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「…海、グッジョブ!」
「斉藤達は分かるけど…なんで佐藤と清水も水着持ってんだ?」
「さあな、深山達から借りたんじゃね?それよかみんなビキニっていうのにびっくりだな…見てる分には最高だが」
水着姿ではしゃぐ女子達を見ながら藤原が親指を立てて褒め、柴田が疑問を聞くので俺は適当に返して感想を言う。
「住吉はさておき深山は意外に締まった身体してんな~…地下アイドルのグラビアみてーだ」
「つーか意外とみんな結構胸あんのな。いつも服の上からしか見ねーからサイズ感がイマイチ分かりづらかったけど」
「佐藤と清水はオタクでインドア系っつってたけど、ぽっちゃりでもないしペタンコでも無いから普通にオタサーの姫としてモテそうじゃね?」
「「分かる」」
「ねー!柴田君達も一緒にやらない?」
女子達を見ながら下世話な野郎トークをしてるとビーチボールで楽しそうに遊んでいる斉藤に誘われた。
…翌日。
俺は頼んだゲーム機の進捗状況を確認するため沼内の居るガライアの家へと移動する。
「いらっしゃいませ~」
「沼内、居る?」
「どのようなご用件でしょうか?」
「コレ」
沼内の工房…アトリエに入ると女性店員が挨拶してくるので俺が聞くと逆に聞き返されたので予約のカードを渡す。
「…ああ、ウミハラ様でございますね?マスターは隣のアトリエにいらっしゃいますよ」
「…マスター?」
「本工房の主『アトリエマスター』でございます」
「ああ、そっちのマスターね…ありがと」
カードを見ると名前を確認して沼内の所在を教えて来るが俺は呼び名が気になったので聞いてみると…
良くありがちな奴隷とか弟子とか召喚、契約といった痛いアレでは無く、本当にただの呼び名のようだ。
…アトリエとか呼ばれてる倉庫のように広い建物の中に入ると、正に『工房』のような作業台があって町工場っぽい雰囲気のある場所だった。
「よお、沼内。元気そうでなによりだな」
「…あ。クラスの……えーと…誰だっけ?」
俺がミシン台のような機械の前に座ってる沼内を確認して声をかけると振り向いた後に思い出すような仕草をしながらも結局名前を尋ねてくる。
「海原だ」
「ああ!そう言えばそんな名前のが居たような。良くココが分かったね?」
「そりゃ客だからな。俺が頼んだゲームはどこまで出来てんだ?」
「客?ゲーム?この世界で会うのは今が初めてなのに?」
俺の自己紹介に沼内が思い出したように声を上げて疑問を聞いてくるので普通に答えて進捗状況を尋ねるも沼内は不思議そうな顔で聞き返した。
「おめーこの前ゲーム機作っただろ?」
「うん。頼まれてたからね」
「ソレを頼んだのが俺よ。んで据え置きのと同じのをもう一個と携帯ゲーム機の開発を頼まれなかったか?」
「……あー、この『ウミハラ』って君か。どっかで聞いた事あるような名前だと思ったら…」
俺の確認に沼内が頷くので依頼人が俺である事を教えて更に確認すると沼内は名簿かなんかを見て納得いったように呟く。
「んで?どこまで進んでんだ?」
「据え置きは一度作ったから材料さえあれば直ぐに作れるけど…携帯型はなぁ…やっぱ納得のいく物を作りたいから材料込みであと3日は欲しいな」
俺が再び進捗状況の確認をするとやはり携帯ゲーム機は時間がかかるようだ。
「…海、グッジョブ!」
「斉藤達は分かるけど…なんで佐藤と清水も水着持ってんだ?」
「さあな、深山達から借りたんじゃね?それよかみんなビキニっていうのにびっくりだな…見てる分には最高だが」
水着姿ではしゃぐ女子達を見ながら藤原が親指を立てて褒め、柴田が疑問を聞くので俺は適当に返して感想を言う。
「住吉はさておき深山は意外に締まった身体してんな~…地下アイドルのグラビアみてーだ」
「つーか意外とみんな結構胸あんのな。いつも服の上からしか見ねーからサイズ感がイマイチ分かりづらかったけど」
「佐藤と清水はオタクでインドア系っつってたけど、ぽっちゃりでもないしペタンコでも無いから普通にオタサーの姫としてモテそうじゃね?」
「「分かる」」
「ねー!柴田君達も一緒にやらない?」
女子達を見ながら下世話な野郎トークをしてるとビーチボールで楽しそうに遊んでいる斉藤に誘われた。
…翌日。
俺は頼んだゲーム機の進捗状況を確認するため沼内の居るガライアの家へと移動する。
「いらっしゃいませ~」
「沼内、居る?」
「どのようなご用件でしょうか?」
「コレ」
沼内の工房…アトリエに入ると女性店員が挨拶してくるので俺が聞くと逆に聞き返されたので予約のカードを渡す。
「…ああ、ウミハラ様でございますね?マスターは隣のアトリエにいらっしゃいますよ」
「…マスター?」
「本工房の主『アトリエマスター』でございます」
「ああ、そっちのマスターね…ありがと」
カードを見ると名前を確認して沼内の所在を教えて来るが俺は呼び名が気になったので聞いてみると…
良くありがちな奴隷とか弟子とか召喚、契約といった痛いアレでは無く、本当にただの呼び名のようだ。
…アトリエとか呼ばれてる倉庫のように広い建物の中に入ると、正に『工房』のような作業台があって町工場っぽい雰囲気のある場所だった。
「よお、沼内。元気そうでなによりだな」
「…あ。クラスの……えーと…誰だっけ?」
俺がミシン台のような機械の前に座ってる沼内を確認して声をかけると振り向いた後に思い出すような仕草をしながらも結局名前を尋ねてくる。
「海原だ」
「ああ!そう言えばそんな名前のが居たような。良くココが分かったね?」
「そりゃ客だからな。俺が頼んだゲームはどこまで出来てんだ?」
「客?ゲーム?この世界で会うのは今が初めてなのに?」
俺の自己紹介に沼内が思い出したように声を上げて疑問を聞いてくるので普通に答えて進捗状況を尋ねるも沼内は不思議そうな顔で聞き返した。
「おめーこの前ゲーム機作っただろ?」
「うん。頼まれてたからね」
「ソレを頼んだのが俺よ。んで据え置きのと同じのをもう一個と携帯ゲーム機の開発を頼まれなかったか?」
「……あー、この『ウミハラ』って君か。どっかで聞いた事あるような名前だと思ったら…」
俺の確認に沼内が頷くので依頼人が俺である事を教えて更に確認すると沼内は名簿かなんかを見て納得いったように呟く。
「んで?どこまで進んでんだ?」
「据え置きは一度作ったから材料さえあれば直ぐに作れるけど…携帯型はなぁ…やっぱ納得のいく物を作りたいから材料込みであと3日は欲しいな」
俺が再び進捗状況の確認をするとやはり携帯ゲーム機は時間がかかるようだ。
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