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…翌日。
俺は柴田と藤原が持っている『聖域の旗』とかいうアイテムを買うためにモニクァへと移動した。
…なんでもあの帝国には柴田と藤原の買った2本だけしかなかったらしく、調べた結果…
最後の一つはこの国にあるんだとか。
「…すみませーん。聖域の旗とかいうアイテムが欲しいんですけど、どこに売ってます?」
「聖域の旗?ああ、城の近くの…この店に置いてあるよ」
「ありがとうございます」
そこらへんの雑貨屋に入って店員に尋ねると壁に掛けられていた街の地図を指差して教えてくれるので、俺はお礼を言ってその店へと向かう。
「…ココか」
着いた店は建物からして立派な、高級志向な感じで…中に入るといかにも貴族とか金持ち御用達っぽいような雰囲気を感じる。
「おおー…」
俺は結構良い値段がする物を見ながら目的の物を探す。
「何かお探しでしょうか?」
「『聖域の旗』ってのを探してるんだけど…」
「…あー…お客様、残念ながらお探しの物は既に売り切れておりまして…」
代わりにこちらの物など、どうでしょう?と、店員は別の旗を勧めてきた。
「いや、いいや。入荷の予定とかはある?」
「予定は今のところございませんね…お客様がお探しの物は世界に4本しかない、といわれていますので…」
「まあそれもそうか。悪いけど他に買う予定は無いから」
「…ご期待に添えず誠に申し訳ございませんでした。またのご来店をお待ちしております」
俺の問いに店員が困ったように答えるので買うのは諦めて帰る事に。
「おう、海。どうだった?」
「ダメ。既に売り切れてた」
「マジか。俺らの他にあんなのを買う物好きな奴がいるのかよ」
柴田の確認に俺が首を振って返すと藤原が驚いたように言う。
「一応一つは高段者の奴が持ってんだろ?じゃあ段位持ちとかが買っててもおかしくはねーだろ」
「…確かに」
「…ん?」
藤原が柴田の話に納得すると他の家に訪問者が。
「どーした?」
「なんかワウシャープの家に王子が来てんな…仕事の依頼か?藤、頼む」
「おう」
柴田の問いに俺は説明して藤原に頼み、スキルの連携でアッチの家へと移動した。
「やっほー、何か用?」
「今、時間大丈夫?」
「今さっき買い物から帰ってきたばかりだから、この後は特に用は無いけど」
「…買い物?」
兵に連れて来られた王子に挨拶して尋ねると確認されたので大丈夫だと返すと興味が湧いたように聞いてくる。
「結局買えなかったから気にしなくていいよ」
「気になる…」
「聖域の旗ってやつをモニクァに買いに行ったんだけど売り切れてた。まさかあんなクソ高い物を買うっつー物好きが俺ら以外にいたとはね」
俺が適当に話を切り替えようとするも王子は興味津々といった様子で言うので世間話のように軽く話す事にした。
俺は柴田と藤原が持っている『聖域の旗』とかいうアイテムを買うためにモニクァへと移動した。
…なんでもあの帝国には柴田と藤原の買った2本だけしかなかったらしく、調べた結果…
最後の一つはこの国にあるんだとか。
「…すみませーん。聖域の旗とかいうアイテムが欲しいんですけど、どこに売ってます?」
「聖域の旗?ああ、城の近くの…この店に置いてあるよ」
「ありがとうございます」
そこらへんの雑貨屋に入って店員に尋ねると壁に掛けられていた街の地図を指差して教えてくれるので、俺はお礼を言ってその店へと向かう。
「…ココか」
着いた店は建物からして立派な、高級志向な感じで…中に入るといかにも貴族とか金持ち御用達っぽいような雰囲気を感じる。
「おおー…」
俺は結構良い値段がする物を見ながら目的の物を探す。
「何かお探しでしょうか?」
「『聖域の旗』ってのを探してるんだけど…」
「…あー…お客様、残念ながらお探しの物は既に売り切れておりまして…」
代わりにこちらの物など、どうでしょう?と、店員は別の旗を勧めてきた。
「いや、いいや。入荷の予定とかはある?」
「予定は今のところございませんね…お客様がお探しの物は世界に4本しかない、といわれていますので…」
「まあそれもそうか。悪いけど他に買う予定は無いから」
「…ご期待に添えず誠に申し訳ございませんでした。またのご来店をお待ちしております」
俺の問いに店員が困ったように答えるので買うのは諦めて帰る事に。
「おう、海。どうだった?」
「ダメ。既に売り切れてた」
「マジか。俺らの他にあんなのを買う物好きな奴がいるのかよ」
柴田の確認に俺が首を振って返すと藤原が驚いたように言う。
「一応一つは高段者の奴が持ってんだろ?じゃあ段位持ちとかが買っててもおかしくはねーだろ」
「…確かに」
「…ん?」
藤原が柴田の話に納得すると他の家に訪問者が。
「どーした?」
「なんかワウシャープの家に王子が来てんな…仕事の依頼か?藤、頼む」
「おう」
柴田の問いに俺は説明して藤原に頼み、スキルの連携でアッチの家へと移動した。
「やっほー、何か用?」
「今、時間大丈夫?」
「今さっき買い物から帰ってきたばかりだから、この後は特に用は無いけど」
「…買い物?」
兵に連れて来られた王子に挨拶して尋ねると確認されたので大丈夫だと返すと興味が湧いたように聞いてくる。
「結局買えなかったから気にしなくていいよ」
「気になる…」
「聖域の旗ってやつをモニクァに買いに行ったんだけど売り切れてた。まさかあんなクソ高い物を買うっつー物好きが俺ら以外にいたとはね」
俺が適当に話を切り替えようとするも王子は興味津々といった様子で言うので世間話のように軽く話す事にした。
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