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「んじゃ深山んとこ行ってこーぜ」
「どこに居るのか分かんのか?」
「城に行けば会えんだろ」
「んな適当で良いのかよ…」
改築作業は大量召喚した兵士達に任せて俺らは深山に会うために城へと向かう。
「…止まれ。これより先は一般人が立ち入れる場所では無い。帰れ」
「おい、どーすんだよ。海」
案の定城門の前で衛兵に止められてしまい藤原が対策を聞いてくる。
「俺ら『聖女』って呼ばれてる深山に会いに来たんだけど」
「聖女に…?何の用だ」
「友達が遊びに来るのに理由なんていらねーだろうが。斉藤と住吉が会いに来た…って伝えてくれ。嫌なら佐藤の紹介でもいいぞ」
「…少し待て」
衛兵は怪しがりながらも他の衛兵の所に行って話し合う。
「おいおい…ホントに大丈夫なのか?」
「これでダメならお前らの名前を出すしかねーな。英雄柴田と英雄藤原だろ?」
「この国で通じるか分かんねーぞ?」
柴田の問いに他にも手段がある事を話すと藤原が不安そうに言う。
「…入れ。妙な真似はするんじゃないぞ」
「お、ありがと。お邪魔ー」
良く分からんが許可が出たのか城門が開くので俺らは城の中へと入り、案内役であろう兵士について行った。
「…この部屋でしばし待たれよ」
「おおー、良い部屋だな」
「ホントだ」
「深山来るかな…?」
案内された応接室のような部屋に入って男女で分かれてソファに座ると住吉が不安そうに呟く。
「サリー!スミー!」
「ミミ!」
「ミミちゃん!」
「きゃー!久しぶりー!待って。なんで?良く分かったね!良く来れたね!」
…急にドアがバン!と開くと制服姿の女子が良く分からん言葉を言いながら登場し…
斉藤と住吉がソファから立ち上がるや否や駆け出して手を取り、女子三人で輪になると部屋の中が一気にワイワイ騒がしくなる。
「…深山ってあんなキャラだったんだな」
「もっと大人しくなかったっけ?」
「うーん…もう覚えてねーな」
女子三人でキャッキャッと盛り上がっているのを俺らは冷静に見ながらとりあえず待つ事に。
「なあ深山、お前の固有スキル…『奇跡』ってマジ?」
女子三人が落ち着いてソファに座るので俺は真っ先にみんなが疑問に思っているだろう事を聞く。
「あ、うん。え…誰から聞いたの?」
「佐藤から」
「あー…って事は、じゃあわざわざ『ドロウィン』から来たんだ」
深山は素直に頷いた後に驚いたように聞き返すので情報元を明かすと納得したように呟いた。
「佐藤が斉藤と住吉をお前に会わせた方が良いんじゃないか、って気を遣ってくれてな」
「そうなんだ。じゃあ今度会ったら絶対お礼言わなきゃ」
俺がココに来た理由を話すと深山は笑って佐藤に感謝するような事を言う。
「どこに居るのか分かんのか?」
「城に行けば会えんだろ」
「んな適当で良いのかよ…」
改築作業は大量召喚した兵士達に任せて俺らは深山に会うために城へと向かう。
「…止まれ。これより先は一般人が立ち入れる場所では無い。帰れ」
「おい、どーすんだよ。海」
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「俺ら『聖女』って呼ばれてる深山に会いに来たんだけど」
「聖女に…?何の用だ」
「友達が遊びに来るのに理由なんていらねーだろうが。斉藤と住吉が会いに来た…って伝えてくれ。嫌なら佐藤の紹介でもいいぞ」
「…少し待て」
衛兵は怪しがりながらも他の衛兵の所に行って話し合う。
「おいおい…ホントに大丈夫なのか?」
「これでダメならお前らの名前を出すしかねーな。英雄柴田と英雄藤原だろ?」
「この国で通じるか分かんねーぞ?」
柴田の問いに他にも手段がある事を話すと藤原が不安そうに言う。
「…入れ。妙な真似はするんじゃないぞ」
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良く分からんが許可が出たのか城門が開くので俺らは城の中へと入り、案内役であろう兵士について行った。
「…この部屋でしばし待たれよ」
「おおー、良い部屋だな」
「ホントだ」
「深山来るかな…?」
案内された応接室のような部屋に入って男女で分かれてソファに座ると住吉が不安そうに呟く。
「サリー!スミー!」
「ミミ!」
「ミミちゃん!」
「きゃー!久しぶりー!待って。なんで?良く分かったね!良く来れたね!」
…急にドアがバン!と開くと制服姿の女子が良く分からん言葉を言いながら登場し…
斉藤と住吉がソファから立ち上がるや否や駆け出して手を取り、女子三人で輪になると部屋の中が一気にワイワイ騒がしくなる。
「…深山ってあんなキャラだったんだな」
「もっと大人しくなかったっけ?」
「うーん…もう覚えてねーな」
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「なあ深山、お前の固有スキル…『奇跡』ってマジ?」
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「あ、うん。え…誰から聞いたの?」
「佐藤から」
「あー…って事は、じゃあわざわざ『ドロウィン』から来たんだ」
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「佐藤が斉藤と住吉をお前に会わせた方が良いんじゃないか、って気を遣ってくれてな」
「そうなんだ。じゃあ今度会ったら絶対お礼言わなきゃ」
俺がココに来た理由を話すと深山は笑って佐藤に感謝するような事を言う。
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