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「くっ…!おらあっ!」
「…今だ!退くぞ」
「おう!」
剣士が前衛で魔獣の攻撃を凌ぎながら射手と魔法使いが足止めの攻撃をしてから全力で逃げる。
魔獣とエンカウントする度にそうやって逃げながらなんとか地図を見ながら階段を登って入口に向かうように戻って俺らは藤原達との合流を目指す。
「…もしもし?俺らはなんとか5階まで戻って来れたけど」
「俺らはまだ2階だな。海が居ねーから魔獣を避けるのにも必死よ」
「じゃあ早くて合流は4階か」
「そうなるな。お、階段発見!じゃな」
俺は藤原に電話をかけてお互いの状況の情報を交換して電話を切った。
「どうやらあいつらも3階まで来てるらしい」
「…と言う事は、合流は早くて次の階か…!」
「よっし!そうと決まれば急ぐぜ!」
「うん!」
俺の報告で士気が上がったらしくみんなやる気に満ちた様子になったが、歩き始めると周りを警戒しながら慎重に通路を進む。
「…ココは…さっきの部屋?」
「って事は…あとは地図を見て戻るだけだ!」
「…あっ」
射手が行き止まりの部屋の奥にあるレバーを見て呟くと剣士の野郎がまたしても勝手に一人で進み出したので魔法使いが慌てて追いかけた。
「この先が階段だ!」
「待て!」
「…おっと!」
剣士が地図を見ながらどんどん進んで行くと射手の男が呼び留め、何かを発見したように剣士の足が止まる。
「…どうしたの…?」
「やべぇ…この先はモンスターハウスだ。迂回しよう」
「そうだな」
「…あ」
「また…!おまっ!」
引き返そうとした剣士が何故か壁にあったスイッチを押すと罠が発動したらしく床に穴が空いて剣士と射手の二人が落ちて行く。
「ええー…こんな所にもトラップのスイッチがあんの…?」
ってかこんなモン良く押せたな…と、俺は壁にある小さなスイッチを見た後に穴が塞がった床に足を軽く乗せてまた落ちないかを確認する。
「…大丈夫か」
「…大丈夫じゃない…!」
「…げ」
どうやら床が戻ってるようなので俺が安心して呟くと魔法使いが先を見て首を振るので、俺もそこを見ると…
どうやら部屋のような広い空間にいた魔獣達の群れに気づかれたらしくこっちに向かって来ていた。
「くっ…!おらあっ!」
「…今だ!退くぞ」
「おう!」
剣士が前衛で魔獣の攻撃を凌ぎながら射手と魔法使いが足止めの攻撃をしてから全力で逃げる。
魔獣とエンカウントする度にそうやって逃げながらなんとか地図を見ながら階段を登って入口に向かうように戻って俺らは藤原達との合流を目指す。
「…もしもし?俺らはなんとか5階まで戻って来れたけど」
「俺らはまだ2階だな。海が居ねーから魔獣を避けるのにも必死よ」
「じゃあ早くて合流は4階か」
「そうなるな。お、階段発見!じゃな」
俺は藤原に電話をかけてお互いの状況の情報を交換して電話を切った。
「どうやらあいつらも3階まで来てるらしい」
「…と言う事は、合流は早くて次の階か…!」
「よっし!そうと決まれば急ぐぜ!」
「うん!」
俺の報告で士気が上がったらしくみんなやる気に満ちた様子になったが、歩き始めると周りを警戒しながら慎重に通路を進む。
「…ココは…さっきの部屋?」
「って事は…あとは地図を見て戻るだけだ!」
「…あっ」
射手が行き止まりの部屋の奥にあるレバーを見て呟くと剣士の野郎がまたしても勝手に一人で進み出したので魔法使いが慌てて追いかけた。
「この先が階段だ!」
「待て!」
「…おっと!」
剣士が地図を見ながらどんどん進んで行くと射手の男が呼び留め、何かを発見したように剣士の足が止まる。
「…どうしたの…?」
「やべぇ…この先はモンスターハウスだ。迂回しよう」
「そうだな」
「…あ」
「また…!おまっ!」
引き返そうとした剣士が何故か壁にあったスイッチを押すと罠が発動したらしく床に穴が空いて剣士と射手の二人が落ちて行く。
「ええー…こんな所にもトラップのスイッチがあんの…?」
ってかこんなモン良く押せたな…と、俺は壁にある小さなスイッチを見た後に穴が塞がった床に足を軽く乗せてまた落ちないかを確認する。
「…大丈夫か」
「…大丈夫じゃない…!」
「…げ」
どうやら床が戻ってるようなので俺が安心して呟くと魔法使いが先を見て首を振るので、俺もそこを見ると…
どうやら部屋のような広い空間にいた魔獣達の群れに気づかれたらしくこっちに向かって来ていた。
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