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その後。
俺らは適当に歩きながら昼飯を食べて雑談しながら進み、特に何も見つからないまま夕飯前に拠点へと帰還する。
「魔獣がそこかしらにうじゃうじゃ居ただけで特に何も無かったな」
「だな。明日は逆の方行ってみっか」
「でも清水の言う『元の世界に戻る鍵』ってなんだろうな?」
俺が探索の結果を言うと藤原が同意して明日の予定を立てると柴田は不思議そうに疑問を尋ねてくる。
「鍵って言うから転移装置かなんかじゃね?」
「もしかしたら魔王が居るとか?倒したら世界が平和になって帰れる、とかだったりして」
「そっか。そういや世界を平和にする事が目的だっけ?すっかり忘れてたわ」
「「ええー…」」
俺の適当な予想に藤原も適当な予想を言って来るので…
俺が神に言われた事を思い出して言うと二人が呆れたようにヒきながら呟く。
「やあ海原殿、柴田殿、藤原殿。お邪魔しているよ」
「ん?お、久しぶりー」
「おー、久しぶりだな。元気そうじゃん」
「ははは、おかげさまでな」
「…ん?待てよ、なんでこんなトコに…?」
俺らが雑談してるとどっからか元暗殺者のお兄さんが歩いて来て手を上げて挨拶してくるので、俺と柴田が手を上げて返すと藤原は怪訝そうな顔で呟いた。
「本当なら事前に連絡をして置くべきだったのだが、あいにくと手段が無くてな。壁の周りを調べたがチャイムやベルなどが無かったので些か強引ではあったが、乗り越えさせてもらったよ」
「ソレならどっかの国の家に来れば良かったのに。もしかして自力で来た?」
お兄さんが藤原の疑問に答えるように拠点内に入って来た方法を言うので俺はいつもの方法を伝えながら尋ねた。
「ああ…そうか…俺とした事が…そうか、ソレならばわざわざ飛行船に乗って船に乗り継がなくとも直ぐに来れたものを…」
「んで?何しに来たんだ?」
「飯を食いに来たりただ遊びに来たり…ってだけじゃこんな危なくて遠い所まで来ねーだろ」
ショックを受けたように俯いて頭を抱え、悔しそうに落ち込みながら呟くお兄さんに柴田と藤原が用件を問う。
「ギルバート王子からの依頼だ。佐藤殿の話の真偽、そして拠点の詳細を調べて来いという、な…それはそれとして夕飯は食わせてくれ!」
「じゃあ一人分増やすか」
「よっしゃあ!!」
「いや、その喜びようだと飯食いに来たのが目的になってんじゃねーか」
「飯が目的で王子の依頼がついでってすげーな」
お兄さんの要求に俺が答えるとガッツポーズして喜び、その様子を見た柴田と藤原がニヤニヤ笑いながらツッコミつつ弄るように言った。
「…うーむ、いつ食べても美味い。城で王族達が食べる料理と全く遜色がない味だ」
「そりゃその城の料理長が俺の師匠だからな」
「なんだと!?…通りで…」
お兄さんが夕飯を噛みしめるように食べながら褒めてくるので理由を話すと驚いた後に納得する。
「と言っても俺がアッチを手伝うか否かで質が変わってくるけど。多分俺が手伝わなければコッチの方が料理の質は上になる」
「ほう…?不思議なものだ。…師を追い越したか」
「いや、単純にかける手間の差。技術はアッチが上でも周りの人達との技術の差でフルには使えないからな…悲しい事に」
城の料理と俺の兵達の料理の差を話すと、俺の言い方が悪くて危うく誤解されそうになったので訂正して料理長の評価を上げる事に。
俺らは適当に歩きながら昼飯を食べて雑談しながら進み、特に何も見つからないまま夕飯前に拠点へと帰還する。
「魔獣がそこかしらにうじゃうじゃ居ただけで特に何も無かったな」
「だな。明日は逆の方行ってみっか」
「でも清水の言う『元の世界に戻る鍵』ってなんだろうな?」
俺が探索の結果を言うと藤原が同意して明日の予定を立てると柴田は不思議そうに疑問を尋ねてくる。
「鍵って言うから転移装置かなんかじゃね?」
「もしかしたら魔王が居るとか?倒したら世界が平和になって帰れる、とかだったりして」
「そっか。そういや世界を平和にする事が目的だっけ?すっかり忘れてたわ」
「「ええー…」」
俺の適当な予想に藤原も適当な予想を言って来るので…
俺が神に言われた事を思い出して言うと二人が呆れたようにヒきながら呟く。
「やあ海原殿、柴田殿、藤原殿。お邪魔しているよ」
「ん?お、久しぶりー」
「おー、久しぶりだな。元気そうじゃん」
「ははは、おかげさまでな」
「…ん?待てよ、なんでこんなトコに…?」
俺らが雑談してるとどっからか元暗殺者のお兄さんが歩いて来て手を上げて挨拶してくるので、俺と柴田が手を上げて返すと藤原は怪訝そうな顔で呟いた。
「本当なら事前に連絡をして置くべきだったのだが、あいにくと手段が無くてな。壁の周りを調べたがチャイムやベルなどが無かったので些か強引ではあったが、乗り越えさせてもらったよ」
「ソレならどっかの国の家に来れば良かったのに。もしかして自力で来た?」
お兄さんが藤原の疑問に答えるように拠点内に入って来た方法を言うので俺はいつもの方法を伝えながら尋ねた。
「ああ…そうか…俺とした事が…そうか、ソレならばわざわざ飛行船に乗って船に乗り継がなくとも直ぐに来れたものを…」
「んで?何しに来たんだ?」
「飯を食いに来たりただ遊びに来たり…ってだけじゃこんな危なくて遠い所まで来ねーだろ」
ショックを受けたように俯いて頭を抱え、悔しそうに落ち込みながら呟くお兄さんに柴田と藤原が用件を問う。
「ギルバート王子からの依頼だ。佐藤殿の話の真偽、そして拠点の詳細を調べて来いという、な…それはそれとして夕飯は食わせてくれ!」
「じゃあ一人分増やすか」
「よっしゃあ!!」
「いや、その喜びようだと飯食いに来たのが目的になってんじゃねーか」
「飯が目的で王子の依頼がついでってすげーな」
お兄さんの要求に俺が答えるとガッツポーズして喜び、その様子を見た柴田と藤原がニヤニヤ笑いながらツッコミつつ弄るように言った。
「…うーむ、いつ食べても美味い。城で王族達が食べる料理と全く遜色がない味だ」
「そりゃその城の料理長が俺の師匠だからな」
「なんだと!?…通りで…」
お兄さんが夕飯を噛みしめるように食べながら褒めてくるので理由を話すと驚いた後に納得する。
「と言っても俺がアッチを手伝うか否かで質が変わってくるけど。多分俺が手伝わなければコッチの方が料理の質は上になる」
「ほう…?不思議なものだ。…師を追い越したか」
「いや、単純にかける手間の差。技術はアッチが上でも周りの人達との技術の差でフルには使えないからな…悲しい事に」
城の料理と俺の兵達の料理の差を話すと、俺の言い方が悪くて危うく誤解されそうになったので訂正して料理長の評価を上げる事に。
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