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…翌日。
朝早くから国の端っこにあるタネフとかいう町にある家へと移動して、ソコに用意されていた飛行船へと乗船する。
それから半日ほどで小さな島へと着いたので用意されていた船に乗り換えて…いざ新大陸へと渡る事に。
「いえーい!一番乗りぃ!」
「コレは人類にとっての大きな一歩だ!」
藤原と柴田が同時に新大陸の大地へとジャンプして上陸するとハイテンションで叫ぶ。
「普通のトコとあんま変わらんな」
「今んとこはそうだな」
「でもいつ魔獣が襲って来ても良いように警戒はしとかねーとな」
俺が遅れて上陸し、周りを見ながら言うと柴田は賛同するも藤原は急に真面目な顔になって周りを見ながら注意するように返す。
「話を聞く限りではこの大陸そのものがダンジョンみてーなもんらしいし」
「随分広くて開放的なダンジョンもあったもんだな」
「…とりあえず来たはいいけど、これからどーすんの?」
柴田の説明に俺が皮肉交じりに返すと戻って行く船を見ながら藤原が尋ねた。
「サバイバルの基本は拠点作りだろ」
「んじゃまずは安全な場所探しか」
「安全な場所っつーと…周りが見渡せる広い所か、高台辺りか?候補地は」
俺がこういう場合の優先行動を教えると柴田も提案して藤原が考え始める。
「20年以上前のとは言え、とりあえず地図はあるからそこら辺探索してみようぜ」
「良いね」
「オッケ」
俺は佐藤から渡された地図を取り出して柴田や藤原に渡しながら提案すると嬉しそうに了承された。
ーーーーーー
「おっ!ココとか良くね?360度見通しが効きそうだし」
「まあ確かに開けた場所ではあるな」
「じゃあ一旦ココを拠点にするか。柴、旗」
「…ほい」
上陸場所から一時間ほど歩くと周りがどこもかしこも平地なので、俺らは一時的にこの場所を拠点にするために旗に聖水を入れて地面に設置する。
「…晩飯の時間までまだあるし…とりあえず拠点の周りに魔獣がいたりすると面倒だから辺りを調べようぜ」
「そだな」
「おー、海もなんだか冒険者らしくなって来たな」
「俺ぁ冒険者じゃねーけどな」
俺が時計を見て提案すると柴田が賛同し、藤原はニヤニヤと笑いながら弄ってくるので否定した。
「でもどうする?バラけるか?それとも固まるか?」
「バラけた方が効率が良いだろ。とりあえずお前らに兵30体預けっからなんかあったら囮にでもして時間稼げよ」
「さっすが、海。ありがてぇ」
「んじゃ俺はアッチ行くわ」
「じゃあ俺はアッチか」
「俺はコッチか」
拠点の安全確保のために俺らは三人で真っ直ぐ、右、左の三方向に別れて辺りを探索する事に。
…そして3時間後。
「おっ、海戻ってたのか」
「おう、今さっきな。こっから3キロぐらい先で魔獣がうろついてたから別の場所とか見て回りながら戻ってきた」
「アッチも3キロ先ぐらいだったな。ユニコーンの黒いヤツがめっちゃ走り回ってた」
俺が拠点のテントに戻って5分ぐらいで柴田が戻って来たのでお互いの情報を交換し合う。
朝早くから国の端っこにあるタネフとかいう町にある家へと移動して、ソコに用意されていた飛行船へと乗船する。
それから半日ほどで小さな島へと着いたので用意されていた船に乗り換えて…いざ新大陸へと渡る事に。
「いえーい!一番乗りぃ!」
「コレは人類にとっての大きな一歩だ!」
藤原と柴田が同時に新大陸の大地へとジャンプして上陸するとハイテンションで叫ぶ。
「普通のトコとあんま変わらんな」
「今んとこはそうだな」
「でもいつ魔獣が襲って来ても良いように警戒はしとかねーとな」
俺が遅れて上陸し、周りを見ながら言うと柴田は賛同するも藤原は急に真面目な顔になって周りを見ながら注意するように返す。
「話を聞く限りではこの大陸そのものがダンジョンみてーなもんらしいし」
「随分広くて開放的なダンジョンもあったもんだな」
「…とりあえず来たはいいけど、これからどーすんの?」
柴田の説明に俺が皮肉交じりに返すと戻って行く船を見ながら藤原が尋ねた。
「サバイバルの基本は拠点作りだろ」
「んじゃまずは安全な場所探しか」
「安全な場所っつーと…周りが見渡せる広い所か、高台辺りか?候補地は」
俺がこういう場合の優先行動を教えると柴田も提案して藤原が考え始める。
「20年以上前のとは言え、とりあえず地図はあるからそこら辺探索してみようぜ」
「良いね」
「オッケ」
俺は佐藤から渡された地図を取り出して柴田や藤原に渡しながら提案すると嬉しそうに了承された。
ーーーーーー
「おっ!ココとか良くね?360度見通しが効きそうだし」
「まあ確かに開けた場所ではあるな」
「じゃあ一旦ココを拠点にするか。柴、旗」
「…ほい」
上陸場所から一時間ほど歩くと周りがどこもかしこも平地なので、俺らは一時的にこの場所を拠点にするために旗に聖水を入れて地面に設置する。
「…晩飯の時間までまだあるし…とりあえず拠点の周りに魔獣がいたりすると面倒だから辺りを調べようぜ」
「そだな」
「おー、海もなんだか冒険者らしくなって来たな」
「俺ぁ冒険者じゃねーけどな」
俺が時計を見て提案すると柴田が賛同し、藤原はニヤニヤと笑いながら弄ってくるので否定した。
「でもどうする?バラけるか?それとも固まるか?」
「バラけた方が効率が良いだろ。とりあえずお前らに兵30体預けっからなんかあったら囮にでもして時間稼げよ」
「さっすが、海。ありがてぇ」
「んじゃ俺はアッチ行くわ」
「じゃあ俺はアッチか」
「俺はコッチか」
拠点の安全確保のために俺らは三人で真っ直ぐ、右、左の三方向に別れて辺りを探索する事に。
…そして3時間後。
「おっ、海戻ってたのか」
「おう、今さっきな。こっから3キロぐらい先で魔獣がうろついてたから別の場所とか見て回りながら戻ってきた」
「アッチも3キロ先ぐらいだったな。ユニコーンの黒いヤツがめっちゃ走り回ってた」
俺が拠点のテントに戻って5分ぐらいで柴田が戻って来たのでお互いの情報を交換し合う。
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