234 / 556
234
しおりを挟む
「ま、ソレが普通だろ」
「でも今は信用されてるんでしょ?」
「うん」
「じゃあ問題無いじゃん。やっぱり海原が居る方がおかしくない?なんで王宮に?」
佐藤は清水の言葉を聞いてさっきと同じように疑問を聞いてくる。
「清水と同じく仕事で王都に行ったらばったり王子達と会ってな。ソレで」
「…どゆこと?普通そんな街中で王子達とばったり会う事ってある?」
「会ったモンはしょうがねぇだろ。トラックの研究とか共同開発のアレがあったから王宮で話し合ってたんだよ」
「トラック…?…あ!そういや後から話してくれるって言ったのにアレからなんも聞いてないんだけど!」
俺の説明に佐藤はなんとも言えない顔をしながら聞いてくるので適当に返すと思い出したように追求してきた。
「お前に話しても意味ねーだろうが」
「またそんな事言う!なんなの?海原って秘密主義なの?」
「…お嬢様、一応機密情報には『守秘義務』というのがございますので…あまり追求なされない方がよろしいかと」
説明するのも面倒なので俺が適当にあしらうと佐藤は立ち上がって興奮したように聞いてくるが執事のおじさんが止めるように間に入る。
「うー…!そんな事言われると余計に気になる…!」
「海原その機密情報ってなに?」
「ただの国の研究よ。俺はギルドの依頼で手伝った事があるから内容を知ってるってだけ」
「へー…やっぱり男子って漫画とか小説みたいにみんな冒険者に憧れるんだ」
「「まあ俺(海原)は冒険者じゃないけどな(ね)」」
清水の発言に対する俺と佐藤の返事が被ってしまった。
ーーーーーー
…それから帰宅しての昼食後、佐藤から電話があったのでもう一度城に行くと…
応接室にこの前の貴族のおっさんが居て仕事の報酬としてなんと!金貨400万枚をくれた。
「お、早かったな」
「何しに言ったんだ?」
「この前の仕事の報酬の受け取り」
移動拠点からのスキルの連携で帰宅するとシューティングゲームで遊んでる柴田と藤原がモニターから目を離さずに聞いてくるので、俺は用件を話した後に洗面所に行って手を洗う。
「この前の、って…あの貴族のやつか?3億の?」
「おう。なんか色を付けてくれたらしく4億になったけどな」
「「…は?」」
柴田の問いにソファに座りながら返すと二人はモニターから目を離して振り返り、直ぐに何回も死んでゲームオーバーになる。
「金貨360万枚がなんか知らんが400万になった」
「…桁が大き過ぎて良く分からんけど、んな事ある?」
「二時間の労働で4億って時給にしたら約2億じゃねーか」
「ま、そうなるな」
俺は手を洗った後にそう返してゲーム機のコントローラーを手に取ってソファに座った。
「…エグいな。ギルドの報酬で500だ1000だ、って言い合ってたのが懐かしいぜ」
「もはや海からしたらマジで千円ぐらいの感覚だろーしな」
「いや、おめーらも億万長者じゃねーか」
弄ってくるかのように言って来た二人に俺はツッコむように返す。
「でも今は信用されてるんでしょ?」
「うん」
「じゃあ問題無いじゃん。やっぱり海原が居る方がおかしくない?なんで王宮に?」
佐藤は清水の言葉を聞いてさっきと同じように疑問を聞いてくる。
「清水と同じく仕事で王都に行ったらばったり王子達と会ってな。ソレで」
「…どゆこと?普通そんな街中で王子達とばったり会う事ってある?」
「会ったモンはしょうがねぇだろ。トラックの研究とか共同開発のアレがあったから王宮で話し合ってたんだよ」
「トラック…?…あ!そういや後から話してくれるって言ったのにアレからなんも聞いてないんだけど!」
俺の説明に佐藤はなんとも言えない顔をしながら聞いてくるので適当に返すと思い出したように追求してきた。
「お前に話しても意味ねーだろうが」
「またそんな事言う!なんなの?海原って秘密主義なの?」
「…お嬢様、一応機密情報には『守秘義務』というのがございますので…あまり追求なされない方がよろしいかと」
説明するのも面倒なので俺が適当にあしらうと佐藤は立ち上がって興奮したように聞いてくるが執事のおじさんが止めるように間に入る。
「うー…!そんな事言われると余計に気になる…!」
「海原その機密情報ってなに?」
「ただの国の研究よ。俺はギルドの依頼で手伝った事があるから内容を知ってるってだけ」
「へー…やっぱり男子って漫画とか小説みたいにみんな冒険者に憧れるんだ」
「「まあ俺(海原)は冒険者じゃないけどな(ね)」」
清水の発言に対する俺と佐藤の返事が被ってしまった。
ーーーーーー
…それから帰宅しての昼食後、佐藤から電話があったのでもう一度城に行くと…
応接室にこの前の貴族のおっさんが居て仕事の報酬としてなんと!金貨400万枚をくれた。
「お、早かったな」
「何しに言ったんだ?」
「この前の仕事の報酬の受け取り」
移動拠点からのスキルの連携で帰宅するとシューティングゲームで遊んでる柴田と藤原がモニターから目を離さずに聞いてくるので、俺は用件を話した後に洗面所に行って手を洗う。
「この前の、って…あの貴族のやつか?3億の?」
「おう。なんか色を付けてくれたらしく4億になったけどな」
「「…は?」」
柴田の問いにソファに座りながら返すと二人はモニターから目を離して振り返り、直ぐに何回も死んでゲームオーバーになる。
「金貨360万枚がなんか知らんが400万になった」
「…桁が大き過ぎて良く分からんけど、んな事ある?」
「二時間の労働で4億って時給にしたら約2億じゃねーか」
「ま、そうなるな」
俺は手を洗った後にそう返してゲーム機のコントローラーを手に取ってソファに座った。
「…エグいな。ギルドの報酬で500だ1000だ、って言い合ってたのが懐かしいぜ」
「もはや海からしたらマジで千円ぐらいの感覚だろーしな」
「いや、おめーらも億万長者じゃねーか」
弄ってくるかのように言って来た二人に俺はツッコむように返す。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
309
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる