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「…ココ、魔大陸…であってる?」
「合ってる合ってる。で?王子様が三人も何の……柴」
ワウシャープの王子の問いに俺が肯定して用件を聞くと佐藤から着信が入ったので俺はスマホを柴田に渡す。
「はいよ。もしもし?」
「んで、何の用?」
「魔大陸にさっそく拠点が出来たという報告を受けたので真偽を確認しに来た」
「私もだ」
「…同じく」
俺が改めて問い直すとモニクァの王子が答えて他の王子も同意する。
「拠点っつーほどでもないけどな。俺らのテント以外何もねーからただの安全地帯よ」
「…この魔大陸にはその安全地帯を作るのすら不可能だと言われ続けていたのだがな…」
「英雄やウミハラ殿の前では『ただの』扱いなのだな…」
俺の適当な返事にモニクァとトルツの王子は引きつったような微妙な笑い方をしながら呟いた。
「見たいなら好きなだけ見てっても良いけど…俺らそろそろ外に行こうと思ってんだよね」
「なるほど、では邪魔にならないよう国に帰るとしよう…お願い出来るか?」
「はいはい」
「俺も頼む」
「…お願い」
俺がこの後の予定を話すとモニクァの王子が移動をお願いするので了承すると、他の二人の王子も頼んでくるので…
藤原とのスキルの連携で順番に家へと送って行った。
「海、佐藤がココを新大陸の活動拠点として開発したいから許可をくれって言ってっけど」
「ああ…?お前らどうよ?」
「俺は別に。作った本人である海が決める事だしな」
「だな。海が決めれば良いんじゃね?」
柴田の報告を聞いて二人に意見を求めるも決定権を俺に委ねてくる。
「ま、お前らがソレで良いならオッケーしとくか…佐藤、面倒ごとを待ち込まないって条件で許可してやるよ」
「ホント!?分かった!審査を厳しくするよう伝えとく!ありがと!」
柴田からスマホを返してもらって条件付きで許可を出すと佐藤は喜んだように了承してお礼を言い、電話を切った。
「冒険者が増えんのか…ま、探索は楽になるわな」
「でも大陸の中心に行くにはあと二つぐらいこの規模の拠点を作らないと厳しくね?地図見た感じだとかなり広いだろ、ココ」
「ソレは追い追い考えて行けば良いだろ。じゃ、行こうぜ」
「「おう」」
朝食も食べ終わって片付けも済んだので俺は柴田と藤原に指示を出し…昨日とは逆方向の探索に行く事に。
「…うへー、ライオンが空飛んでるぜ」
「キマイラってホントは滑空しか出来ないからあんな風には飛べないハズなんだけどな。図鑑が間違ってんのかココにいる奴が強いだけなのか…」
拠点から出て歩いてると俺が最初に見た魔獣が空を飛んでいて藤原が驚いたように言うと柴田は見上げながら分析するように言う。
ーーーーーーー
「…お、なんかあの木…果物っぽいのがあんな」
「どれ?お、マジだ。食えんのか?」
「分からん」
「とりあえず何個か持って帰ってみよーぜ」
「そだな」
数時間ほど歩いた先にある平原のような場所に桃のような果物がなる木を発見したので俺は魔導兵を召喚し、風魔法で少し収穫してみる事にした。
「合ってる合ってる。で?王子様が三人も何の……柴」
ワウシャープの王子の問いに俺が肯定して用件を聞くと佐藤から着信が入ったので俺はスマホを柴田に渡す。
「はいよ。もしもし?」
「んで、何の用?」
「魔大陸にさっそく拠点が出来たという報告を受けたので真偽を確認しに来た」
「私もだ」
「…同じく」
俺が改めて問い直すとモニクァの王子が答えて他の王子も同意する。
「拠点っつーほどでもないけどな。俺らのテント以外何もねーからただの安全地帯よ」
「…この魔大陸にはその安全地帯を作るのすら不可能だと言われ続けていたのだがな…」
「英雄やウミハラ殿の前では『ただの』扱いなのだな…」
俺の適当な返事にモニクァとトルツの王子は引きつったような微妙な笑い方をしながら呟いた。
「見たいなら好きなだけ見てっても良いけど…俺らそろそろ外に行こうと思ってんだよね」
「なるほど、では邪魔にならないよう国に帰るとしよう…お願い出来るか?」
「はいはい」
「俺も頼む」
「…お願い」
俺がこの後の予定を話すとモニクァの王子が移動をお願いするので了承すると、他の二人の王子も頼んでくるので…
藤原とのスキルの連携で順番に家へと送って行った。
「海、佐藤がココを新大陸の活動拠点として開発したいから許可をくれって言ってっけど」
「ああ…?お前らどうよ?」
「俺は別に。作った本人である海が決める事だしな」
「だな。海が決めれば良いんじゃね?」
柴田の報告を聞いて二人に意見を求めるも決定権を俺に委ねてくる。
「ま、お前らがソレで良いならオッケーしとくか…佐藤、面倒ごとを待ち込まないって条件で許可してやるよ」
「ホント!?分かった!審査を厳しくするよう伝えとく!ありがと!」
柴田からスマホを返してもらって条件付きで許可を出すと佐藤は喜んだように了承してお礼を言い、電話を切った。
「冒険者が増えんのか…ま、探索は楽になるわな」
「でも大陸の中心に行くにはあと二つぐらいこの規模の拠点を作らないと厳しくね?地図見た感じだとかなり広いだろ、ココ」
「ソレは追い追い考えて行けば良いだろ。じゃ、行こうぜ」
「「おう」」
朝食も食べ終わって片付けも済んだので俺は柴田と藤原に指示を出し…昨日とは逆方向の探索に行く事に。
「…うへー、ライオンが空飛んでるぜ」
「キマイラってホントは滑空しか出来ないからあんな風には飛べないハズなんだけどな。図鑑が間違ってんのかココにいる奴が強いだけなのか…」
拠点から出て歩いてると俺が最初に見た魔獣が空を飛んでいて藤原が驚いたように言うと柴田は見上げながら分析するように言う。
ーーーーーーー
「…お、なんかあの木…果物っぽいのがあんな」
「どれ?お、マジだ。食えんのか?」
「分からん」
「とりあえず何個か持って帰ってみよーぜ」
「そだな」
数時間ほど歩いた先にある平原のような場所に桃のような果物がなる木を発見したので俺は魔導兵を召喚し、風魔法で少し収穫してみる事にした。
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