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序幕 現実世界へ
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明かりが灯った。そこには、8人の人がそれぞれのイス座っている。
『この国に魔物を落とそう』
低音の男性の声が響いた。
彼こそ、○○○○という組織のボス、ガバレである。
青髪で過去にある王国の騎士団に所属していたが、騎士団での仲間割れなどの理由でやめた。
騎士団に所属していたため、剣術も術式も意のままに操れる最強の戦士である。
『いいですわね』
女性の声がガバレの左どなりから聞こえた。
『んで、どうするんだ?この国に魔物落としたら、そのまま国を占領するのか?』
青年の声も聞こえる。
名前は、ザスタ。
孤児院にいたところをガバレに拾われ、生活し、鍛えられた。
術式は不慣れ、剣術と体術、そして暗殺術を使う。
『ふわーあ。それでいいと思うよ』
あくびしながら答える少年。
少年は、レオラ。
6歳の時、○○○を犯し、刑務所に囚われた。
刑務所での懲役を終え、外の世界に出た時、偶然歩いてたザスタに「住むところが欲しい」、そう言い屋敷に連れてきてもらい生活してます。
一通りは使える。特にずば抜けているのが剣術と暗殺術。
『ところでさ、実験体の実験はどうなんだ?バロイさん?』
青年こと、ザスタがバロイ、そう呼ばれた白髪の男性は細かい文字が記載されている紙を配り始めた。
バロイは、科学者です。
人体実験などお手の物。
年齢は、100歳を超えてると言われてるが、事実かどうかはわからないです。
『良好...ですか。いつになったら、服従してくれるでしょうか。足掻くだけで激痛走るはずのに』
深紅の髪を一結びにしている艶やかな声を持つ女性、マセカが呟く。
高身長で、術式や剣術より、体術を得意とする。
マセカとガバレは夫婦である。
『最終手段で、強制服従って言うのもありますよね?使わんの?』
水を飲み干した少女、ミアがバロイに聞く。
身長は140cmほど、髪は茶色のショートボブ。
小柄ながら繰り出される短剣の連続撃を受けたものは、即死です。
見たものからの呼び名は、「幼き殺戮者」。
ちなみに、マセカとガバレの間に産まれたのが、ミアである。
『使ったら、実験体に強大な負担がかかってしまい、体を壊してしまう。だから、使いたくはないのです』
『なーるほどね』
ミアが水をコップに継ぎ足しながら答えた。
『話長いですわ。少し簡略化して欲しいですぅ』
ダルそうに話を聞いている彼女は、セイカ。
ザスタの姉で2人揃ってガバレに拾われた。
主に弓を中心に使う。射撃以外はまったくもっての不得意です。
『あ・・・あのぉ。ぼ・・・僕、ちょっと、言いたいこと、あって・・・』
遠慮気味に話す彼は、エルド。おっとりとしているが、戦闘時になると、無差別で敵を襲う。
『なんか、強い気配がこの国から漂うのですが・・・・』
『ん?なんだこの気配は。面白い・・・。会ってみたいものだなこの気配を放っているものに。さて、行こうか。全世界に知らしめてやる。我らこそが、世界に君臨すべき、存在であるということを』
8人のうち、バロイ以外が立ち上がり、会議室から去った。
一方、水の国の王宮では、国王と王妃の前に一人の女性がいた。
立花水琴、15歳。
この国の王妃の後継者、簡単に言うと、王女である。
嫌な予感がする・・・禍々しい・・・。なんなのこの気配は・・・。
「父上、母上、頼みがあります。私は時空の旅人、実はつい先ほど、時空干渉していたところ、禍々しい気配を感じました。なので、私に時空を渡る権利をください」
「アクアよ、そなたは立場をわきまえておるのか?」
国王こと父上からの問いに、
「はい。私はこの国の王妃の後継者、わかっておりますわ。ですが、幼き頃に覚えた力で、一人でも多くの人が救えるのであれば、私はその可能性に賭けたいのです」
「父よ、アクアがそうおっしゃっているのよ。アクアを信じてみましょ・・・?」
王妃こと母上がそう言うと、
「そうか。行ってきても良いが、くれぐれも怪我だけは、そして一生戻ってこないという事だけは避けてこい」
「父上、ありがとうございます」
会釈をし、水琴は走り出した。
「生きて帰れるかわからない、けど行くしかない」
水琴は自室に着くや否姫の格好のまま、時空を渡った。
今始まる、二つの世界をかけた戦いが...
『この国に魔物を落とそう』
低音の男性の声が響いた。
彼こそ、○○○○という組織のボス、ガバレである。
青髪で過去にある王国の騎士団に所属していたが、騎士団での仲間割れなどの理由でやめた。
騎士団に所属していたため、剣術も術式も意のままに操れる最強の戦士である。
『いいですわね』
女性の声がガバレの左どなりから聞こえた。
『んで、どうするんだ?この国に魔物落としたら、そのまま国を占領するのか?』
青年の声も聞こえる。
名前は、ザスタ。
孤児院にいたところをガバレに拾われ、生活し、鍛えられた。
術式は不慣れ、剣術と体術、そして暗殺術を使う。
『ふわーあ。それでいいと思うよ』
あくびしながら答える少年。
少年は、レオラ。
6歳の時、○○○を犯し、刑務所に囚われた。
刑務所での懲役を終え、外の世界に出た時、偶然歩いてたザスタに「住むところが欲しい」、そう言い屋敷に連れてきてもらい生活してます。
一通りは使える。特にずば抜けているのが剣術と暗殺術。
『ところでさ、実験体の実験はどうなんだ?バロイさん?』
青年こと、ザスタがバロイ、そう呼ばれた白髪の男性は細かい文字が記載されている紙を配り始めた。
バロイは、科学者です。
人体実験などお手の物。
年齢は、100歳を超えてると言われてるが、事実かどうかはわからないです。
『良好...ですか。いつになったら、服従してくれるでしょうか。足掻くだけで激痛走るはずのに』
深紅の髪を一結びにしている艶やかな声を持つ女性、マセカが呟く。
高身長で、術式や剣術より、体術を得意とする。
マセカとガバレは夫婦である。
『最終手段で、強制服従って言うのもありますよね?使わんの?』
水を飲み干した少女、ミアがバロイに聞く。
身長は140cmほど、髪は茶色のショートボブ。
小柄ながら繰り出される短剣の連続撃を受けたものは、即死です。
見たものからの呼び名は、「幼き殺戮者」。
ちなみに、マセカとガバレの間に産まれたのが、ミアである。
『使ったら、実験体に強大な負担がかかってしまい、体を壊してしまう。だから、使いたくはないのです』
『なーるほどね』
ミアが水をコップに継ぎ足しながら答えた。
『話長いですわ。少し簡略化して欲しいですぅ』
ダルそうに話を聞いている彼女は、セイカ。
ザスタの姉で2人揃ってガバレに拾われた。
主に弓を中心に使う。射撃以外はまったくもっての不得意です。
『あ・・・あのぉ。ぼ・・・僕、ちょっと、言いたいこと、あって・・・』
遠慮気味に話す彼は、エルド。おっとりとしているが、戦闘時になると、無差別で敵を襲う。
『なんか、強い気配がこの国から漂うのですが・・・・』
『ん?なんだこの気配は。面白い・・・。会ってみたいものだなこの気配を放っているものに。さて、行こうか。全世界に知らしめてやる。我らこそが、世界に君臨すべき、存在であるということを』
8人のうち、バロイ以外が立ち上がり、会議室から去った。
一方、水の国の王宮では、国王と王妃の前に一人の女性がいた。
立花水琴、15歳。
この国の王妃の後継者、簡単に言うと、王女である。
嫌な予感がする・・・禍々しい・・・。なんなのこの気配は・・・。
「父上、母上、頼みがあります。私は時空の旅人、実はつい先ほど、時空干渉していたところ、禍々しい気配を感じました。なので、私に時空を渡る権利をください」
「アクアよ、そなたは立場をわきまえておるのか?」
国王こと父上からの問いに、
「はい。私はこの国の王妃の後継者、わかっておりますわ。ですが、幼き頃に覚えた力で、一人でも多くの人が救えるのであれば、私はその可能性に賭けたいのです」
「父よ、アクアがそうおっしゃっているのよ。アクアを信じてみましょ・・・?」
王妃こと母上がそう言うと、
「そうか。行ってきても良いが、くれぐれも怪我だけは、そして一生戻ってこないという事だけは避けてこい」
「父上、ありがとうございます」
会釈をし、水琴は走り出した。
「生きて帰れるかわからない、けど行くしかない」
水琴は自室に着くや否姫の格好のまま、時空を渡った。
今始まる、二つの世界をかけた戦いが...
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