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「…おせーよ」
「これでも急いだんだぜ?」
「ってかお前手ぇどうした!?」
俺がホッとしながら悪態をつくように言うと藤原は笑いながら言い、柴田が異変に気付く。
「ん?あ、マジだ。どこいった?」
いつのまにか俺の左腕が無くなっているので周りを探すも当然落ちていない。
「いや、知らんけど!つーか、腹とかも抉れてんじゃん!」
「…あー…痛覚とか麻痺させてたから攻撃が当たってたって事にも気付かなかったわ。しかもHP残り2だし」
柴田のツッコミで自分の状態を確認すると割と瀕死の状態だった。
「ってかお前一人?電話では飯島のパーティと一緒って言ってなかったか?」
「剣士と射手は落とし穴に落ちて、魔法使いは兵に担がせて4階に逃がした」
「…あのアホまた罠に引っかかったのかよ…」
藤原の確認に俺が報告すると柴田が呆れたように呟く。
「4階って事はこの階だよね?早く合流しないと…」
「だな。さっさと探して合流しねーとやべーかもな」
「でも海動けっか?」
「雷魔法の反動でしばらくは無理かもしれん」
飯島が焦ったように呟くと藤原も同意するが柴田は俺に確認を取ってくるのでとりあえず現状を話す。
「とりあえず…ほらよ」
「お、サンキュー…お」
柴田が回復薬をくれたのでありがたくもらって飲むと…
HPと一緒に体力も回復したようで少しは動けるようになった。
「もう一本いっとけ」
「ありがとよ」
立ち上がった俺に藤原がまた回復薬を渡して来るので一気に飲むと腹の傷が少し治ったのか出血が止まる。
「海の傷も少しは良くなったようだし…魔法使いを探すか」
「うん!」
「こっちだな」
柴田が仕切るように言うので俺は兵の居場所へと案内する事に。
…俺らが魔獣とのエンカウントを避けながら階段を目指して進むと階段の前に魔法使いの女子が座り込んでいて隣に俺の兵が立っていた。
「リリン!」
「…あっ…!」
飯島が声をかけると魔法使いは顔を上げて俺らを見て嬉しそうに立ち上がる。
「…!腕が…!?」
「ん?ああ。まあこの程度で済んで良かったよ」
「いや、いくら痛覚を麻痺させてるからって腕が無くなったのを『この程度』では済まねーだろ」
俺の姿を見て驚く魔法使いにそう返すと柴田がツッコミを入れてきた。
「これでも急いだんだぜ?」
「ってかお前手ぇどうした!?」
俺がホッとしながら悪態をつくように言うと藤原は笑いながら言い、柴田が異変に気付く。
「ん?あ、マジだ。どこいった?」
いつのまにか俺の左腕が無くなっているので周りを探すも当然落ちていない。
「いや、知らんけど!つーか、腹とかも抉れてんじゃん!」
「…あー…痛覚とか麻痺させてたから攻撃が当たってたって事にも気付かなかったわ。しかもHP残り2だし」
柴田のツッコミで自分の状態を確認すると割と瀕死の状態だった。
「ってかお前一人?電話では飯島のパーティと一緒って言ってなかったか?」
「剣士と射手は落とし穴に落ちて、魔法使いは兵に担がせて4階に逃がした」
「…あのアホまた罠に引っかかったのかよ…」
藤原の確認に俺が報告すると柴田が呆れたように呟く。
「4階って事はこの階だよね?早く合流しないと…」
「だな。さっさと探して合流しねーとやべーかもな」
「でも海動けっか?」
「雷魔法の反動でしばらくは無理かもしれん」
飯島が焦ったように呟くと藤原も同意するが柴田は俺に確認を取ってくるのでとりあえず現状を話す。
「とりあえず…ほらよ」
「お、サンキュー…お」
柴田が回復薬をくれたのでありがたくもらって飲むと…
HPと一緒に体力も回復したようで少しは動けるようになった。
「もう一本いっとけ」
「ありがとよ」
立ち上がった俺に藤原がまた回復薬を渡して来るので一気に飲むと腹の傷が少し治ったのか出血が止まる。
「海の傷も少しは良くなったようだし…魔法使いを探すか」
「うん!」
「こっちだな」
柴田が仕切るように言うので俺は兵の居場所へと案内する事に。
…俺らが魔獣とのエンカウントを避けながら階段を目指して進むと階段の前に魔法使いの女子が座り込んでいて隣に俺の兵が立っていた。
「リリン!」
「…あっ…!」
飯島が声をかけると魔法使いは顔を上げて俺らを見て嬉しそうに立ち上がる。
「…!腕が…!?」
「ん?ああ。まあこの程度で済んで良かったよ」
「いや、いくら痛覚を麻痺させてるからって腕が無くなったのを『この程度』では済まねーだろ」
俺の姿を見て驚く魔法使いにそう返すと柴田がツッコミを入れてきた。
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