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「まさかだろ。詐欺師なんて会う機会ねーし」
「だろうな。でも医療用は深山がいるからなぁ…言い訳としても厳しくね?」
「深山が居りゃ死んでも生き返るんだからドナー用のクローンなんて要らねーわけだしな」
俺の否定に藤原は笑って返し、話を戻すと柴田も腕を組んで考えるように言う。
「まああの時はまだ深山の事は知らなかったからな、他の研究者達が知ってたかどうかは分からねーけど」
「ちなみに今はどんな言い訳使ってんだ?」
「まだ医療用とか言ってんのか?」
俺が当時の事を思い出しながら言うと二人は興味津々といった様子で聞いてくる。
「そりゃそーだろ。言い訳として使ってんだから深山が居ようが居まいが変わらんと思うぞ」
「でもそんなんで通るのか?」
「別に通す必要は無くね?元々裏の研究だから万が一のバレた時にしか使わない言い訳だし」
「なるほどね。下手に隠すよりもいっそのこと開き直るっていう手もあるのか」
俺と藤原の話を聞いて柴田は納得したように予想を話し出す。
「なんなら苦しいけど…頑張れば『経済目的の研究です』で逃げる事も出来るからな」
「経済目的…?って事はお前の兵みたいにマンパワーを生み出す的な?」
「そーそー。頭の良い奴や腕の良い奴のクローンを増やせば有能な政治家や実業家が増えるワケだから、国としてはすげー発展するだろうよ」
ま、邪魔されなければ…だけど。と、俺は含みを持たせながら欠点や問題点を挙げる。
「あー…腐ったお偉いさん達の妨害ね。利権とか権力とか守るためなら絶対やるだろ」
「ソレがバレたら研究ごと潰されね?」
「どーだろな?軍事や医療で自分の命や更なる利権が絡んでくると判断に迷うかもと思ってるけど」
「おーおー難しい問題になってきたのぉ」
「命も大事だし、金も地位も大事、って考えだと確かに即取り潰しにはならねーわな」
社会の闇なんて俺らには漫画やドラマ、映画の世界での知識しかないので適当な予想や想像で話を進めた。
「つーか良く考えたらクローンを生み出すって事は海の固有スキルと似たような事が出来るって事だろ?」
「…そうだな、確かに」
「いや、下手したら俺のスキルよりも上を行くんじゃね?俺の兵は学習能力がチートなだけで才能があるとかじゃねーし」
藤原の思いつきによる確認に柴田も少し考えて賛同するので俺は訂正するように答える。
「学習能力がチートレベルってのも才能だとは思うけど…まあゼロから生み出す事が出来ないとか最適化する事が出来ないと考えたら、まあ…」
「ってか俺の真似ぐらいなら深山が余裕で出来んだからそんな難しい事でも無いと思うぞ?」
「深山…?…あー、なる。過労死寸前まで働かせての奇跡で治す、の繰り返しか」
「あー…戦闘でもゾンビアタックしまくれっから兵の質によってはマジで海の上位互換的な使い方も出来んのか。…わーお、奇跡の力やべー…」
わざわざクローンを使わずとも人海戦術を真似できる女子が身近に居る事を教えると、柴田と藤原は意外そうに感心しながら呟いてヒいたようにお互いに顔を見合わせた。
「俺に出来る事の大半は深山がその気になれば俺よりも上のレベルで使えるんだからクローンとか使う必要性もねーし」
「でも技術でチートに近づくってのも凄い事じゃね?」
「…第二の神の研究か」
俺が微妙な顔でそう言うと柴田が研究を評価するような事を返し、藤原はボソッとトルツの研究の時と同じ言葉を呟く。
「だろうな。でも医療用は深山がいるからなぁ…言い訳としても厳しくね?」
「深山が居りゃ死んでも生き返るんだからドナー用のクローンなんて要らねーわけだしな」
俺の否定に藤原は笑って返し、話を戻すと柴田も腕を組んで考えるように言う。
「まああの時はまだ深山の事は知らなかったからな、他の研究者達が知ってたかどうかは分からねーけど」
「ちなみに今はどんな言い訳使ってんだ?」
「まだ医療用とか言ってんのか?」
俺が当時の事を思い出しながら言うと二人は興味津々といった様子で聞いてくる。
「そりゃそーだろ。言い訳として使ってんだから深山が居ようが居まいが変わらんと思うぞ」
「でもそんなんで通るのか?」
「別に通す必要は無くね?元々裏の研究だから万が一のバレた時にしか使わない言い訳だし」
「なるほどね。下手に隠すよりもいっそのこと開き直るっていう手もあるのか」
俺と藤原の話を聞いて柴田は納得したように予想を話し出す。
「なんなら苦しいけど…頑張れば『経済目的の研究です』で逃げる事も出来るからな」
「経済目的…?って事はお前の兵みたいにマンパワーを生み出す的な?」
「そーそー。頭の良い奴や腕の良い奴のクローンを増やせば有能な政治家や実業家が増えるワケだから、国としてはすげー発展するだろうよ」
ま、邪魔されなければ…だけど。と、俺は含みを持たせながら欠点や問題点を挙げる。
「あー…腐ったお偉いさん達の妨害ね。利権とか権力とか守るためなら絶対やるだろ」
「ソレがバレたら研究ごと潰されね?」
「どーだろな?軍事や医療で自分の命や更なる利権が絡んでくると判断に迷うかもと思ってるけど」
「おーおー難しい問題になってきたのぉ」
「命も大事だし、金も地位も大事、って考えだと確かに即取り潰しにはならねーわな」
社会の闇なんて俺らには漫画やドラマ、映画の世界での知識しかないので適当な予想や想像で話を進めた。
「つーか良く考えたらクローンを生み出すって事は海の固有スキルと似たような事が出来るって事だろ?」
「…そうだな、確かに」
「いや、下手したら俺のスキルよりも上を行くんじゃね?俺の兵は学習能力がチートなだけで才能があるとかじゃねーし」
藤原の思いつきによる確認に柴田も少し考えて賛同するので俺は訂正するように答える。
「学習能力がチートレベルってのも才能だとは思うけど…まあゼロから生み出す事が出来ないとか最適化する事が出来ないと考えたら、まあ…」
「ってか俺の真似ぐらいなら深山が余裕で出来んだからそんな難しい事でも無いと思うぞ?」
「深山…?…あー、なる。過労死寸前まで働かせての奇跡で治す、の繰り返しか」
「あー…戦闘でもゾンビアタックしまくれっから兵の質によってはマジで海の上位互換的な使い方も出来んのか。…わーお、奇跡の力やべー…」
わざわざクローンを使わずとも人海戦術を真似できる女子が身近に居る事を教えると、柴田と藤原は意外そうに感心しながら呟いてヒいたようにお互いに顔を見合わせた。
「俺に出来る事の大半は深山がその気になれば俺よりも上のレベルで使えるんだからクローンとか使う必要性もねーし」
「でも技術でチートに近づくってのも凄い事じゃね?」
「…第二の神の研究か」
俺が微妙な顔でそう言うと柴田が研究を評価するような事を返し、藤原はボソッとトルツの研究の時と同じ言葉を呟く。
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