てきた場所の鉄門の辺りに結構な人が集まっていた。
「なんか人居ねー?」
「マジだ。なんでこんな時間に?」
「もしかして佐藤が言ってたやつじゃね?」
「「あ」」
俺の問いに藤原も不思議そうに返し、柴田は何か思い当たる節を話して俺らも思い出す。
「人が…?もしかして英雄シバタ様とフジワラ様でいらっしゃいますか?」
「あー、そうだけど」
「やっぱり!サトー伯爵様から話は通っていますよね…?」
ギルドの受付嬢っぽい格好をしたお姉さんの問いに藤原が答えると喜んだ後に不安そうに確認してきた。
「ほら、やっぱり。佐藤のやつだ」
「いや、いくらなんでも早すぎねーか?ってか人送るんなら事前に連絡とかしない?普通」
「普通するよな?こんな中に入れねー状態で魔獣に襲われたら危ねーし」
「いや、普通連絡するだろ。アイツ何考えてんだ…?」
柴田が指を差して言うので俺がありえねぇ…と思いながら聞くと藤原と柴田も普通に同意する。
「まあいいか。とりあえず外じゃ危ないから中に入って」
「ありがとうございます」
俺は一旦話を打ち切って兵に鉄門を開けさせて集まって来た人達を拠点の中へと入れた。
「あの…実はあちら側にも集まっているのですが…」
「アッチっつったら南の方か」
「俺らが上陸した方向じゃね?」
「じゃあ門を開けてくるから一緒に行って。俺らはもう晩飯の時間だから」
「分かりました!ありがとうございます!」
お姉さんの指を差しながらの言葉に柴田と藤原がその方向を見て返し、俺が兵を召喚して指示するとお姉さんはお礼を言って兵と一緒に歩いて行く。
「…ん?佐藤からだ。もしもし?」
「あ、やっと繋がった!」
俺らがテントに向かって歩いてると藤原のスマホに着信があり、藤原が電話を取ると佐藤の声が俺のところにまで聞こえた。
「食うんなら拠点に戻ってからにしろよ。深山とか斉藤が居ねーこんな所で腹壊したらやべーからな」
「だな。食中毒とか寄生虫とか…なんなら虫の卵とか産み付けられてる可能性もあるし」
「寄生虫はまだしも虫の卵はねーだろ」
藤原がピンクの果物の匂いを嗅いで感想を言うので俺が注意すると柴田も注意し、藤原は反論しながら果物を俺の兵に返す。
「見た目では分からんだろ。つーかこんな所のじゃ食うんならちゃんと洗ってからじゃねーと安心できねぇわ」
「同感」
「…そんなモンかね」
俺の言葉に柴田が頷きながら賛同すると藤原は微妙な顔で呟く。
「…あっちには山があるな」
「登山はまた今度でいいんじゃね?」
「そろそろ昼飯の時間だしよ」
「んじゃま、とりあえず行けるとこまで行ってから帰るか」
「だな」
「おう」
俺らは歩きながら昼飯を食って山の麓まで近づき…
帰る時間になったので山には登らずそのまま拠点へと帰還する。
「…ん?」
辺りも暗くなった時間帯に拠点へと着くと俺らが出てきた場所の鉄門の辺りに結構な人が集まっていた。
「なんか人居ねー?」
「マジだ。なんでこんな時間に?」
「もしかして佐藤が言ってたやつじゃね?」
「「あ」」
俺の問いに藤原も不思議そうに返し、柴田は何か思い当たる節を話して俺らも思い出す。
「人が…?もしかして英雄シバタ様とフジワラ様でいらっしゃいますか?」
「あー、そうだけど」
「やっぱり!サトー伯爵様から話は通っていますよね…?」
ギルドの受付嬢っぽい格好をしたお姉さんの問いに藤原が答えると喜んだ後に不安そうに確認してきた。
「ほら、やっぱり。佐藤のやつだ」
「いや、いくらなんでも早すぎねーか?ってか人送るんなら事前に連絡とかしない?普通」
「普通するよな?こんな中に入れねー状態で魔獣に襲われたら危ねーし」
「いや、普通連絡するだろ。アイツ何考えてんだ…?」
柴田が指を差して言うので俺がありえねぇ…と思いながら聞くと藤原と柴田も普通に同意する。
「まあいいか。とりあえず外じゃ危ないから中に入って」
「ありがとうございます」
俺は一旦話を打ち切って兵に鉄門を開けさせて集まって来た人達を拠点の中へと入れた。
「あの…実はあちら側にも集まっているのですが…」
「アッチっつったら南の方か」
「俺らが上陸した方向じゃね?」
「じゃあ門を開けてくるから一緒に行って。俺らはもう晩飯の時間だから」
「分かりました!ありがとうございます!」
お姉さんの指を差しながらの言葉に柴田と藤原がその方向を見て返し、俺が兵を召喚して指示するとお姉さんはお礼を言って兵と一緒に歩いて行く。
「…ん?佐藤からだ。もしもし?」
「あ、やっと繋がった!」
俺らがテントに向かって歩いてると藤原のスマホに着信があり、藤原が電話を取ると佐藤の声が俺のところにまで聞こえた。
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