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「…おい、なんか祭りって雰囲気じゃねーぞ」
「確かに。どちらかと言えば避難的な感じだな」
わーわー騒ぎながらの大勢の人達が走り回る様子を見て俺が言うと柴田も同意する。
「ねえ、アレ…なに?」
「ん?…げー!嘘だろ、柴。アレ、ワイバーンじゃね?」
「あー、多分だろうな。でもなんでこんな村ん中に?」
斉藤が空を見上げて聞いて来ると藤原が鳥のように旋回してるモノを見て驚いたように確認すると柴田が頷いて不思議そうに呟く。
「ワイバーンっつったらAランクでも上位だぞ」
「なに?それってやべーの?」
「まーヤバい」「結構ヤバい」
藤原の発言に俺が聞くと二人はマジな顔で返してきた。
「どうすんだよ?」
「どうするもこうするも俺らがやるしかねーだろ」
「だな。流石に見殺しには出来んし」
「つーわけで海、頼んだぜ」
「へいよ。柴」
「オッケ」
俺の確認に藤原がそう返すと柴田も頷くので俺らはいつも通りスキルの連携でワイバーンを隔離する。
「ったくよ。来て早々コレとはな」
「深山、わりーけど死傷者の治療お願いできっか?俺らが集めっから」
「うん。大丈夫」
「おい永江。この状況に乗じてなんか仕掛けてくる奴が居るかもしんねーからどんな手を使ってでも深山達を守れよ」
『任せろ。いかなる人間にも指一本触れさせぬ』
「んじゃ、行きますか」
柴田と藤原は慣れたように深山や永江に指示を出すとどこかへと歩いて行く。
「なあ、どこに向かってんだ?」
俺は雰囲気的な流れでついて来たものの二人の目的が分からないのでとりあえず聞いてみた。
「あのワイバーンと戦ってた奴らがいたはずだからそいつら探してる」
「まあ居なかったらギルドに行けばいいんだけどな…っと、噂をすれば」
藤原が答えて柴田が他の案を出すと武器を構えて戦闘態勢を取ったパーティっぽい奴らがこっちに向かって歩いて来ている。
「もしかしてワイバーンを探してんの?」
「…なんだお前たちは?」
「俺らも冒険者だよ。ほら」
「4級の駆け出しじゃないか。何の用だ?」
柴田の問いにリーダーっぽい男が尋ねるので藤原がライセンスを見せると雑な対応で用件を聞いてきた。
「ワイバーンは俺らが引き受けっから死傷者を教会に集めてくれ」
「…何言ってんだ?お前。今はたまたま姿が見えなくなっているが4級の手に負える相手じゃない」
「馬鹿な事言ってないでお前達も冒険者なら避難誘導に参加しろ。またいつ戻って来るか分からんぞ」
「姿が見えねーのは俺らが相手してっからだよ。いいから言う通りにしろ」
「馬鹿に付き合ってる時間は無い。急ぎ態勢を立て直す、どれぐらいの猶予があるか分からんからな」
「おう!」
冒険者達は柴田と藤原の言葉を信じずに指示を無視してどこかへ歩いて行く。
「おい、馬鹿扱いされたぞ」
「しゃーねー、ああいうのは脳に欠陥があんだよ。気にすんな」
「んじゃ、ギルド探すか」
俺の発言に藤原が怒るのかと思いきや普通にスルーして柴田の案を採用する事に。
「確かに。どちらかと言えば避難的な感じだな」
わーわー騒ぎながらの大勢の人達が走り回る様子を見て俺が言うと柴田も同意する。
「ねえ、アレ…なに?」
「ん?…げー!嘘だろ、柴。アレ、ワイバーンじゃね?」
「あー、多分だろうな。でもなんでこんな村ん中に?」
斉藤が空を見上げて聞いて来ると藤原が鳥のように旋回してるモノを見て驚いたように確認すると柴田が頷いて不思議そうに呟く。
「ワイバーンっつったらAランクでも上位だぞ」
「なに?それってやべーの?」
「まーヤバい」「結構ヤバい」
藤原の発言に俺が聞くと二人はマジな顔で返してきた。
「どうすんだよ?」
「どうするもこうするも俺らがやるしかねーだろ」
「だな。流石に見殺しには出来んし」
「つーわけで海、頼んだぜ」
「へいよ。柴」
「オッケ」
俺の確認に藤原がそう返すと柴田も頷くので俺らはいつも通りスキルの連携でワイバーンを隔離する。
「ったくよ。来て早々コレとはな」
「深山、わりーけど死傷者の治療お願いできっか?俺らが集めっから」
「うん。大丈夫」
「おい永江。この状況に乗じてなんか仕掛けてくる奴が居るかもしんねーからどんな手を使ってでも深山達を守れよ」
『任せろ。いかなる人間にも指一本触れさせぬ』
「んじゃ、行きますか」
柴田と藤原は慣れたように深山や永江に指示を出すとどこかへと歩いて行く。
「なあ、どこに向かってんだ?」
俺は雰囲気的な流れでついて来たものの二人の目的が分からないのでとりあえず聞いてみた。
「あのワイバーンと戦ってた奴らがいたはずだからそいつら探してる」
「まあ居なかったらギルドに行けばいいんだけどな…っと、噂をすれば」
藤原が答えて柴田が他の案を出すと武器を構えて戦闘態勢を取ったパーティっぽい奴らがこっちに向かって歩いて来ている。
「もしかしてワイバーンを探してんの?」
「…なんだお前たちは?」
「俺らも冒険者だよ。ほら」
「4級の駆け出しじゃないか。何の用だ?」
柴田の問いにリーダーっぽい男が尋ねるので藤原がライセンスを見せると雑な対応で用件を聞いてきた。
「ワイバーンは俺らが引き受けっから死傷者を教会に集めてくれ」
「…何言ってんだ?お前。今はたまたま姿が見えなくなっているが4級の手に負える相手じゃない」
「馬鹿な事言ってないでお前達も冒険者なら避難誘導に参加しろ。またいつ戻って来るか分からんぞ」
「姿が見えねーのは俺らが相手してっからだよ。いいから言う通りにしろ」
「馬鹿に付き合ってる時間は無い。急ぎ態勢を立て直す、どれぐらいの猶予があるか分からんからな」
「おう!」
冒険者達は柴田と藤原の言葉を信じずに指示を無視してどこかへ歩いて行く。
「おい、馬鹿扱いされたぞ」
「しゃーねー、ああいうのは脳に欠陥があんだよ。気にすんな」
「んじゃ、ギルド探すか」
俺の発言に藤原が怒るのかと思いきや普通にスルーして柴田の案を採用する事に。
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