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「うわお…なんか家、どんどんデカくなってねぇか?」
「確かに。俺と海が最初に住んでた所はただの一軒家だったのに…いつのまにか基準が豪邸になっちまってるよ…」
「なんか街外れで、近くに魔獣が住み着いたらしく危ないから…って買い手が付かずに安いんだと」
「…それって大丈夫なの?」
藤原と柴田の呟きに安い理由を話すと住吉が心配したように聞いてくる。
「大丈夫大丈夫。あとから兵達にレンガかブロックを買って来させて防壁みたいな塀を作るから」
「あ、そうなんだ」
「まあ放置しててやべーようなら俺らで退治しに行けばいいし」
俺の対策に斉藤が安心したように言うと藤原が強気の発言をかます。
「つーわけで柴。この周り見に行かね?」
「まあ暇だし…いいぜ」
俺は藤原と柴田を見送って買い物のついでに斉藤達を王都の教会へと送る事にした。
「お。なんだコレ?」
石材とかが置いてそうなホームセンターっぽい店に行くとレンガやコンクリートブロックっぽい物以外にも色々な物が置かれている。
その中で『マジックリート』というブロックに俺は目を惹かれた。
「…おお、こりゃいいや」
『耐震耐熱に優れ資材の中でもトップクラスの硬度を誇る。耐魔法コーティング済み。一番人気』という説明書きを読んで俺は多少の値は張るものの即購入。
そして大量に買った資材を家まで運ばせて直ぐに兵達を大量召喚して作業を開始する。
「おーい、海!」
「やべーのがいた!」
「ん?」
俺が兵達の基礎工事を見守っていると探索に行ったハズの柴田と藤原が慌てた様子で走って来た。
「近くの洞窟ん中にでっけー蛇みてーのが居た!」
「オロチよオロチ!Bクラス最上位の!」
「オロチ?なんでまたそんな魔物が?」
「知らんけど、洞窟内の魔獣がソイツにどんどん食べられててなんかやべーんだよ!」
焦った様子で話す二人に俺が疑問を聞くと藤原が自分の目で見た状況を説明する。
「へー、魔獣でも共喰いとかするんだな」
「『魔獣の共喰いは進化の前兆だ』って聞いた事あるからこのままいくと多分ナーガとかヤマタノオロチ的なのになっちまうかも」
「どっちもAランクの魔獣だぜ。倒すんなら進化前の今の内に倒した方が良いって」
「それもそうか…じゃあ行くか」
「「おう!」」
柴田と藤原の話を聞いて若干危機感を覚えた俺は作業中の兵士達をそのまま家に置いて近くの洞窟へと向かった。
「…なんも居ねーな」
「多分入口んとこにいた魔獣は全部食われたんだろーよ」
「これじゃあダンジョンっつーよりただの洞窟だな」
洞窟に入っても魔獣が全く見当たらないので俺が意外そうに言うと藤原がそう返し、柴田は現状の様子を見て笑いながら呟く。
「確かに。俺と海が最初に住んでた所はただの一軒家だったのに…いつのまにか基準が豪邸になっちまってるよ…」
「なんか街外れで、近くに魔獣が住み着いたらしく危ないから…って買い手が付かずに安いんだと」
「…それって大丈夫なの?」
藤原と柴田の呟きに安い理由を話すと住吉が心配したように聞いてくる。
「大丈夫大丈夫。あとから兵達にレンガかブロックを買って来させて防壁みたいな塀を作るから」
「あ、そうなんだ」
「まあ放置しててやべーようなら俺らで退治しに行けばいいし」
俺の対策に斉藤が安心したように言うと藤原が強気の発言をかます。
「つーわけで柴。この周り見に行かね?」
「まあ暇だし…いいぜ」
俺は藤原と柴田を見送って買い物のついでに斉藤達を王都の教会へと送る事にした。
「お。なんだコレ?」
石材とかが置いてそうなホームセンターっぽい店に行くとレンガやコンクリートブロックっぽい物以外にも色々な物が置かれている。
その中で『マジックリート』というブロックに俺は目を惹かれた。
「…おお、こりゃいいや」
『耐震耐熱に優れ資材の中でもトップクラスの硬度を誇る。耐魔法コーティング済み。一番人気』という説明書きを読んで俺は多少の値は張るものの即購入。
そして大量に買った資材を家まで運ばせて直ぐに兵達を大量召喚して作業を開始する。
「おーい、海!」
「やべーのがいた!」
「ん?」
俺が兵達の基礎工事を見守っていると探索に行ったハズの柴田と藤原が慌てた様子で走って来た。
「近くの洞窟ん中にでっけー蛇みてーのが居た!」
「オロチよオロチ!Bクラス最上位の!」
「オロチ?なんでまたそんな魔物が?」
「知らんけど、洞窟内の魔獣がソイツにどんどん食べられててなんかやべーんだよ!」
焦った様子で話す二人に俺が疑問を聞くと藤原が自分の目で見た状況を説明する。
「へー、魔獣でも共喰いとかするんだな」
「『魔獣の共喰いは進化の前兆だ』って聞いた事あるからこのままいくと多分ナーガとかヤマタノオロチ的なのになっちまうかも」
「どっちもAランクの魔獣だぜ。倒すんなら進化前の今の内に倒した方が良いって」
「それもそうか…じゃあ行くか」
「「おう!」」
柴田と藤原の話を聞いて若干危機感を覚えた俺は作業中の兵士達をそのまま家に置いて近くの洞窟へと向かった。
「…なんも居ねーな」
「多分入口んとこにいた魔獣は全部食われたんだろーよ」
「これじゃあダンジョンっつーよりただの洞窟だな」
洞窟に入っても魔獣が全く見当たらないので俺が意外そうに言うと藤原がそう返し、柴田は現状の様子を見て笑いながら呟く。
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