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「ほうほう…流石だね」
「いやー、海原さんのおかげですよー。まさか僕の理想とする最高のワインが作れるなんて…!ホントありがとうございました!」
俺が褒めるとお姉さんは照れながら笑って謙遜したように返すと頭を下げて感謝してくる。
「さっそく料理長達にも教えないと」
「そうですね!」
「…お。ワインは完成したのか?」
俺とお姉さんが部屋を出るとちょうど良いタイミングで料理長が歩いてきて意地悪そうな笑顔で聞いてきた。
「みたいだね」
「なにっ…!?本当か!?」
「はい!ちょうど今完成したところです」
「マジか!じゃあさっそく味見させてもらおうかな?」
俺の返事に料理長が疑うように尋ねるとお姉さんが頷いたので料理長は喜びながら早足でセラーへと入る。
「…なんとも素晴らしい香りだ。一瞬で脳内に風景が浮かんでくるような……この滑らかな舌触り…」
「んな食レポは良いから。味はどうなの?」
料理長はグラスに入ったワインの匂いを嗅ぐと目を瞑って食レポのような事を言い出すので…
料理長が飲んだのを確認して直ぐに俺は話の途中で割って入って手っ取り早い感想を聞く。
「あ、ああ…最高だ。間違いなく俺が今まで飲んできたワイン…アイシェの中で一番だと断言出来る」
「だって。良かったね」
「当然ですよ。このアイシェは会心の出来で、僕の自信作であり…自慢の一品ですから」
「んじゃ最後に王妃にも味見をさせて同じ意見だったら完成って事で」
「おう」「はい!」
料理長の感想にお姉さんが胸を張って自信満々に言うので俺は念のために王妃にも持って行く事にした。
「やっほー」
「おや…?ウミハラ殿が来たと言う事は…完成したのですね!?ついに、アレが!」
もはや顔パスのようになってる王妃の部屋に入って挨拶をすると王妃は察したように興奮して立ち上がる。
「そーそー。お姉さんと料理長の評価は良かったみたいだから最後に王妃がオッケーなら完成、って感じ?」
「…そうですか。ならば少し厳しめに評価いたしましょう」
「食レポっぽい詳しくて長い感想は料理長がやったから、美味いかどうかだけお願い」
「分かりました」
俺が先に釘を刺してからグラスと小瓶を渡したら…
王妃はすぐに中身を注ぐとグラスを持ち上げて色んな角度から見てワインの色を厳しくチェックしていく。
「…なるほど……っ…!これ、は…!…っ…!!」
色に納得して頷くと匂いを嗅いで何かを言おうとしたが無理やり黙ったかのようにワインを少し口に含む。
「……とても素晴らしい。私の人生でこれほどのワイン…アイシェに巡りあった事はありません。全てが完璧だと思える…私が今まで飲んで来たアイシェの中では間違いなく一番だと断言できます」
「おー、料理長と同じ感想じゃん」
「やったー!!王妃様のお墨付きですよ!海原さん、あの王妃様のお墨付きです!コレって凄いことなんですよ!」
「…あ、そう…」
王妃の感想を聞いて俺がそう返すとお姉さんはものすごく興奮した様子で俺の手を取って喜び出した。
「いやー、海原さんのおかげですよー。まさか僕の理想とする最高のワインが作れるなんて…!ホントありがとうございました!」
俺が褒めるとお姉さんは照れながら笑って謙遜したように返すと頭を下げて感謝してくる。
「さっそく料理長達にも教えないと」
「そうですね!」
「…お。ワインは完成したのか?」
俺とお姉さんが部屋を出るとちょうど良いタイミングで料理長が歩いてきて意地悪そうな笑顔で聞いてきた。
「みたいだね」
「なにっ…!?本当か!?」
「はい!ちょうど今完成したところです」
「マジか!じゃあさっそく味見させてもらおうかな?」
俺の返事に料理長が疑うように尋ねるとお姉さんが頷いたので料理長は喜びながら早足でセラーへと入る。
「…なんとも素晴らしい香りだ。一瞬で脳内に風景が浮かんでくるような……この滑らかな舌触り…」
「んな食レポは良いから。味はどうなの?」
料理長はグラスに入ったワインの匂いを嗅ぐと目を瞑って食レポのような事を言い出すので…
料理長が飲んだのを確認して直ぐに俺は話の途中で割って入って手っ取り早い感想を聞く。
「あ、ああ…最高だ。間違いなく俺が今まで飲んできたワイン…アイシェの中で一番だと断言出来る」
「だって。良かったね」
「当然ですよ。このアイシェは会心の出来で、僕の自信作であり…自慢の一品ですから」
「んじゃ最後に王妃にも味見をさせて同じ意見だったら完成って事で」
「おう」「はい!」
料理長の感想にお姉さんが胸を張って自信満々に言うので俺は念のために王妃にも持って行く事にした。
「やっほー」
「おや…?ウミハラ殿が来たと言う事は…完成したのですね!?ついに、アレが!」
もはや顔パスのようになってる王妃の部屋に入って挨拶をすると王妃は察したように興奮して立ち上がる。
「そーそー。お姉さんと料理長の評価は良かったみたいだから最後に王妃がオッケーなら完成、って感じ?」
「…そうですか。ならば少し厳しめに評価いたしましょう」
「食レポっぽい詳しくて長い感想は料理長がやったから、美味いかどうかだけお願い」
「分かりました」
俺が先に釘を刺してからグラスと小瓶を渡したら…
王妃はすぐに中身を注ぐとグラスを持ち上げて色んな角度から見てワインの色を厳しくチェックしていく。
「…なるほど……っ…!これ、は…!…っ…!!」
色に納得して頷くと匂いを嗅いで何かを言おうとしたが無理やり黙ったかのようにワインを少し口に含む。
「……とても素晴らしい。私の人生でこれほどのワイン…アイシェに巡りあった事はありません。全てが完璧だと思える…私が今まで飲んで来たアイシェの中では間違いなく一番だと断言できます」
「おー、料理長と同じ感想じゃん」
「やったー!!王妃様のお墨付きですよ!海原さん、あの王妃様のお墨付きです!コレって凄いことなんですよ!」
「…あ、そう…」
王妃の感想を聞いて俺がそう返すとお姉さんはものすごく興奮した様子で俺の手を取って喜び出した。
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