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「お待たせ致しました。解呪には一つにつき金貨2000枚の寄付金が必要になります」
「…2000…?」
「に、2000!?そんなに!?」
「ちょっと待てよ!ホントにそんなかかるわけ!?」
「はい。この装備にはとても強力な呪いがかけられており…ソレを解くには私達も相応の覚悟を決めないといけませんので」
シスターの提示した金額に俺らが驚きながら確認するも慣れたようにニコッと笑いながら理由を話す。
「おいおい嘘だろ…解呪だけで報酬が全部飛ぶじゃねーか…」
「鑑定も含めたらえらいマイナスじゃん。だいぶふざけた装備だな…」
「まあそれだけ強い装備って事なんだろうけどな」
「いかがいたしますか?」
「おい…どーするよ?」
シスターの笑顔での確認に額が額なので俺らは三人で話し合うことに。
ーーーーーー
「…お願いします」
「……はい、ありがとうございます。ではこれより解呪の儀式を行いますのでしばらくお待ちください」
「…くっそ、金がすっからかんになってしまった…」
「海、悪いな。ほとんど払わしちまって」
「お前らは出せる分しか出せねーんだからしょうがねぇよ」
柴田と藤原の所持金がゼロになってしまったので俺らは金を稼ぐためにギルドへと戻った。
「…なんだ?」
俺らがギルドに入ると何故か注目を集めてしまい居心地が悪いまま空いてるテーブルの席に座る。
「とりまEの中で高いやつ受けようぜ」
「そうだな。二つぐらい受けりゃ当面の生活費には困らんだろ」
「んじゃ、余ったやつは俺が貰うぜ?」
「んのチート野郎が。おっ、コレ結構高いな…指輪探し…?パス」
…どうやら注目されているのは俺では無くあの二人のようだ。
依頼書を確認している柴田と藤原にギルドにいるやつらの視線が集中している。
…結局二人は素材集めの依頼を受けて他の余ったFとEランクの依頼を俺が受けた。
そして夕方。
装備の解呪も終わり受け取って帰宅すると家の浄化も完了していた。
「おおー!昨日とはまるで比べもんになんねぇなー!」
「ホント!すっごく綺麗になってる!」
「そりゃ100人近くの人数でずっと掃除や補修をしてれば、な」
「昨日の嫌な感じも無くなってるし…嘘みたい」
こんな所に住めるんだ…!と浄化や掃除、補修等で綺麗になった屋敷や庭を見てみんなが驚いてテンションを上げる。
「んじゃ部屋を決めようぜ。つっても俺と海は既に決まってっけど」
「住ちゃんどこにする?二階とか?三階とか!?」
「やっぱり景色が綺麗に見える場所が良いよねー!」
「…さて、俺はどこにするか…」
藤原の発言に女子二人がはしゃぎながら大きな階段で上に登って行くのを見届けて柴田が動く。
「…2000…?」
「に、2000!?そんなに!?」
「ちょっと待てよ!ホントにそんなかかるわけ!?」
「はい。この装備にはとても強力な呪いがかけられており…ソレを解くには私達も相応の覚悟を決めないといけませんので」
シスターの提示した金額に俺らが驚きながら確認するも慣れたようにニコッと笑いながら理由を話す。
「おいおい嘘だろ…解呪だけで報酬が全部飛ぶじゃねーか…」
「鑑定も含めたらえらいマイナスじゃん。だいぶふざけた装備だな…」
「まあそれだけ強い装備って事なんだろうけどな」
「いかがいたしますか?」
「おい…どーするよ?」
シスターの笑顔での確認に額が額なので俺らは三人で話し合うことに。
ーーーーーー
「…お願いします」
「……はい、ありがとうございます。ではこれより解呪の儀式を行いますのでしばらくお待ちください」
「…くっそ、金がすっからかんになってしまった…」
「海、悪いな。ほとんど払わしちまって」
「お前らは出せる分しか出せねーんだからしょうがねぇよ」
柴田と藤原の所持金がゼロになってしまったので俺らは金を稼ぐためにギルドへと戻った。
「…なんだ?」
俺らがギルドに入ると何故か注目を集めてしまい居心地が悪いまま空いてるテーブルの席に座る。
「とりまEの中で高いやつ受けようぜ」
「そうだな。二つぐらい受けりゃ当面の生活費には困らんだろ」
「んじゃ、余ったやつは俺が貰うぜ?」
「んのチート野郎が。おっ、コレ結構高いな…指輪探し…?パス」
…どうやら注目されているのは俺では無くあの二人のようだ。
依頼書を確認している柴田と藤原にギルドにいるやつらの視線が集中している。
…結局二人は素材集めの依頼を受けて他の余ったFとEランクの依頼を俺が受けた。
そして夕方。
装備の解呪も終わり受け取って帰宅すると家の浄化も完了していた。
「おおー!昨日とはまるで比べもんになんねぇなー!」
「ホント!すっごく綺麗になってる!」
「そりゃ100人近くの人数でずっと掃除や補修をしてれば、な」
「昨日の嫌な感じも無くなってるし…嘘みたい」
こんな所に住めるんだ…!と浄化や掃除、補修等で綺麗になった屋敷や庭を見てみんなが驚いてテンションを上げる。
「んじゃ部屋を決めようぜ。つっても俺と海は既に決まってっけど」
「住ちゃんどこにする?二階とか?三階とか!?」
「やっぱり景色が綺麗に見える場所が良いよねー!」
「…さて、俺はどこにするか…」
藤原の発言に女子二人がはしゃぎながら大きな階段で上に登って行くのを見届けて柴田が動く。
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