クラスまるごと異世界転移

八神

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「…委員長どうする?委員長と魔法使いぐらいならテントで寝れるけど」

「あ、じゃあリリンはお願いして良いかな?僕は…」



俺の確認に飯島は魔法使いの女子を優先するとパーティメンバーの所へと歩いて行く。


「委員長達までいけんのか?」

「ベッドは4人分あるからな。委員長には布団で寝てもらう」

「まあ寝袋とか地面に寝るよかマシか」

「僕が寝ても良いんだって」

「…ありがとうございます。お世話になります」


藤原の疑問に俺が答えると飯島と魔法使いがやってきた。


…それから俺と柴田、藤原と飯島、魔法使いの女子一人、に分かれて寝てからの翌日。


まだまだ魔獣は元気なようなので朝食を食べた後にゲームをして時間を潰す。


「ひゃっはー!汚物は消毒だー!」

「うわ、うぜっ!良いタイミングで火ぃ吹きやがる!」

「張り手ばっか使ってるからだろ」

「でも僕だったらアレだけで普通に負けそう」


藤原と柴田の格ゲーの対戦を見ながら俺が言うと飯島は困ったように対策が無い事を返す。


「まあ力士は普通に強キャラだからな。張り手の対策を取らないと負けたりするし」

「そうなんだ」

「…ぐあっ!負けた!」

「へっへー!相撲取りにヨガの達人ごときが勝てるかよ!」

「んじゃ、次俺な」


飯島と話してるとどうやら柴田が張り手のゴリ押しで藤原に勝ったようなので順番で俺と対戦する事に。



…そして翌日。



「おらっ!くそっ!」

「舐めんなよ!おらっ!」

「くっ…!」

「もうちょい!もうちょい!」

「ちぃっ!」


朝食が終わった後に俺らはさっそくゲームに移り、今度は別の格ゲーで藤原と俺から対戦を開始する。


「いえー!逆転勝利!」

「くっそー…あと一撃だったのに…!」


まさかのギリギリでの逆転劇に藤原が勝ち誇るので俺は悔しさで思わず立ち上がってしまう。


「じゃあ次は僕とだね」

「くっそー…柴、委員長が終わるまで俺とやろうぜ」

「オッケー」


今日は勝ち抜き戦なので飯島が次の相手として藤原と戦う事になり、俺は悔しさを晴らすために柴田に対戦を申し込む。



更に翌日。



「あ、やべ」

「ちょっ…!死んだわ。海と相討ちかよ」

「すまん。委員長頑張れ」

「ええっ!?…大丈夫かな…」

「げっ!呪い取っちまった!」


俺らは朝から某爆弾マンのゲームでチーム対戦をしながら時間を潰した。


…その夜。


「ん?」「あ」「おっ」

「…どうしたの?」


風呂上がりにゲームを続けてるとボスが倒れてスキルが解除されたので俺らが呟くと飯島が不思議そうに聞いてくる。


「「あっ!!」」

「…もしかして…!」


急に現れたピンクの象の頭を見て飯島のパーティメンバーが驚く。
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