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青年期 83
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その後、4体のミスリルゴーレムを見つけ…
即魔石抜きをして倒し、魔物素材をいつものように一つ残らず全て回収する。
「大量に取れましたね!」
「うん。これだけあれば十分でしょ」
「…ミスリルとゴーレム系の魔石…杖も新調してみようかな…!今の加工技術なら…うふふふ…!」
大量に集まったミスリルや魔石に分身のお姉さんは喜び、武器も新しくしようと予定を立てながら呟いて笑う。
…それから俺らは最下層をくまなく探索したが他には見当たらず、また出現するかも…と、夜まで最下層に滞在して粘ったが流石にそう上手くはいかなかった。
「…もう夜も遅いですね…こんな時間までダンジョンに居たのは久しぶりです」
「せっかくだから最後にボス倒して帰ろうか」
「はい」
分身のお姉さんは時間を確認して懐かしむように言い、俺が提案すると笑顔で賛成する。
「…ん?」
「…え…?」
ダンジョンボスのいる空間である部屋に入ると黒い巨人の姿が。
「…なんだ…?ゴーレム、か…?」
「…ま、まさか…!!」
…俺は距離をはかりながら近づいて初見の魔物の種類を予想するが…
なんせ普通よりも二回りか三回りほども大きく、5mから6mぐらいあるので確証が持てずにいると分身のお姉さんがその魔物を知ってるかのように驚愕しながら呟く。
「知ってるの?」
「…私も見た事が無いので…見るのが初めての魔物なので、確証は持てませんが、多分『アダマンタイタン』かもしれません」
「アダマンタイ…アダマンタイト?」
「『アダマンタイタン』。最硬…最も硬い巨人と言われ、ゴーレムの最上位種とされてます。ちなみに世界に数体しか確認されていない未討伐の魔物の内の一体です」
…本物ならば、ですが…と、分身のお姉さんは目の前にいる魔物についての情報を説明してくれた。
「へー。未討伐の魔物ねぇ…そんなのがいるってボンヤリとした噂でしか聞いた事無いけど、まさか実際にこうして見ることになるとは…しかもこんな初心者向けの初級ダンジョンで」
「…おそらく、このダンジョンは局地的な異常気象の影響で『異界化』が起きてる可能性が…いえ、確実に起きてますね」
俺の驚きながらの呟きに分身のお姉さんは曖昧な感じで言った後に直ぐに確信したように訂正する。
「『アダマンタイタン』かぁ…やっぱり全身アダマンタイトなのかな?」
「どうでしょう?一応アダマンタイトは隕石が魔力で変質した鉱物とか金属っていう説もありますからねぇ…そんなのが全身というのは…」
俺が笑いながら聞くと分身のお姉さんは真面目な顔で首を傾げて考えながら返す。
「ま、とりあえず戦ってみたら分かるか」
「気をつけて下さい。未討伐の魔物なので、危険度は厄災の龍に近いかもしれません」
「…だとしたら今の俺で勝てるか…いつでも逃げれるよう準備しといて」
「分かりました」
俺の楽観的な発言に分身のお姉さんが注意を促してくるので戦う前から逃走を視野に入れながら指示を出した。
「…近くで見たらマジででけー…威圧感も半端ねぇー…」
「オオォォ…!!」
俺が近づいて見上げながら呟くと魔物が右腕を斜めに振り上げて薙ぎ払うように攻撃してくる。
「おっと…っ!?がふっ!?」
俺は軽くバックステップで紙一重で避けるも…
まさかの上半身をコマのように回転させての左腕の裏拳のような薙ぎ払いに、とっさに左腕でガードするが思いっきり吹っ飛ばされて壁に激突した。
「!?坊ちゃん!!」
「がはっ!…っ…!」
…ガードした左腕が潰れ、左半身の骨がバッキバキに折れて内臓も傷ついてるらしく俺は咳き込んで大量の血を吐く。
「ぼ、坊ちゃん!大丈夫ですか!?生きてます!?」
なんとか変化魔法を使ってスライム化で両腕や骨、内臓を元に戻すと…
分身のお姉さんが心配しながら必死の様子で駆け寄って来て回復魔法を使うために詠唱を始める。
「…やっべー…危うく気を失うとこだった。一撃でコレってエグいな」
「…良かった…!」
「ありがと」
俺は口元の血を拭いながら立ち上がって呟くと分身のお姉さんの回復魔法で痛みが消えるのでお礼を言う。
「しっかし油断してしまったな…上半身を回転させての攻撃なんて普通の魔物じゃ構造上出来ないし…」
「…もう大丈夫ですか?」
「うん。ありがとう。俺一人だったらもう逃げる以外の選択肢が無かったよ」
俺が反省しながら呟いたら分身のお姉さんが確認してきて、お礼を言うと安全のために離れて行った。
「…流石未討伐なだけはある…パワーは魔物の中でもダントツだな。A級のハンターでも避けきれなければガードしても即死だ」
ズシン…ズシン…とゆっくりと重い動作で一歩一歩近づいてくる魔物を見ながら、俺は分析するように呟く。
「…俺でも当たりどころが悪ければ即死か…ふー…一撃即、死って横スクロールゲームかよ…」
俺が予想しながらため息を吐いて呟く間も魔物は一歩一歩近づいてくる。
「…とりあえず速さで翻弄するか」
俺は方針を決めた後に変化魔法で脚をダチョウとカースホースに部分変化と並行変化をして一瞬で魔物の懐に入った。
「…やっぱりな…」
「オオオォォ!」
そして貫手をするも全く刺さらないどころか逆に俺の指がバキバキに折れ…
予想通りだと呟いて即座に離脱すると魔物がさっきまで俺が居たところを蹴り上げる。
「…こんな風に指が折れるなんて何年振りだ?それだけ硬いって事だろうけど…部位鍛錬にはうってつけだな」
俺は折れた指を部分変化のスライム化で治して並行変化も使い、ゴブリンとグリーズベアーの爪に変えた。
即魔石抜きをして倒し、魔物素材をいつものように一つ残らず全て回収する。
「大量に取れましたね!」
「うん。これだけあれば十分でしょ」
「…ミスリルとゴーレム系の魔石…杖も新調してみようかな…!今の加工技術なら…うふふふ…!」
大量に集まったミスリルや魔石に分身のお姉さんは喜び、武器も新しくしようと予定を立てながら呟いて笑う。
…それから俺らは最下層をくまなく探索したが他には見当たらず、また出現するかも…と、夜まで最下層に滞在して粘ったが流石にそう上手くはいかなかった。
「…もう夜も遅いですね…こんな時間までダンジョンに居たのは久しぶりです」
「せっかくだから最後にボス倒して帰ろうか」
「はい」
分身のお姉さんは時間を確認して懐かしむように言い、俺が提案すると笑顔で賛成する。
「…ん?」
「…え…?」
ダンジョンボスのいる空間である部屋に入ると黒い巨人の姿が。
「…なんだ…?ゴーレム、か…?」
「…ま、まさか…!!」
…俺は距離をはかりながら近づいて初見の魔物の種類を予想するが…
なんせ普通よりも二回りか三回りほども大きく、5mから6mぐらいあるので確証が持てずにいると分身のお姉さんがその魔物を知ってるかのように驚愕しながら呟く。
「知ってるの?」
「…私も見た事が無いので…見るのが初めての魔物なので、確証は持てませんが、多分『アダマンタイタン』かもしれません」
「アダマンタイ…アダマンタイト?」
「『アダマンタイタン』。最硬…最も硬い巨人と言われ、ゴーレムの最上位種とされてます。ちなみに世界に数体しか確認されていない未討伐の魔物の内の一体です」
…本物ならば、ですが…と、分身のお姉さんは目の前にいる魔物についての情報を説明してくれた。
「へー。未討伐の魔物ねぇ…そんなのがいるってボンヤリとした噂でしか聞いた事無いけど、まさか実際にこうして見ることになるとは…しかもこんな初心者向けの初級ダンジョンで」
「…おそらく、このダンジョンは局地的な異常気象の影響で『異界化』が起きてる可能性が…いえ、確実に起きてますね」
俺の驚きながらの呟きに分身のお姉さんは曖昧な感じで言った後に直ぐに確信したように訂正する。
「『アダマンタイタン』かぁ…やっぱり全身アダマンタイトなのかな?」
「どうでしょう?一応アダマンタイトは隕石が魔力で変質した鉱物とか金属っていう説もありますからねぇ…そんなのが全身というのは…」
俺が笑いながら聞くと分身のお姉さんは真面目な顔で首を傾げて考えながら返す。
「ま、とりあえず戦ってみたら分かるか」
「気をつけて下さい。未討伐の魔物なので、危険度は厄災の龍に近いかもしれません」
「…だとしたら今の俺で勝てるか…いつでも逃げれるよう準備しといて」
「分かりました」
俺の楽観的な発言に分身のお姉さんが注意を促してくるので戦う前から逃走を視野に入れながら指示を出した。
「…近くで見たらマジででけー…威圧感も半端ねぇー…」
「オオォォ…!!」
俺が近づいて見上げながら呟くと魔物が右腕を斜めに振り上げて薙ぎ払うように攻撃してくる。
「おっと…っ!?がふっ!?」
俺は軽くバックステップで紙一重で避けるも…
まさかの上半身をコマのように回転させての左腕の裏拳のような薙ぎ払いに、とっさに左腕でガードするが思いっきり吹っ飛ばされて壁に激突した。
「!?坊ちゃん!!」
「がはっ!…っ…!」
…ガードした左腕が潰れ、左半身の骨がバッキバキに折れて内臓も傷ついてるらしく俺は咳き込んで大量の血を吐く。
「ぼ、坊ちゃん!大丈夫ですか!?生きてます!?」
なんとか変化魔法を使ってスライム化で両腕や骨、内臓を元に戻すと…
分身のお姉さんが心配しながら必死の様子で駆け寄って来て回復魔法を使うために詠唱を始める。
「…やっべー…危うく気を失うとこだった。一撃でコレってエグいな」
「…良かった…!」
「ありがと」
俺は口元の血を拭いながら立ち上がって呟くと分身のお姉さんの回復魔法で痛みが消えるのでお礼を言う。
「しっかし油断してしまったな…上半身を回転させての攻撃なんて普通の魔物じゃ構造上出来ないし…」
「…もう大丈夫ですか?」
「うん。ありがとう。俺一人だったらもう逃げる以外の選択肢が無かったよ」
俺が反省しながら呟いたら分身のお姉さんが確認してきて、お礼を言うと安全のために離れて行った。
「…流石未討伐なだけはある…パワーは魔物の中でもダントツだな。A級のハンターでも避けきれなければガードしても即死だ」
ズシン…ズシン…とゆっくりと重い動作で一歩一歩近づいてくる魔物を見ながら、俺は分析するように呟く。
「…俺でも当たりどころが悪ければ即死か…ふー…一撃即、死って横スクロールゲームかよ…」
俺が予想しながらため息を吐いて呟く間も魔物は一歩一歩近づいてくる。
「…とりあえず速さで翻弄するか」
俺は方針を決めた後に変化魔法で脚をダチョウとカースホースに部分変化と並行変化をして一瞬で魔物の懐に入った。
「…やっぱりな…」
「オオオォォ!」
そして貫手をするも全く刺さらないどころか逆に俺の指がバキバキに折れ…
予想通りだと呟いて即座に離脱すると魔物がさっきまで俺が居たところを蹴り上げる。
「…こんな風に指が折れるなんて何年振りだ?それだけ硬いって事だろうけど…部位鍛錬にはうってつけだな」
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