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第4章 集大成・ウィンターカップ
第212話 俺達の先輩達
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チーム メンバープロフィール
岸 治憲
東裁大相模高等学校1年
191㎝82kg
誕生日:10/25
血液型:A
特徴:パーマのかかったおしゃれ坊主のような髪が特徴。プレースタイル的には星垓の須川と同じくパワーもありながら外のシュートも得意。パワーを活かしたドライブも武器でありオールラウンダータイプ。だが怪我がちで夏は骨折を経験し、復帰はしているものの身体への負担を考慮し今もプレー時間は制限されている。
春先は身長も188㎝だったが背が伸びて190を超えた。
特技:大食い
趣味:映画鑑賞
得意教科:化学
苦手教科:英語
得意なプレイ:ディフェンス
バスケを始めたきっかけ:中等部の時に勧誘されて
密かな悩み:髪のパーマが縮毛矯正しても取れない
-----------------------------
髙木のボースハンドダンクが決まり、8点差。
第4Q 残り4:58
星垓 97
桐神学園 89
河合【星垓・髙木の豪快なボースハンドダンク!】
杉山【スペインピックから流麗なボール捌きで最後はインサイド。素晴らしいオフェンスです】
秦野「1本!」
桐神学園は秦野がボールを運ぶ。
星垓もディフェンスはマンツーマン。
秦野に矢島、佐藤に中澤、櫻田に新城、長崎に新城、桝田に髙木のマッチアップ。
山下「新城君がフォワードにいるからか、星垓はガード陣が小さいわね」
中嶋「確かに…インサイドで来られたら問題ですが…桐神学園のこのメンバーは機動力を活かしてこそのメンバーなのでボールの動きが滞るポストプレーなんかはあまり用いないんですよね。だからこそ唐沢監督もこのメンバーを出したと言える」
(まあ、3年生の経験を考えれば安易にポストプレーで攻めるのも危険なんですが)
キュキュッ!!
秦野には矢島が厳しいボールチェック。
秦野「くっ…」
(11番の戦意を削ぐようなプレッシャー程じゃないが…しつこさと上手さがある。安直にプレーしたらターンオーバーの山だぞこりゃ)
秦野、警戒しつつ外に出てきた長崎にパス。
ここには神崎がマーク。
長崎、神崎だけでなくコート全体を見る。
長崎(こいつと平面の1対1ならある程度勝てるんだが…後ろの奴らがきっちり警戒してやがる…抜いたとしてもそこから直ぐに得点、ってのは期待できねえな)
櫻田「ヘイ!!」
トップで櫻田がボールを要求。
ビッ!
櫻田、ボールを受け取り新城と対峙。
櫻田、ドライブにもシュートにも行かれるいわゆる「トリプルスレッド」の位置にボールを構える。
涼真(この試合…ほとんどまともに櫻田を止められてない。シュートまで行かせないディフェンスはできても、ボールを持たれたらそこからほぼ得点に繋げられていた)
新城(桐神学園に勝つ為には、まずコイツをなんとか止めねえと…!
しかし…俺には涼真みたいな身体能力も反応速度もない…1対1ならハッキリ言って止めるのは無理だ…1対1…?)
コクッ
新城、周囲を見て1度だけ頷く。
ダム!!!
櫻田、ドライブに来る。
新城、1歩目に反応。
並走し抜かせない。
キュキュッ!!!
櫻田、そこから高速のステップバック。
新城、反応できず振り切られる。
櫻田(もらった…!)
その瞬間
バチッ!!
櫻田「!?」
後ろから中澤がボールを弾いた。
櫻田(そんな…1対1で止められないなら2人でってのは定石だから警戒してたのに…)
中澤(正面は警戒してたようだが…脇が甘い!)
ボールはそのまま、中澤が拾う。
新城「走れ!!」
長崎「戻れ!」
ワンマン速攻に行く中澤を追うように星垓メンバーが走る。
そして、桐神学園メンバーもディフェンスに戻る。
中澤がレイアップに跳ばんとした時
櫻田(させるかよ…!)
後ろから櫻田のブロックが跳んできた。
真田「中澤先輩!危な…」
ビッ!
中澤、視線はゴールを向いたままノールックパス。
バシッ!
矢島「ナイス!」
これをすぐ後ろを走ってきていた矢島がキャッチ。
バスッ!!!
そのままレイアップを決める。
第4Q 残り4:39
星垓 99
桐神学園 89
河合【10点差!星垓が再び突き放します!】
杉山【今のは大きいですよ!エースの櫻田君を完璧に止め、かつその直後に2桁の点差に突き放す。しかも勢いのつきやすい速攻ですからね。普段出場機会の少ない3年生、ビッグプレーです】
大樹「す…」
武蔵「すげえ…」
(俺達は1対1で止める事に重きを置きすぎていたかもしれねえな…桐神学園相手にノーマークを作るのは自殺行為だからだ。
けど先輩達は、そのリスクを承知で2人で止めに行った…死角に行く事でノーマークが出来ているのを悟らせづらくして、油断させてボールを弾く…)
涼真「流石…俺たちの先輩だぜ」
(勝って欲しい…まだ先輩達と戦いたい)
スパァッツツ!!!!
新城「!?」
涼真「!?」
「また櫻田だああああ!!!!!」
第4Q 残り4:31
星垓 99
桐神学園 92
失点からわずか8秒。
櫻田、この日なんと11本目となるスリーポイント。
スリーポイントのファウルでの2度のフリースロー、途中決めたミドルとレイアップを含め、既に43得点。
新城「くそ…止めきれなかった」
中澤「ドンマイ、新城。元々能力では負けてんだ。俺達は俺達の戦い方で渡り合おう」
矢島「声出せよ、キャプテン」
新城「…ああ!1本取るぞ!」
星垓メンバー「「「おう!!!!」」」
中澤がボールコントロール。
新城「ヘイ」
右ウイングで新城が受け取る。
対峙するのは、櫻田。
新城、髙木にサインを送る。
これを見た髙木、新城にスクリーンをかけに上がってくる。
櫻田(ピックアンドロール!)
櫻田、スクリーンにかからないようやや離れる。
ビッ!
櫻田「なっ…」
新城、スリーポイントシュート。
スパァッツツ!!!!
星垓メンバー「「「っしゃあああああ!!!!」」」
第4Q 残り4:18
星垓 102
桐神学園 92
河合【キャプテンの新城、スクリーンからのドライブと見せかけスリーポイントで決めました!】
杉山【いやあ、これは守りづらいでしょうね。下がらなければピックアンドロール、下がればシュート。どちらにしてもディフェンダーからしたら難しい選択です】
新城「戻れ!」
シュートを決めた新城、いち早く戻りディフェンスを構える。
櫻田が再びボールを受けようとするも、新城が牽制する。
櫻田「…チッ」
新城「悪いな、お前の癖は把握させてもらった。失点した後だからこそ相手の油断した隙を突いて点を取ってくる。だがそうはさせねえよ」
前線に一気にボールを運ぶのを諦めた桐神学園、秦野がボールを運ぶ。
キュキュッ!
矢島が簡単に運ばせない。
体格で勝る秦野、ボールを確実にキープしながら運んでいく。
秦野「しつこいな…」
矢島「思うようなプレーはさせねえよ」
他の星垓メンバーも、桐神学園のメンバーを捕まえて離さない。
秦野がいつも通り運べなかった桐神学園はパスも上手く回らない。
ダム!!!
24秒タイマーもカウントダウンが始まった頃、やむなく長崎が強引にドライブを仕掛ける。
長崎「くっ…」
ビッ!
長崎、体勢を崩しながらも片手でフローターを放つも
ガン!!!
神崎のブロックの高さの前にボールは無情にもリングに弾かれる。
髙木「よし!」
バシィッ!
髙木がリバウンドを取る。
河合【うーん…桐神学園はシュートが入りません】
杉山【リズムがよくなかったですね。その前のボール運びから苦労してましたからね。ああやってボール運びが滞る事が増えると流れが悪くなり、リズムが悪くなる事が多いです】
新城「走れ!」
髙木からボールを受け取った新城がそのままボールを運ぶ。
新城、矢島、中澤がいち早く走って桐神学園コートになだれ込んだ星垓に対し、桐神学園は櫻田と佐藤しか戻れていない。
山下「3対2!」
中嶋「桐神学園は集中力を欠いてきてる…!」
(さっきまでこんな場面では速攻を止められていたのに…)
ビッ!
新城、右サイドを走ってきた中澤にパス。
バッ!
中澤、ゴールから少し距離はあるがフローターでシュートを狙う。
櫻田「打たせるか…!!!」
櫻田、これにいち早く反応。
髙木(ブロックが高い…!止められる…!)
スッ…
中澤、シュートモーションから空中でボールを横に差し出す。
バシッ!
矢島「ナイスパース!!」
そこには、新城のスクリーンで佐藤を置き去りにフリーになった矢島が走り込んでいた。
バス!!!
レイアップでシュートを決める。
第4Q 残り3:52
星垓 104
桐神学園 92
星垓メンバー「「「よーし!!!!!」」」
武蔵「3人ともあの咄嗟の場面ですげえ連携だ…!」
宗平「あれだけ高速で走ってきた後に、あんなプレーができるなんて…」
(凄え…やっぱり俺達の先輩達は凄え!)
唐沢「素晴らしい!」
唐沢も笑顔を見せた。
宮藤「……!」
対称的に桐神学園の宮藤監督は言葉が出ない。
残り4分弱、12点差。
圧倒的不利とはいえまだわからない点差。
だが、星垓の3年生の奮戦が流れを掴み始めている。
桐神学園は、完全に崖っぷちまで追い込まれた。
次回、星垓 vs 桐神学園、決着。
……To be continued
岸 治憲
東裁大相模高等学校1年
191㎝82kg
誕生日:10/25
血液型:A
特徴:パーマのかかったおしゃれ坊主のような髪が特徴。プレースタイル的には星垓の須川と同じくパワーもありながら外のシュートも得意。パワーを活かしたドライブも武器でありオールラウンダータイプ。だが怪我がちで夏は骨折を経験し、復帰はしているものの身体への負担を考慮し今もプレー時間は制限されている。
春先は身長も188㎝だったが背が伸びて190を超えた。
特技:大食い
趣味:映画鑑賞
得意教科:化学
苦手教科:英語
得意なプレイ:ディフェンス
バスケを始めたきっかけ:中等部の時に勧誘されて
密かな悩み:髪のパーマが縮毛矯正しても取れない
-----------------------------
髙木のボースハンドダンクが決まり、8点差。
第4Q 残り4:58
星垓 97
桐神学園 89
河合【星垓・髙木の豪快なボースハンドダンク!】
杉山【スペインピックから流麗なボール捌きで最後はインサイド。素晴らしいオフェンスです】
秦野「1本!」
桐神学園は秦野がボールを運ぶ。
星垓もディフェンスはマンツーマン。
秦野に矢島、佐藤に中澤、櫻田に新城、長崎に新城、桝田に髙木のマッチアップ。
山下「新城君がフォワードにいるからか、星垓はガード陣が小さいわね」
中嶋「確かに…インサイドで来られたら問題ですが…桐神学園のこのメンバーは機動力を活かしてこそのメンバーなのでボールの動きが滞るポストプレーなんかはあまり用いないんですよね。だからこそ唐沢監督もこのメンバーを出したと言える」
(まあ、3年生の経験を考えれば安易にポストプレーで攻めるのも危険なんですが)
キュキュッ!!
秦野には矢島が厳しいボールチェック。
秦野「くっ…」
(11番の戦意を削ぐようなプレッシャー程じゃないが…しつこさと上手さがある。安直にプレーしたらターンオーバーの山だぞこりゃ)
秦野、警戒しつつ外に出てきた長崎にパス。
ここには神崎がマーク。
長崎、神崎だけでなくコート全体を見る。
長崎(こいつと平面の1対1ならある程度勝てるんだが…後ろの奴らがきっちり警戒してやがる…抜いたとしてもそこから直ぐに得点、ってのは期待できねえな)
櫻田「ヘイ!!」
トップで櫻田がボールを要求。
ビッ!
櫻田、ボールを受け取り新城と対峙。
櫻田、ドライブにもシュートにも行かれるいわゆる「トリプルスレッド」の位置にボールを構える。
涼真(この試合…ほとんどまともに櫻田を止められてない。シュートまで行かせないディフェンスはできても、ボールを持たれたらそこからほぼ得点に繋げられていた)
新城(桐神学園に勝つ為には、まずコイツをなんとか止めねえと…!
しかし…俺には涼真みたいな身体能力も反応速度もない…1対1ならハッキリ言って止めるのは無理だ…1対1…?)
コクッ
新城、周囲を見て1度だけ頷く。
ダム!!!
櫻田、ドライブに来る。
新城、1歩目に反応。
並走し抜かせない。
キュキュッ!!!
櫻田、そこから高速のステップバック。
新城、反応できず振り切られる。
櫻田(もらった…!)
その瞬間
バチッ!!
櫻田「!?」
後ろから中澤がボールを弾いた。
櫻田(そんな…1対1で止められないなら2人でってのは定石だから警戒してたのに…)
中澤(正面は警戒してたようだが…脇が甘い!)
ボールはそのまま、中澤が拾う。
新城「走れ!!」
長崎「戻れ!」
ワンマン速攻に行く中澤を追うように星垓メンバーが走る。
そして、桐神学園メンバーもディフェンスに戻る。
中澤がレイアップに跳ばんとした時
櫻田(させるかよ…!)
後ろから櫻田のブロックが跳んできた。
真田「中澤先輩!危な…」
ビッ!
中澤、視線はゴールを向いたままノールックパス。
バシッ!
矢島「ナイス!」
これをすぐ後ろを走ってきていた矢島がキャッチ。
バスッ!!!
そのままレイアップを決める。
第4Q 残り4:39
星垓 99
桐神学園 89
河合【10点差!星垓が再び突き放します!】
杉山【今のは大きいですよ!エースの櫻田君を完璧に止め、かつその直後に2桁の点差に突き放す。しかも勢いのつきやすい速攻ですからね。普段出場機会の少ない3年生、ビッグプレーです】
大樹「す…」
武蔵「すげえ…」
(俺達は1対1で止める事に重きを置きすぎていたかもしれねえな…桐神学園相手にノーマークを作るのは自殺行為だからだ。
けど先輩達は、そのリスクを承知で2人で止めに行った…死角に行く事でノーマークが出来ているのを悟らせづらくして、油断させてボールを弾く…)
涼真「流石…俺たちの先輩だぜ」
(勝って欲しい…まだ先輩達と戦いたい)
スパァッツツ!!!!
新城「!?」
涼真「!?」
「また櫻田だああああ!!!!!」
第4Q 残り4:31
星垓 99
桐神学園 92
失点からわずか8秒。
櫻田、この日なんと11本目となるスリーポイント。
スリーポイントのファウルでの2度のフリースロー、途中決めたミドルとレイアップを含め、既に43得点。
新城「くそ…止めきれなかった」
中澤「ドンマイ、新城。元々能力では負けてんだ。俺達は俺達の戦い方で渡り合おう」
矢島「声出せよ、キャプテン」
新城「…ああ!1本取るぞ!」
星垓メンバー「「「おう!!!!」」」
中澤がボールコントロール。
新城「ヘイ」
右ウイングで新城が受け取る。
対峙するのは、櫻田。
新城、髙木にサインを送る。
これを見た髙木、新城にスクリーンをかけに上がってくる。
櫻田(ピックアンドロール!)
櫻田、スクリーンにかからないようやや離れる。
ビッ!
櫻田「なっ…」
新城、スリーポイントシュート。
スパァッツツ!!!!
星垓メンバー「「「っしゃあああああ!!!!」」」
第4Q 残り4:18
星垓 102
桐神学園 92
河合【キャプテンの新城、スクリーンからのドライブと見せかけスリーポイントで決めました!】
杉山【いやあ、これは守りづらいでしょうね。下がらなければピックアンドロール、下がればシュート。どちらにしてもディフェンダーからしたら難しい選択です】
新城「戻れ!」
シュートを決めた新城、いち早く戻りディフェンスを構える。
櫻田が再びボールを受けようとするも、新城が牽制する。
櫻田「…チッ」
新城「悪いな、お前の癖は把握させてもらった。失点した後だからこそ相手の油断した隙を突いて点を取ってくる。だがそうはさせねえよ」
前線に一気にボールを運ぶのを諦めた桐神学園、秦野がボールを運ぶ。
キュキュッ!
矢島が簡単に運ばせない。
体格で勝る秦野、ボールを確実にキープしながら運んでいく。
秦野「しつこいな…」
矢島「思うようなプレーはさせねえよ」
他の星垓メンバーも、桐神学園のメンバーを捕まえて離さない。
秦野がいつも通り運べなかった桐神学園はパスも上手く回らない。
ダム!!!
24秒タイマーもカウントダウンが始まった頃、やむなく長崎が強引にドライブを仕掛ける。
長崎「くっ…」
ビッ!
長崎、体勢を崩しながらも片手でフローターを放つも
ガン!!!
神崎のブロックの高さの前にボールは無情にもリングに弾かれる。
髙木「よし!」
バシィッ!
髙木がリバウンドを取る。
河合【うーん…桐神学園はシュートが入りません】
杉山【リズムがよくなかったですね。その前のボール運びから苦労してましたからね。ああやってボール運びが滞る事が増えると流れが悪くなり、リズムが悪くなる事が多いです】
新城「走れ!」
髙木からボールを受け取った新城がそのままボールを運ぶ。
新城、矢島、中澤がいち早く走って桐神学園コートになだれ込んだ星垓に対し、桐神学園は櫻田と佐藤しか戻れていない。
山下「3対2!」
中嶋「桐神学園は集中力を欠いてきてる…!」
(さっきまでこんな場面では速攻を止められていたのに…)
ビッ!
新城、右サイドを走ってきた中澤にパス。
バッ!
中澤、ゴールから少し距離はあるがフローターでシュートを狙う。
櫻田「打たせるか…!!!」
櫻田、これにいち早く反応。
髙木(ブロックが高い…!止められる…!)
スッ…
中澤、シュートモーションから空中でボールを横に差し出す。
バシッ!
矢島「ナイスパース!!」
そこには、新城のスクリーンで佐藤を置き去りにフリーになった矢島が走り込んでいた。
バス!!!
レイアップでシュートを決める。
第4Q 残り3:52
星垓 104
桐神学園 92
星垓メンバー「「「よーし!!!!!」」」
武蔵「3人ともあの咄嗟の場面ですげえ連携だ…!」
宗平「あれだけ高速で走ってきた後に、あんなプレーができるなんて…」
(凄え…やっぱり俺達の先輩達は凄え!)
唐沢「素晴らしい!」
唐沢も笑顔を見せた。
宮藤「……!」
対称的に桐神学園の宮藤監督は言葉が出ない。
残り4分弱、12点差。
圧倒的不利とはいえまだわからない点差。
だが、星垓の3年生の奮戦が流れを掴み始めている。
桐神学園は、完全に崖っぷちまで追い込まれた。
次回、星垓 vs 桐神学園、決着。
……To be continued
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