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「もしもし?」
「海原か?」
「ああ」
「柴田や藤原、女子達はお前が許可するならオッケーだそうだ。帝都に着いたらまた連絡する」
「オッケ」
駒込は本人確認をした後に用件を言うと俺の返事を聞くや否や直ぐに通話を切る。
「ほお~…ソレが噂に聞く小型遠隔通信装置か」
「噂?ああ…」
料理長の驚いたような言葉に俺は一瞬不思議に思うも佐藤の事が頭に浮かんだので納得して呟いた。
「遠くに居る相手とも直ぐに話せるようになるなんて便利な道具があったもんだ」
「と言っても番号知らないと意味無いから知り合い以外とは話せねぇぞ?」
「知り合いと話せるだけでも十分便利だと思うがな」
「まあそれもそうか。じゃあまた」
「おう、元気でな」
俺は目的は果たしたので料理長との雑談を適当に切り上げて帰宅する事に。
…その夜。
「お、駒込からだ」
「んじゃ行きますか」
「そだな」
いつものように野郎三人でゲームをしてると駒込から電話が入ったので俺らはスキルの連携で帝都へと移動した。
「いやーこんな夜遅くにすまんな」
「そんな夜遅くにご苦労な事だな」
「流石に困ってるクラスメイトを放っては置けないだろ」
待ち合わせ場所にやってきた馬車から駒込が降りて直ぐに謝ってくるので俺が適当に労うと笑いながらそう返す。
「そりゃそうだ。でもまさかお前がそんなお人好しだったとはな」
「おいおい。俺はこれでも優しくて爽やかなナイスガイと言われてるんだぜ?」
「どこでだよ。そんなん聞いた事ねーぞ」
「まあ部活やってっから爽やかではあるんじゃね?ナイスガイかどうかは置いといて」
藤原の笑って弄るような言葉に駒込も笑いながらボケるような事を言うので柴田がツッコミ、俺は一応当てはまる部分だけを指摘する。
「お前らちょっとひどくないか?」
「そうか?ナイスガイ駒込ならこのぐらい平気だろ」
「だな。ナイスガイ駒込ならその優しさで許してくれるって」
「よっ、爽やかナイスガイ」
「…やっぱり『爽やか』は取り消させてくれ。ナイスガイはそのままで良いから」
「「「そっち!?」」」
駒込が笑いながら冗談のように言うので俺が弄ると柴田と藤原も乗っかり…
駒込の予想外の訂正に俺ら三人のツッコミが被った。
「『ナイスガイ駒込』ってカッコ良くないか?」
「まあ芸人っぽいな」
「だったら『駒込ナイスガイ』の方が良くね?」
「駒込、ナイス・ガイって事か…なんか名前的にハーフで居そうだな」
「…あの…」
俺らが野郎同士の話で盛り上がってると馬車から制服姿の女子が降りて来る。
「おお、高木すまんな」
「へー、コイツが高木か」
「そーいや居たな」
「こんな女子も居たんだな」
駒込が謝って俺らが視線を向けると人見知りなのか高木は焦ったように急に俯く。
「じゃあよろしく頼んだ」
「おう」
「お前はどうすんだ?」
「決まってるだろ、段位持ちに上がるために依頼をこなす」
「ま、死なねー程度に頑張れよ」
「なんかあったら電話しろよ。深山に頼めば治してくれるだろうし」
「オッケー!ありがとよ。じゃあな」
俺らは駒込と別れて高木とかいう全然喋らない無口な根暗っぽい女子を連れて帰宅した。
「海原か?」
「ああ」
「柴田や藤原、女子達はお前が許可するならオッケーだそうだ。帝都に着いたらまた連絡する」
「オッケ」
駒込は本人確認をした後に用件を言うと俺の返事を聞くや否や直ぐに通話を切る。
「ほお~…ソレが噂に聞く小型遠隔通信装置か」
「噂?ああ…」
料理長の驚いたような言葉に俺は一瞬不思議に思うも佐藤の事が頭に浮かんだので納得して呟いた。
「遠くに居る相手とも直ぐに話せるようになるなんて便利な道具があったもんだ」
「と言っても番号知らないと意味無いから知り合い以外とは話せねぇぞ?」
「知り合いと話せるだけでも十分便利だと思うがな」
「まあそれもそうか。じゃあまた」
「おう、元気でな」
俺は目的は果たしたので料理長との雑談を適当に切り上げて帰宅する事に。
…その夜。
「お、駒込からだ」
「んじゃ行きますか」
「そだな」
いつものように野郎三人でゲームをしてると駒込から電話が入ったので俺らはスキルの連携で帝都へと移動した。
「いやーこんな夜遅くにすまんな」
「そんな夜遅くにご苦労な事だな」
「流石に困ってるクラスメイトを放っては置けないだろ」
待ち合わせ場所にやってきた馬車から駒込が降りて直ぐに謝ってくるので俺が適当に労うと笑いながらそう返す。
「そりゃそうだ。でもまさかお前がそんなお人好しだったとはな」
「おいおい。俺はこれでも優しくて爽やかなナイスガイと言われてるんだぜ?」
「どこでだよ。そんなん聞いた事ねーぞ」
「まあ部活やってっから爽やかではあるんじゃね?ナイスガイかどうかは置いといて」
藤原の笑って弄るような言葉に駒込も笑いながらボケるような事を言うので柴田がツッコミ、俺は一応当てはまる部分だけを指摘する。
「お前らちょっとひどくないか?」
「そうか?ナイスガイ駒込ならこのぐらい平気だろ」
「だな。ナイスガイ駒込ならその優しさで許してくれるって」
「よっ、爽やかナイスガイ」
「…やっぱり『爽やか』は取り消させてくれ。ナイスガイはそのままで良いから」
「「「そっち!?」」」
駒込が笑いながら冗談のように言うので俺が弄ると柴田と藤原も乗っかり…
駒込の予想外の訂正に俺ら三人のツッコミが被った。
「『ナイスガイ駒込』ってカッコ良くないか?」
「まあ芸人っぽいな」
「だったら『駒込ナイスガイ』の方が良くね?」
「駒込、ナイス・ガイって事か…なんか名前的にハーフで居そうだな」
「…あの…」
俺らが野郎同士の話で盛り上がってると馬車から制服姿の女子が降りて来る。
「おお、高木すまんな」
「へー、コイツが高木か」
「そーいや居たな」
「こんな女子も居たんだな」
駒込が謝って俺らが視線を向けると人見知りなのか高木は焦ったように急に俯く。
「じゃあよろしく頼んだ」
「おう」
「お前はどうすんだ?」
「決まってるだろ、段位持ちに上がるために依頼をこなす」
「ま、死なねー程度に頑張れよ」
「なんかあったら電話しろよ。深山に頼めば治してくれるだろうし」
「オッケー!ありがとよ。じゃあな」
俺らは駒込と別れて高木とかいう全然喋らない無口な根暗っぽい女子を連れて帰宅した。
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