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…教会から帰って来た深山に確認を取ると案の定オッケーだったので藤原のスキルで俺と一緒に王都の近くの拠点へと移動して城へと向かった。
「おや、ウミハラ殿。お疲れ様です」
「おうお疲れー」
「あれ?ウミハラ殿戻って来てたんですか?」
「まあ色々あってな」
「いつも思うけど…海君って人気者だよね」
裏庭を巡回してる兵士達と挨拶しながら歩いているとその様子を見ていた深山が微笑ましそうに言う。
「人気者っつーより、確認作業だな。何回か俺に変装した奴が城内に入ろうとした事があったみたいだし」
「えっ!?そうなの!?」
「みたいだな。その時は…」
「おう、兄ちゃん!戻って来てたのか?」
「お、噂をすれば。王様が倒れた、って聞いたからな」
俺と深山が話しながら城内に入ると速攻で料理長が絡んで来る。
「噂?王様はただの過労だとよ。栄養摂ってゆっくり休めば直ぐに元気になるらしい」
「へー。でもまあ深山連れて来たから直ぐに治るよ。…あと、俺の偽物を見破ったの半分はこの料理長だと」
「そうなの?」
「…なんの話だ?」
料理長の話に返事するついでに深山に教えると意外そうな感じで驚き、料理長が不思議そうに聞いて来た。
「俺に変装した奴が侵入しようとした事がある、ってやつ」
「あー、アレか。外見や声は良く似せてるんだが、いかんせん話し方がなぁ…やっぱやましい事を考える奴らはよそよそしくなるってもんよ」
「へー、そうなんだ。料理長さんって偉いからやっぱみんな気を遣うのかな?」
「待て深山。それじゃ俺が常識のねぇ奴みてーじゃねぇか」
料理長の話を聞いた深山が俺に刺さるような事を言うので勘違いしないように訂正を求める。
「え、うそ?私そんなつもりじゃなかったんだけど…ごめん」
「ははは!仲の良い若者と居ると俺も若返った気がするぜ。それはそうと…」
「おっと。そろそろ行かねーと…6体いれば足りる?」
「さすが!半分でも十分だ」
「じゃ、残りはサービスって事で」
俺は兵士6体を料理長に預けて深山と共に王様が居るであろう部屋へと向かった。
「おや、ウミハラ殿。どうなされました?」
城内で巡回中の兵士に王様がいる場所を聞いてソコに向かうと部屋の前の警護担当の兵が笑顔で尋ねてくる。
「王様が倒れたって聞いたから深山と一緒に見舞いに来ただけ」
「ミヤマ…聖女様でございますか!ではどうぞ!」
「あれ?許可は?」
「今回に限り聖女様は無条件でお通しするように申しつかっております」
この前の王妃の時とは違ってスムーズに事が進むので俺が気になって聞くと既に誰かが根回しをしてるっぽかった。
「へー、ラッキー」
「聖女様の入室です!」
「聖女様がご入室されます!」
警護兵二人はノックして直ぐに王様に報せるかのように声を張り上げて言いながらドアを開ける。
「おや、ウミハラ殿。お疲れ様です」
「おうお疲れー」
「あれ?ウミハラ殿戻って来てたんですか?」
「まあ色々あってな」
「いつも思うけど…海君って人気者だよね」
裏庭を巡回してる兵士達と挨拶しながら歩いているとその様子を見ていた深山が微笑ましそうに言う。
「人気者っつーより、確認作業だな。何回か俺に変装した奴が城内に入ろうとした事があったみたいだし」
「えっ!?そうなの!?」
「みたいだな。その時は…」
「おう、兄ちゃん!戻って来てたのか?」
「お、噂をすれば。王様が倒れた、って聞いたからな」
俺と深山が話しながら城内に入ると速攻で料理長が絡んで来る。
「噂?王様はただの過労だとよ。栄養摂ってゆっくり休めば直ぐに元気になるらしい」
「へー。でもまあ深山連れて来たから直ぐに治るよ。…あと、俺の偽物を見破ったの半分はこの料理長だと」
「そうなの?」
「…なんの話だ?」
料理長の話に返事するついでに深山に教えると意外そうな感じで驚き、料理長が不思議そうに聞いて来た。
「俺に変装した奴が侵入しようとした事がある、ってやつ」
「あー、アレか。外見や声は良く似せてるんだが、いかんせん話し方がなぁ…やっぱやましい事を考える奴らはよそよそしくなるってもんよ」
「へー、そうなんだ。料理長さんって偉いからやっぱみんな気を遣うのかな?」
「待て深山。それじゃ俺が常識のねぇ奴みてーじゃねぇか」
料理長の話を聞いた深山が俺に刺さるような事を言うので勘違いしないように訂正を求める。
「え、うそ?私そんなつもりじゃなかったんだけど…ごめん」
「ははは!仲の良い若者と居ると俺も若返った気がするぜ。それはそうと…」
「おっと。そろそろ行かねーと…6体いれば足りる?」
「さすが!半分でも十分だ」
「じゃ、残りはサービスって事で」
俺は兵士6体を料理長に預けて深山と共に王様が居るであろう部屋へと向かった。
「おや、ウミハラ殿。どうなされました?」
城内で巡回中の兵士に王様がいる場所を聞いてソコに向かうと部屋の前の警護担当の兵が笑顔で尋ねてくる。
「王様が倒れたって聞いたから深山と一緒に見舞いに来ただけ」
「ミヤマ…聖女様でございますか!ではどうぞ!」
「あれ?許可は?」
「今回に限り聖女様は無条件でお通しするように申しつかっております」
この前の王妃の時とは違ってスムーズに事が進むので俺が気になって聞くと既に誰かが根回しをしてるっぽかった。
「へー、ラッキー」
「聖女様の入室です!」
「聖女様がご入室されます!」
警護兵二人はノックして直ぐに王様に報せるかのように声を張り上げて言いながらドアを開ける。
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