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「…動きは止めた。後は頼む」

「お、おお!良くやった!」

「こちらガンマ、敵のパイロットを捕縛する」


彼が監視塔の入り口にいた警備兵に報告すると直ぐに10人ほどの兵士が出て来て人型の機械兵器を取り囲む。


「無駄な抵抗はやめろ!大人しく捕まるのならば手荒な真似はしない!」

「…チッ…ついてねぇ…!」

「なんでこんな時に…!」


警備兵が銃を構えながら呼びかけると人型の機械兵器のコクピットの入り口が開いてパイロット三名が両手を上げて降伏の意思を示しながら地面に降りて捕縛された。





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短編のため省略。



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…一日で10機の人型機械兵器の鹵獲及び敵兵の無傷捕縛を成し遂げた彼は軍部から表彰され、多額の褒賞金を貰った。


そして彼の下には魔法を学びたいと言う人々が集まる。


…その後。


数々の戦場で彼や彼の弟子達が活躍し、生身でありながら人型の機械兵器に対抗する手段としての『魔法』が世界中に認知され…


彼は魔法教の『教祖』として世界中に信徒を持つ事となる。



…それから近い将来、機械兵器がこの世から姿を消し魔法で戦争をする時代に突入する事になるのはまた別のお話。





ーーーーー完ーーーーー
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