307 / 480
青年期 243
しおりを挟む
「…え、待って。そういえば昔にもライフル弾が効かなかった人が居たんだけど…」
「世界戦の時なら、それ俺」
「マジ!?普通ならゴム弾を頭に当てただけでみんな倒れるのに、50口径の戦車でも貫通する弾が当たってもピンピンしてる人なんて初めて見たからびっくりした」
「そりゃ魔法の無い世界だったら存在しないかもね」
女の子の思い出すような発言に肯定するように返すと女の子が驚愕するので分身の俺は適当な感じで返す。
「えー…そもそも魔法の無い世界なら身体強化とか出来ないからこんな銃なんて反動が凄すぎて女じゃ撃てないし」
「ああ…そんな物を持ち上げたままでよく撃てるな、と思ってたけどやっぱり強化魔法か」
「当たり前でしょ。普通の状態で撃とうもんなら反動で肩外れて鎖骨にヒビ入るか折れるって」
女の子は微妙に話が噛み合わないような感じで言いながら銃を拾い、分身の俺が予想を話すと分身の俺に向けて構えて笑いながら肯定した。
「アズマ中将!無事ですか?…なっ!」
「まだ…生きていたのか…!」
「しかも、未だ無傷だと…!?」
一旦退室して行った男達が戻って来ると分身の俺を見て驚愕する。
「おっと、そうだった。退却するか俺と一騎打ちをするか決めてくれ」
「…どっちも無理」
分身の俺は用件を思い出して選択肢を提示すると女の子がおそらく空間魔法の施された何かに銃をしまって選択自体を拒否した。
「じゃあしょうがない。ココに居る人達を人質にして退却してもらうしか無いか…」
「ちょっと待って!ここで逃げ帰ったら責任取らされて降格や失脚しちゃう!後ろ盾もないただの小娘がココまで成り上がるのにどれだけ大変だったかあなたなら分かってくれるでしょ?それに…ライフル弾ですら傷一つ付かないあなたと一騎打ちしても絶対に勝てない事は分かりきってるし…」
分身の俺がため息を吐いて嫌々ながらも最後の手段を使う事を示唆して呟くと女の子は焦ったように拒否した理由を説明してくる。
「うーん…そう言われてもなぁ…」
「お願い!今回は見逃して!なんでもするから!私の初めてをあげてもいいから!」
「…なんでも?」
「ぅ…やっぱりなんでもは無理、私に出来る事ならに変える」
分身の俺の困りながらの呟きに女の子は両手を合わせて懇願するように言い、女の武器である身体を差し出すような事も言い出し始めるので…
分身の俺が確認すると女の子は言葉に詰まった後に目を泳がせて訂正した。
「…じゃあこれからは戦争のルールを絶対遵守してくれ。夜襲も兵站狙いも今後は一切しないと誓えるか?」
「ううっ…!な、なんでさ!兵法の基本戦術でしょ!ソレを多用して何がいけないの!?」
分身の俺は少し考えて条件を伝えると女の子が困ったような反応をした後に逆ギレをかましてくる。
「俺がわざわざ理由を説明するまでもなく頭の切れる中将殿なら理解しているハズだけど?」
「ぐっ…!なにその嫌味な言い方!」
分身の俺のニヤニヤ笑いながらの嫌味を込めた返答に女の子は食ってかかるように返す。
「目先の事だけじゃなく後先の事も考えないと自分の首を絞める事になるよ?歴史を知ってるのならそれも理解してるでしょ?」
「…で、でも兵法の基本戦術だし…ここまで効果的だと逆にやらない方が馬鹿、っていうか…」
分身の俺がちょっと真剣な表情で割とガチめな話をすると女の子は顔を逸らしながら抵抗するかのように呟く。
「…勝ちに拘るのは悪い事じゃないし別に問題無いけど…そのために手段を選ばないってのは問題有りだ、大問題過ぎる。が、まあ俺には関係無いし…本人が早死にしたい、自殺願望があるってんならもうこれ以上とめはしないよ」
好きにしたら?と、分身の俺はあえて女の子を突き放すように厳しい言葉をかけながら匙を投げて諦めるような態度を取った。
「う…うぅ…分かった。分かった、分かりました。もう夜襲はしないし、補給部隊を狙ったり兵站を切るような戦い方はしません!」
「ちゅ、中将!それは…!」
「アズマ中将!敵の甘言に騙されてはいけません!」
「今や貴女は帝国の英雄…全戦不敗、無敗神話を打ち立てた貴女が敵に負けるなど…!」
女の子が苦しそうに呻いて決断したように宣言すると周りの男達が必死になって説得して止めにかかる。
「…これで良いんでしょ?」
「まあ今の所はソレでオッケー。後からまたやってもらう事はあるけど…今度は俺の番だな」
女の子の諦めたようにため息を吐いての確認に分身の俺は譲歩するように認め、話を進めるように言う。
「やってもらう事?」
「とりあえず率直に言うと魔法協会が無くなると俺は物凄く困るからこのまま見逃す事は出来ない」
「えー!詐欺じゃん!不公平!私達だけ一方的に押し付けられるとかあり得ないんですけど!嘘つきじゃん!こっちは見逃してもらう代わりになんでもするって言ったのに!」
女の子が疑問を尋ねるもスルーして自分の言い分から先に伝えると、女の子は苦情を言った後に分身の俺を非難するように責め立てる。
「…話を最後まで聞いてくれ。要はソッチの責任にさえならなければ退却しても問題無いんだろ?」
「え、う、うん…そりゃあ私の責任じゃないんなら…あなたみたいな化物と戦っても勝ち目なんて無いんだから喜んで帝国に帰還するよ」
分身の俺は呆れながらため息を吐いてそう返し、確認をすると女の子は困惑したように肯定して微妙な顔をした。
「世界戦の時なら、それ俺」
「マジ!?普通ならゴム弾を頭に当てただけでみんな倒れるのに、50口径の戦車でも貫通する弾が当たってもピンピンしてる人なんて初めて見たからびっくりした」
「そりゃ魔法の無い世界だったら存在しないかもね」
女の子の思い出すような発言に肯定するように返すと女の子が驚愕するので分身の俺は適当な感じで返す。
「えー…そもそも魔法の無い世界なら身体強化とか出来ないからこんな銃なんて反動が凄すぎて女じゃ撃てないし」
「ああ…そんな物を持ち上げたままでよく撃てるな、と思ってたけどやっぱり強化魔法か」
「当たり前でしょ。普通の状態で撃とうもんなら反動で肩外れて鎖骨にヒビ入るか折れるって」
女の子は微妙に話が噛み合わないような感じで言いながら銃を拾い、分身の俺が予想を話すと分身の俺に向けて構えて笑いながら肯定した。
「アズマ中将!無事ですか?…なっ!」
「まだ…生きていたのか…!」
「しかも、未だ無傷だと…!?」
一旦退室して行った男達が戻って来ると分身の俺を見て驚愕する。
「おっと、そうだった。退却するか俺と一騎打ちをするか決めてくれ」
「…どっちも無理」
分身の俺は用件を思い出して選択肢を提示すると女の子がおそらく空間魔法の施された何かに銃をしまって選択自体を拒否した。
「じゃあしょうがない。ココに居る人達を人質にして退却してもらうしか無いか…」
「ちょっと待って!ここで逃げ帰ったら責任取らされて降格や失脚しちゃう!後ろ盾もないただの小娘がココまで成り上がるのにどれだけ大変だったかあなたなら分かってくれるでしょ?それに…ライフル弾ですら傷一つ付かないあなたと一騎打ちしても絶対に勝てない事は分かりきってるし…」
分身の俺がため息を吐いて嫌々ながらも最後の手段を使う事を示唆して呟くと女の子は焦ったように拒否した理由を説明してくる。
「うーん…そう言われてもなぁ…」
「お願い!今回は見逃して!なんでもするから!私の初めてをあげてもいいから!」
「…なんでも?」
「ぅ…やっぱりなんでもは無理、私に出来る事ならに変える」
分身の俺の困りながらの呟きに女の子は両手を合わせて懇願するように言い、女の武器である身体を差し出すような事も言い出し始めるので…
分身の俺が確認すると女の子は言葉に詰まった後に目を泳がせて訂正した。
「…じゃあこれからは戦争のルールを絶対遵守してくれ。夜襲も兵站狙いも今後は一切しないと誓えるか?」
「ううっ…!な、なんでさ!兵法の基本戦術でしょ!ソレを多用して何がいけないの!?」
分身の俺は少し考えて条件を伝えると女の子が困ったような反応をした後に逆ギレをかましてくる。
「俺がわざわざ理由を説明するまでもなく頭の切れる中将殿なら理解しているハズだけど?」
「ぐっ…!なにその嫌味な言い方!」
分身の俺のニヤニヤ笑いながらの嫌味を込めた返答に女の子は食ってかかるように返す。
「目先の事だけじゃなく後先の事も考えないと自分の首を絞める事になるよ?歴史を知ってるのならそれも理解してるでしょ?」
「…で、でも兵法の基本戦術だし…ここまで効果的だと逆にやらない方が馬鹿、っていうか…」
分身の俺がちょっと真剣な表情で割とガチめな話をすると女の子は顔を逸らしながら抵抗するかのように呟く。
「…勝ちに拘るのは悪い事じゃないし別に問題無いけど…そのために手段を選ばないってのは問題有りだ、大問題過ぎる。が、まあ俺には関係無いし…本人が早死にしたい、自殺願望があるってんならもうこれ以上とめはしないよ」
好きにしたら?と、分身の俺はあえて女の子を突き放すように厳しい言葉をかけながら匙を投げて諦めるような態度を取った。
「う…うぅ…分かった。分かった、分かりました。もう夜襲はしないし、補給部隊を狙ったり兵站を切るような戦い方はしません!」
「ちゅ、中将!それは…!」
「アズマ中将!敵の甘言に騙されてはいけません!」
「今や貴女は帝国の英雄…全戦不敗、無敗神話を打ち立てた貴女が敵に負けるなど…!」
女の子が苦しそうに呻いて決断したように宣言すると周りの男達が必死になって説得して止めにかかる。
「…これで良いんでしょ?」
「まあ今の所はソレでオッケー。後からまたやってもらう事はあるけど…今度は俺の番だな」
女の子の諦めたようにため息を吐いての確認に分身の俺は譲歩するように認め、話を進めるように言う。
「やってもらう事?」
「とりあえず率直に言うと魔法協会が無くなると俺は物凄く困るからこのまま見逃す事は出来ない」
「えー!詐欺じゃん!不公平!私達だけ一方的に押し付けられるとかあり得ないんですけど!嘘つきじゃん!こっちは見逃してもらう代わりになんでもするって言ったのに!」
女の子が疑問を尋ねるもスルーして自分の言い分から先に伝えると、女の子は苦情を言った後に分身の俺を非難するように責め立てる。
「…話を最後まで聞いてくれ。要はソッチの責任にさえならなければ退却しても問題無いんだろ?」
「え、う、うん…そりゃあ私の責任じゃないんなら…あなたみたいな化物と戦っても勝ち目なんて無いんだから喜んで帝国に帰還するよ」
分身の俺は呆れながらため息を吐いてそう返し、確認をすると女の子は困惑したように肯定して微妙な顔をした。
4
お気に入りに追加
911
あなたにおすすめの小説
誰も要らないなら僕が貰いますが、よろしいでしょうか?
伊東 丘多
ファンタジー
ジャストキルでしか、手に入らないレアな石を取るために冒険します
小さな少年が、独自の方法でスキルアップをして強くなっていく。
そして、田舎の町から王都へ向かいます
登場人物の名前と色
グラン デディーリエ(義母の名字)
8才
若草色の髪 ブルーグリーンの目
アルフ 実父
アダマス 母
エンジュ ミライト
13才 グランの義理姉
桃色の髪 ブルーの瞳
ユーディア ミライト
17才 グランの義理姉
濃い赤紫の髪 ブルーの瞳
コンティ ミライト
7才 グランの義理の弟
フォンシル コンドーラル ベージュ
11才皇太子
ピーター サイマルト
近衛兵 皇太子付き
アダマゼイン 魔王
目が透明
ガーゼル 魔王の側近 女の子
ジャスパー
フロー 食堂宿の人
宝石の名前関係をもじってます。
色とかもあわせて。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
外れスキル【転送】が最強だった件
名無し
ファンタジー
三十路になってようやくダンジョン入場試験に合格したケイス。
意気揚々と冒険者登録所に向かうが、そこで貰ったのは【転送】という外れスキル。
失意の中で故郷へ帰ろうとしていた彼のもとに、超有名ギルドのマスターが訪れる。
そこからケイスの人生は目覚ましく変わっていくのだった……。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる