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「…確かに。では物を確認させてもらおう」
「はいはい」
おっさんが俺らのサインを確認して王様の所に持って行って要求するので俺は兵達に指示して抜け殻を持って来させる。
「おお…!」「アレが…!」「いや、しかし…」
「ねえ海原…ソレ、抜け殻じゃなくない?」
「あ、間違えた。ちょっと待って」
兵が運んで来た骸骨を見て周りのおっさん達がざわつく中、目の前に居た佐藤が何かに気づいたように指摘するので…
良く見ると確かに『亡霊王の骸』になっていたので俺は急いでソレを片付けさせて抜け殻を持って来させた。
「いやーゴメンゴメン。見た目が似てるからさぁ」
「いやいや待って!よく考えたら『亡霊王の骸』ってなに!?」
「『亡霊王の骸』…骸だと!?」
「あー来た来た、オッケー?」
「おう。今度はちゃんと抜け殻だ」
「ったく、海たのむぜ~」
「ゴメンゴメン」
俺が謝ると佐藤がツッコむように聞いて来て王様も驚いたように立ち上がったけど、俺らはマイペースに兵が運んで来た骸骨が抜け殻である事を確認して王様の前に出した。
「コレが正真正銘の『死霊王の抜け殻』ね」
「だから待ってって!そんな事よりさっきのなに!?」
「うるせーな…確認お願い」
「むぐっ!むー!むー!」
ちゃんと俺らが確認した物の名称を言うと佐藤が詰め寄って来るので兵に口を塞がせて王様に確認を求める。
「あ、ああ…おい」
「はっ!」
呆気に取られているような王様が指示を出すと近衛兵が敬礼してドアを開き、数人の鑑定員が入って来た。
「…確かに本物でございます。いやしかし…この前の物と同じく傷一つ無い完璧な状態でございますな…」
「一体どのような所でこのような十全十美な品を…?」
「抜け殻がナンホクナンで見つかった、と聞いてはいたが何故王都に…」
5分もしない内に抜け殻が本物である事を断定すると鑑定員達は首を傾げながら不思議そうな様子で立ち上がり、王様に頭を下げて部屋から出て行く。
「では、この抜け殻は現時点を持って我が国の所有とする。代金の支払いについては金貨が集まり次第責任を持って担当者に払わせる事を約束しよう…異論は無いな?」
「オッケー」
「俺も異論は無い」
「俺も」
「うむ…英雄シバタ殿、英雄フジワラ殿、そしてウミハラ殿…此度の商談、心より感謝するぞ」
王様の確認に俺らが同意するとお礼を言うので兵に口を塞がせてる佐藤を連れて退室する事に。
「…で?あの骸ってなんなの?」
「アレは見たまんま『亡霊王』とかいう奴の骸」
廊下に出て佐藤を解放すると歩きながら聞いてくるので俺は普通に答える。
「そんなのもあるの?」
「さあな。俺らだって初めて見たし」
不思議そうに聞いてくる佐藤に俺らも分からないので適当な感じで返した。
「はいはい」
おっさんが俺らのサインを確認して王様の所に持って行って要求するので俺は兵達に指示して抜け殻を持って来させる。
「おお…!」「アレが…!」「いや、しかし…」
「ねえ海原…ソレ、抜け殻じゃなくない?」
「あ、間違えた。ちょっと待って」
兵が運んで来た骸骨を見て周りのおっさん達がざわつく中、目の前に居た佐藤が何かに気づいたように指摘するので…
良く見ると確かに『亡霊王の骸』になっていたので俺は急いでソレを片付けさせて抜け殻を持って来させた。
「いやーゴメンゴメン。見た目が似てるからさぁ」
「いやいや待って!よく考えたら『亡霊王の骸』ってなに!?」
「『亡霊王の骸』…骸だと!?」
「あー来た来た、オッケー?」
「おう。今度はちゃんと抜け殻だ」
「ったく、海たのむぜ~」
「ゴメンゴメン」
俺が謝ると佐藤がツッコむように聞いて来て王様も驚いたように立ち上がったけど、俺らはマイペースに兵が運んで来た骸骨が抜け殻である事を確認して王様の前に出した。
「コレが正真正銘の『死霊王の抜け殻』ね」
「だから待ってって!そんな事よりさっきのなに!?」
「うるせーな…確認お願い」
「むぐっ!むー!むー!」
ちゃんと俺らが確認した物の名称を言うと佐藤が詰め寄って来るので兵に口を塞がせて王様に確認を求める。
「あ、ああ…おい」
「はっ!」
呆気に取られているような王様が指示を出すと近衛兵が敬礼してドアを開き、数人の鑑定員が入って来た。
「…確かに本物でございます。いやしかし…この前の物と同じく傷一つ無い完璧な状態でございますな…」
「一体どのような所でこのような十全十美な品を…?」
「抜け殻がナンホクナンで見つかった、と聞いてはいたが何故王都に…」
5分もしない内に抜け殻が本物である事を断定すると鑑定員達は首を傾げながら不思議そうな様子で立ち上がり、王様に頭を下げて部屋から出て行く。
「では、この抜け殻は現時点を持って我が国の所有とする。代金の支払いについては金貨が集まり次第責任を持って担当者に払わせる事を約束しよう…異論は無いな?」
「オッケー」
「俺も異論は無い」
「俺も」
「うむ…英雄シバタ殿、英雄フジワラ殿、そしてウミハラ殿…此度の商談、心より感謝するぞ」
王様の確認に俺らが同意するとお礼を言うので兵に口を塞がせてる佐藤を連れて退室する事に。
「…で?あの骸ってなんなの?」
「アレは見たまんま『亡霊王』とかいう奴の骸」
廊下に出て佐藤を解放すると歩きながら聞いてくるので俺は普通に答える。
「そんなのもあるの?」
「さあな。俺らだって初めて見たし」
不思議そうに聞いてくる佐藤に俺らも分からないので適当な感じで返した。
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