クラスまるごと異世界転移

八神

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「待って待って!来るな来るな!」

「いただき」

「あっ!ちょっ…!だれ!?」

「おいおい、横取りかよ」

「あ、佐藤達もこっちにいたんだ」


全員敵のバトロワモードで遊んでると住吉達もやって来た。


「住吉さん達も来たんだ…だから来んなって!」

「はいドーン」

「ちょっと男子の挟み撃ち酷くない!?」


佐藤が斎藤達に気を取られた隙に俺が近づいて銃を連射すると逃げながら叫び、どうやら清水は柴田と藤原の連携でヤられたようだ。


「…なんか楽しそうだね」

「お前らもやるか?」

「ううん、いい。見てても良い?」

「じゃあ画面大きくするか…ちょっとみんなポーズで止めてくれ」


斉藤の言葉に俺がコントローラーを差し出して聞くも拒否られて観戦に回るようなので俺は一旦みんなに停止の指示を出す。


「あ?どーした?」

「深山達が観戦するらしいから見やすいようモニターを変えようと思ってな」

「おー、そりゃ良い」

「うん。大きい方が見やすいし」

「…って、デカッ!」


俺の提案に野郎達が賛成したので50インチぐらいの額縁を持ってくると佐藤が驚く。


「…流石にこんな大きいモニターが6台もあると圧巻というか、なんというか…」

「えーと…コレか。んで、こうして…出来た」


兵達が大きい額縁をセッティングし終えた後に清水が呟くが俺は無視してさっきまで使っていた額縁6枚を一つに張り合わせて、その後に線を繋ぎ兵に書かせた名前入りのテープを貼らせる。


「海君コレは?」

「コレは別モニター。俺らの画面がそのまま見れるから、後ろから見るのが面倒になったらコレを見れば良いよ」

「「んな事も出来んの!?」」
「「そんな事も出来るの!?」」


深山の問いに俺が説明すると…柴田と藤原の驚きの声が被り、一瞬遅れて佐藤と飯島の声が被った。


「そりゃ夢のマシーンだからな。じゃあ続きやるぞ」

「う、うん」

「…夢のマシーンの機能ってどれだけあんだろーな?」

「…俺らが知らねー機能がまだまだありそーで怖ぇわ…」


俺は適当に流した後にゲームを再開しながら言うと柴田がなんとも言えない顔で呟き、藤原も賛同するかのように同じ顔で呟く。


「おっ、ソード発見」

「近接って弱くね?」

「まあ近づかれる前にヤれば良いだけだしな」

「あっ!」


俺の報告に柴田と藤原は微妙そうな反応を示すがたまたま近くにいた飯島を攻撃すると、一撃で倒す事が出来た。


「あっ!だれ!?なんか後ろから一撃でヤられたんだけど!?」

「…あ、海原だ!ちょっと待ってソード強くない!?」

「ははは」

「マジ?あ、海いた…うおっ!一撃!?」

「マジで?ソードそんなヤベーの?」


俺は清水、佐藤、藤原の順で倒していき、残るは柴田のみ。
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