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「けっ、あそこまで凄そうな雰囲気出して金を1円も出さねーとか…」
「あの反応だとめっちゃ価値ありそうだから期待してたのになぁ…」
「全くだ。まあ価値はあっても学術的とかで、金銭的価値は無いんじゃね?」
「それでも普通ならいくらかお礼でくれるだろ?」
「普通はそうだよな」
俺らは抜け殻を買い取ってくれなかったギルドへの文句を言いながら鑑定屋へと向かう。
「いらっしゃい」
「コレを鑑定して欲しいんだけど」
「ほう…コレは…!『死霊王』の装備一式!?…お前さん達、どこでコレを…?」
年季の入ったお爺さんは俺が渡した装備を見ると驚いたように尋ねてくる。
「普通にリッチを倒したら落とした」
「…なんと…!…あい分かった。一つにつき金貨1000枚になるがよろしいか?」
「1000!?鑑定でソレって高くねー!?」
「嫌なら他の所に持って行くんだな」
「足元見やがって…払えば良いんだろ」
「毎度あり。少し待っていろ」
鑑定料に柴田と藤原が文句を言うも三人で割り勘して金を払うとお爺さんが装備を持って奥へ行く。
「装備の鑑定で1000ってヤバいな…分け前の半分消えたんだけど」
「全くだな。コレで呪いの装備だったら目も当てられねぇ」
「鑑定終了だ」
柴田と藤原がぶつぶつ文句を言っているとお爺さんが奥から出てきて装備をカウンターに置く。
「…藤、フラグ回収だ」
「マジで?…マジだ!よりにもよって呪いの装備かよ!」
「ぐあー、教会で解呪しないと使えねーからまた金が飛ぶ…」
俺が装備を受け取って見ると三つ全てにドクロマークに赤文字で『呪いの装備』と付いていた。
「あ、でも性能はやべーな。すげー強くね?」
「だな。でも残念ながら俺らには必要無いけど」
「スキル的に斉藤にあげるか?」
色々なステータス表記の後に杖には『MP消費半減』王冠には『MP消費半減』と『MP自動回復』マントには『物理ダメージ半減』というスキルが付いているので俺はそう提案する。
「…そだな。斉藤のスキルは俺らと違ってMP使うみたいだし」
「負担が減るからちょうどいいかもな」
「また来てくれよ」
柴田と藤原が俺の意見に賛同してくれたのでとりあえず装備の解呪をするために教会へと向かった。
「装備の解呪をお願いしたいんだけど」
「少々お待ちください」
「…やっぱシスター良いなぁ」
「そうかぁ?前髪と顔以外隠れて見えねーじゃねーか」
俺が装備を渡してお願いすると柴田がボソッと呟き藤原が理解できないように返す。
「その潔癖っぽいところが良いんだよ。服の下にどんなドスケベボディを隠してるか…とか想像を掻き立てるだろ?」
「ただの妄想じゃねーか。シスター関係ねーし」
柴田のアホみたいな発言に俺が呆れながらため息を吐くと藤原も同じように呆れたようにツッコむ。
「あの反応だとめっちゃ価値ありそうだから期待してたのになぁ…」
「全くだ。まあ価値はあっても学術的とかで、金銭的価値は無いんじゃね?」
「それでも普通ならいくらかお礼でくれるだろ?」
「普通はそうだよな」
俺らは抜け殻を買い取ってくれなかったギルドへの文句を言いながら鑑定屋へと向かう。
「いらっしゃい」
「コレを鑑定して欲しいんだけど」
「ほう…コレは…!『死霊王』の装備一式!?…お前さん達、どこでコレを…?」
年季の入ったお爺さんは俺が渡した装備を見ると驚いたように尋ねてくる。
「普通にリッチを倒したら落とした」
「…なんと…!…あい分かった。一つにつき金貨1000枚になるがよろしいか?」
「1000!?鑑定でソレって高くねー!?」
「嫌なら他の所に持って行くんだな」
「足元見やがって…払えば良いんだろ」
「毎度あり。少し待っていろ」
鑑定料に柴田と藤原が文句を言うも三人で割り勘して金を払うとお爺さんが装備を持って奥へ行く。
「装備の鑑定で1000ってヤバいな…分け前の半分消えたんだけど」
「全くだな。コレで呪いの装備だったら目も当てられねぇ」
「鑑定終了だ」
柴田と藤原がぶつぶつ文句を言っているとお爺さんが奥から出てきて装備をカウンターに置く。
「…藤、フラグ回収だ」
「マジで?…マジだ!よりにもよって呪いの装備かよ!」
「ぐあー、教会で解呪しないと使えねーからまた金が飛ぶ…」
俺が装備を受け取って見ると三つ全てにドクロマークに赤文字で『呪いの装備』と付いていた。
「あ、でも性能はやべーな。すげー強くね?」
「だな。でも残念ながら俺らには必要無いけど」
「スキル的に斉藤にあげるか?」
色々なステータス表記の後に杖には『MP消費半減』王冠には『MP消費半減』と『MP自動回復』マントには『物理ダメージ半減』というスキルが付いているので俺はそう提案する。
「…そだな。斉藤のスキルは俺らと違ってMP使うみたいだし」
「負担が減るからちょうどいいかもな」
「また来てくれよ」
柴田と藤原が俺の意見に賛同してくれたのでとりあえず装備の解呪をするために教会へと向かった。
「装備の解呪をお願いしたいんだけど」
「少々お待ちください」
「…やっぱシスター良いなぁ」
「そうかぁ?前髪と顔以外隠れて見えねーじゃねーか」
俺が装備を渡してお願いすると柴田がボソッと呟き藤原が理解できないように返す。
「その潔癖っぽいところが良いんだよ。服の下にどんなドスケベボディを隠してるか…とか想像を掻き立てるだろ?」
「ただの妄想じゃねーか。シスター関係ねーし」
柴田のアホみたいな発言に俺が呆れながらため息を吐くと藤原も同じように呆れたようにツッコむ。
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