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第4章 集大成・ウィンターカップ
第194話 ぎこちなさ
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チーム メンバープロフィール
徳山 勝美
湘洋大付属高等学校3年
193㎝88kg
誕生日:6/27
血液型:A
特徴:長身の坊主頭ながら、接しやすそうな爽やかな風貌が特徴。中学時代はセンター、パワーフォワードを務めていたが湘洋大付属入学以降スモールフォワードにコンバート。得意なインサイドのプレーに加えてミドルシュート、ドライブとこなせるマルチプレイヤー。組織力で戦う湘洋大付属には絶対的エースと言えるプレイヤーはいない事になっているが実質徳山がエースであり、精神的支柱でもある。
卒業後は関東1部の強豪・拓緑大学への進学が決まっている。
特技:水泳
趣味:読書
得意教科:現代文、英語
苦手教科:化学
得意なプレイ:リバウンド、インサイドアタック
バスケを始めたきっかけ:小1の時に友達と一緒に入団して
密かな悩み:優しげな見た目と優しい性格のおかげで女子からのうけはいいが、いい人止まりで終わる
-----------------------------
秦野「1本!!」
交代で入った秦野がトップでボールコントロール。
第1Q 残り8:22
桐神学園 9
湘洋大付属 9
桐神学園
13 秦野 武史 187㎝ 2年
15 新海 千尋 175㎝ 1年
14 櫻田 祥人 184㎝ 1年
4 長崎 健正 187㎝ 3年
7 米田 昌幸 193㎝ 3年
湘洋大付属
6 平井 圭太郎 181㎝ 3年
7 日下部 亘 186㎝ 3年
4 徳山 勝美 193㎝ 3年
15 織田 雄太 198㎝ 1年
5 中西 岳 203㎝ 3年
ハーフコートになった為、この日初めて湘洋大付属がマンツーマンでディフェンスしている。
秦野に織田、新海に日下部、櫻田に平井、長崎に徳山、米田に中西というマンツーマン。
新城「あんなのいたっけ…?」
唐沢「あの秦野君は膝の靭帯の手術で9ヶ月もの間リハビリしていた子のようですね。宮藤監督から話は聞いていました。今の2年生では、文句なく彼が1番だと」
髙木「どんなプレイヤーなんだ…?」
ダム…
ダム!!!
秦野、緩急をつけたクロスオーバーで織田を抜きにかかる。
織田(キレが凄い…!止めきれねえ)
織田、反応するも半身遅れる。
ビッ!
秦野、ドライブに合わせるように走り込んだ長崎へパス。
長崎、ボールを受けるとすぐ様パス。
時間差で新海が走り込んでいた。
ビッ!
新海、ショートコーナーより少し外くらいからのミドルシュート。
スパァッ!!!
桐神メンバー「「「よーし!!!」」」
第1Q 残り8:05
桐神学園 11
湘洋大付属 9
神崎「2分で両チーム10点前後…かなりハイスコアだな」
真田「内容は全然違うけどな…ハーフコートでじっくり攻める湘洋大付属、速攻と機動力でガンガン走る桐神学園…対称的なチームだな」
唐沢「両チームとも攻撃先行で来ていますね。おそらく先に攻撃を失敗したら、相手に流れを持っていかれる。この均衡が崩れるのはもう間もなくでしょう。バスケットボールの試合においてシュートを1本も外さない、なんて事は起こりませんから」
新城「つまり、最初に連続得点した方が最初に流れを持ってこれると」
中澤「だがそうなると、有利なのは湘洋だよな。フィニッシュは中だし、外のシュートもリバウンドでセカンドチャンス狙える確率が高いし」
この唐沢の言葉は、今回は外れた。
試合は、互いのオフェンスが1度もミスをしない超ハイスコアゲームに。
湘洋大付属は外から平井、日下部といった所がアウトサイドシュートを狙うが、最大のストロングポイントはやはりフロントコート。
パワーとテクニックが物を言うインサイドアタックでは、桐神学園のディフェンスは止めきる事はできなかった。
しかし桐神も、秦野の投入によりサイズと機動力を同時に上げる事に成功。
外からは米田を除く4人がドライブにスリーポイントにミドルに得点できるスコアラー。
湘洋大付属も内外に好選手を揃えていたが、機動力で勝る桐神学園を捉えられていなかった。
第1Q 残り5:58
桐神学園 20
湘洋大付属 17
涼真「…」
(スリーポイントを多用する桐神と、中外バランスよく使い分ける湘洋との差で桐神がリードしてるが…オフェンス回数…試合の展開の速さでは湘洋ペース、点の取り合いになってるという意味では桐神ペース…何よりどっちもまだ攻撃を失敗してない)
コートでは湘洋大付属の攻撃が行われている。
バシッ!!
24秒タイマー残り10秒、ローポストで中西が受け取る。
たちまち米田、長崎、秦野の3人に囲まれる。
中西「ぐっ…」
中西、たまらず外、右ウイングにいた日下部にパス。
だが苦し紛れのパスだった為、インサイドアウトのパスだがコントロールが乱れ、パスが少しズレた。その間にディフェンスが追いつきシュートには行かれない。
日下部(ダメか…)
日下部、即トップの平井にパス。
バチッ
平井、弾くように左ウイングへパス。
そこには、ミドルレンジで受け取った徳山。
バス!!
徳山、バックボードに当てて決める。
湘洋メンバー「「「よしよし!ナイッシュ!」」」
長崎「リスタート!」
長崎、即秦野にボールを入れる。
秦野「走れ!!!」
桐神メンバー全員が一斉に走り出す。
湘洋メンバーも必死に戻るも、桐神がディフェンスを立て直す暇を与えない。
バシッ!!!
マークを振り切った櫻田がボールを受ける。
平井「打たすか…!!!」
ダム!!!
チェックに出たところをカウンターのドライブで抜かれる。
ビッ!
櫻田、右コーナーから切れ込んだ秦野にパス。
フワッ…
秦野、そこからスクープショット。
中西「!!!」
近くにいた中西、ブロックに跳ぶもブロックが空を切る。
ガシィッ!!!
そのまま秦野に接触。
ピピーッ!!!!
審判の笛が鳴る中
スパァッ!
シュートがリングを通過する。
審判「ファウル!黒5番!カウントワンスロー!」
桐神メンバー「「「よーし!!!!!」」」
慎太郎「おいおい、あの中西さんからバスカン奪ったよあの人」
武蔵「対戦相手はゴール下の脅威である中西さんをファウルで追い出そうと狙ってフェイクを織り交ぜたりしてくるけど、パワーだけじゃなくてインサイドでのそういう駆け引きも上手いのが中西さんなのに」
ザシュッ!!!
秦野はフリースローも沈める。
髙木「もしかして今のバスカン…」
新城「ああ。流れを持ってくるきっかけになったかもな…」
だが、直後のオフェンス。
スパァッッツ!!!!
「来たぁああ!日下部のスリーポイント!」
インサイドアウトのパスから日下部が射抜く。
新海「マジかよ…夏はこんなにアウトサイドをガンガン打ってくるチームじゃなかったのに」
長崎「なるほど…リバウンドは支配できると見て外のシュートを鍛えてきやがったな」
櫻田「それでこそ倒しがいがあるってもんだ…取られたら取り返す!それが桐神のバスケだ!」
日下部のスリーポイントで流れは変わらず、点の取り合いが続く。
第1Q 残り2:55
桐神学園 31
湘洋大付属 29
慎太郎「う~ん」
美保「どしたの?」
慎太郎「なんか違和感を感じる」
美保「なんでよ」
慎太郎「なんか、湘洋大付属の方はオフェンスがぎこちない気がするんだよ」
武蔵「はぁ?」
慎太郎「いや、いつも湘洋大付属ってさ、サイズの暴力でインサイドをゴリゴリ来るじゃん?そこは同じだし、アウトサイドも強化してきてる。それで桐神とのハイペースな点の取り合いの試合についてってるんだけど、場面場面で攻めあぐねてるんだよな」
武蔵「…言われて見れば確かに…オフェンスリバウンド奪って決めてるから目立たないけど、ペイントエリア内で打つか、外で手詰まりになると強引なアウトサイドのシュートのパターンもあるな」
春香「中で体格を活かして打つか、外からスリーポイントを狙うかのどっちかに偏ってるって事?」
慎太郎「そゆこと」
華音「なんでやろ?」
佳奈絵「うーん…もぐもぐ」
佳奈絵、おにぎり3つ目(海老マヨ)。
満月(いくつ食べんのよ…)
涼真「俺としては桐神の方も気になるけどな。あれだけインサイドをやられてるのにハーフコートのマンツーマンからディフェンスを変えようとしない。機動力でインサイドは人数をかければ止められない事もないが…スリーポイントを打たれ放題だ。なのに作戦を変えない」
唐沢「うんうん、よくみんな試合を見てますね」
慎太郎「先生…」
糸織里「のりちゃん先生はわかったんですか?」
涼真(おい!渡辺!)
慎太郎(お前先生本人にもその呼び方なのかよ!!)
満月(怖い物知らず過ぎ…)
唐沢「ええ、わかりましたよ。渡辺さん」←スルー
武蔵(大人だ…大人の対応だ…)
唐沢が違和感の正体を説明しようとしている正にその時
徳山(まずいな…こうも弱点が露呈しちまうとは…)
湘洋大付属主将・徳山が焦っていた。
……To be continued
徳山 勝美
湘洋大付属高等学校3年
193㎝88kg
誕生日:6/27
血液型:A
特徴:長身の坊主頭ながら、接しやすそうな爽やかな風貌が特徴。中学時代はセンター、パワーフォワードを務めていたが湘洋大付属入学以降スモールフォワードにコンバート。得意なインサイドのプレーに加えてミドルシュート、ドライブとこなせるマルチプレイヤー。組織力で戦う湘洋大付属には絶対的エースと言えるプレイヤーはいない事になっているが実質徳山がエースであり、精神的支柱でもある。
卒業後は関東1部の強豪・拓緑大学への進学が決まっている。
特技:水泳
趣味:読書
得意教科:現代文、英語
苦手教科:化学
得意なプレイ:リバウンド、インサイドアタック
バスケを始めたきっかけ:小1の時に友達と一緒に入団して
密かな悩み:優しげな見た目と優しい性格のおかげで女子からのうけはいいが、いい人止まりで終わる
-----------------------------
秦野「1本!!」
交代で入った秦野がトップでボールコントロール。
第1Q 残り8:22
桐神学園 9
湘洋大付属 9
桐神学園
13 秦野 武史 187㎝ 2年
15 新海 千尋 175㎝ 1年
14 櫻田 祥人 184㎝ 1年
4 長崎 健正 187㎝ 3年
7 米田 昌幸 193㎝ 3年
湘洋大付属
6 平井 圭太郎 181㎝ 3年
7 日下部 亘 186㎝ 3年
4 徳山 勝美 193㎝ 3年
15 織田 雄太 198㎝ 1年
5 中西 岳 203㎝ 3年
ハーフコートになった為、この日初めて湘洋大付属がマンツーマンでディフェンスしている。
秦野に織田、新海に日下部、櫻田に平井、長崎に徳山、米田に中西というマンツーマン。
新城「あんなのいたっけ…?」
唐沢「あの秦野君は膝の靭帯の手術で9ヶ月もの間リハビリしていた子のようですね。宮藤監督から話は聞いていました。今の2年生では、文句なく彼が1番だと」
髙木「どんなプレイヤーなんだ…?」
ダム…
ダム!!!
秦野、緩急をつけたクロスオーバーで織田を抜きにかかる。
織田(キレが凄い…!止めきれねえ)
織田、反応するも半身遅れる。
ビッ!
秦野、ドライブに合わせるように走り込んだ長崎へパス。
長崎、ボールを受けるとすぐ様パス。
時間差で新海が走り込んでいた。
ビッ!
新海、ショートコーナーより少し外くらいからのミドルシュート。
スパァッ!!!
桐神メンバー「「「よーし!!!」」」
第1Q 残り8:05
桐神学園 11
湘洋大付属 9
神崎「2分で両チーム10点前後…かなりハイスコアだな」
真田「内容は全然違うけどな…ハーフコートでじっくり攻める湘洋大付属、速攻と機動力でガンガン走る桐神学園…対称的なチームだな」
唐沢「両チームとも攻撃先行で来ていますね。おそらく先に攻撃を失敗したら、相手に流れを持っていかれる。この均衡が崩れるのはもう間もなくでしょう。バスケットボールの試合においてシュートを1本も外さない、なんて事は起こりませんから」
新城「つまり、最初に連続得点した方が最初に流れを持ってこれると」
中澤「だがそうなると、有利なのは湘洋だよな。フィニッシュは中だし、外のシュートもリバウンドでセカンドチャンス狙える確率が高いし」
この唐沢の言葉は、今回は外れた。
試合は、互いのオフェンスが1度もミスをしない超ハイスコアゲームに。
湘洋大付属は外から平井、日下部といった所がアウトサイドシュートを狙うが、最大のストロングポイントはやはりフロントコート。
パワーとテクニックが物を言うインサイドアタックでは、桐神学園のディフェンスは止めきる事はできなかった。
しかし桐神も、秦野の投入によりサイズと機動力を同時に上げる事に成功。
外からは米田を除く4人がドライブにスリーポイントにミドルに得点できるスコアラー。
湘洋大付属も内外に好選手を揃えていたが、機動力で勝る桐神学園を捉えられていなかった。
第1Q 残り5:58
桐神学園 20
湘洋大付属 17
涼真「…」
(スリーポイントを多用する桐神と、中外バランスよく使い分ける湘洋との差で桐神がリードしてるが…オフェンス回数…試合の展開の速さでは湘洋ペース、点の取り合いになってるという意味では桐神ペース…何よりどっちもまだ攻撃を失敗してない)
コートでは湘洋大付属の攻撃が行われている。
バシッ!!
24秒タイマー残り10秒、ローポストで中西が受け取る。
たちまち米田、長崎、秦野の3人に囲まれる。
中西「ぐっ…」
中西、たまらず外、右ウイングにいた日下部にパス。
だが苦し紛れのパスだった為、インサイドアウトのパスだがコントロールが乱れ、パスが少しズレた。その間にディフェンスが追いつきシュートには行かれない。
日下部(ダメか…)
日下部、即トップの平井にパス。
バチッ
平井、弾くように左ウイングへパス。
そこには、ミドルレンジで受け取った徳山。
バス!!
徳山、バックボードに当てて決める。
湘洋メンバー「「「よしよし!ナイッシュ!」」」
長崎「リスタート!」
長崎、即秦野にボールを入れる。
秦野「走れ!!!」
桐神メンバー全員が一斉に走り出す。
湘洋メンバーも必死に戻るも、桐神がディフェンスを立て直す暇を与えない。
バシッ!!!
マークを振り切った櫻田がボールを受ける。
平井「打たすか…!!!」
ダム!!!
チェックに出たところをカウンターのドライブで抜かれる。
ビッ!
櫻田、右コーナーから切れ込んだ秦野にパス。
フワッ…
秦野、そこからスクープショット。
中西「!!!」
近くにいた中西、ブロックに跳ぶもブロックが空を切る。
ガシィッ!!!
そのまま秦野に接触。
ピピーッ!!!!
審判の笛が鳴る中
スパァッ!
シュートがリングを通過する。
審判「ファウル!黒5番!カウントワンスロー!」
桐神メンバー「「「よーし!!!!!」」」
慎太郎「おいおい、あの中西さんからバスカン奪ったよあの人」
武蔵「対戦相手はゴール下の脅威である中西さんをファウルで追い出そうと狙ってフェイクを織り交ぜたりしてくるけど、パワーだけじゃなくてインサイドでのそういう駆け引きも上手いのが中西さんなのに」
ザシュッ!!!
秦野はフリースローも沈める。
髙木「もしかして今のバスカン…」
新城「ああ。流れを持ってくるきっかけになったかもな…」
だが、直後のオフェンス。
スパァッッツ!!!!
「来たぁああ!日下部のスリーポイント!」
インサイドアウトのパスから日下部が射抜く。
新海「マジかよ…夏はこんなにアウトサイドをガンガン打ってくるチームじゃなかったのに」
長崎「なるほど…リバウンドは支配できると見て外のシュートを鍛えてきやがったな」
櫻田「それでこそ倒しがいがあるってもんだ…取られたら取り返す!それが桐神のバスケだ!」
日下部のスリーポイントで流れは変わらず、点の取り合いが続く。
第1Q 残り2:55
桐神学園 31
湘洋大付属 29
慎太郎「う~ん」
美保「どしたの?」
慎太郎「なんか違和感を感じる」
美保「なんでよ」
慎太郎「なんか、湘洋大付属の方はオフェンスがぎこちない気がするんだよ」
武蔵「はぁ?」
慎太郎「いや、いつも湘洋大付属ってさ、サイズの暴力でインサイドをゴリゴリ来るじゃん?そこは同じだし、アウトサイドも強化してきてる。それで桐神とのハイペースな点の取り合いの試合についてってるんだけど、場面場面で攻めあぐねてるんだよな」
武蔵「…言われて見れば確かに…オフェンスリバウンド奪って決めてるから目立たないけど、ペイントエリア内で打つか、外で手詰まりになると強引なアウトサイドのシュートのパターンもあるな」
春香「中で体格を活かして打つか、外からスリーポイントを狙うかのどっちかに偏ってるって事?」
慎太郎「そゆこと」
華音「なんでやろ?」
佳奈絵「うーん…もぐもぐ」
佳奈絵、おにぎり3つ目(海老マヨ)。
満月(いくつ食べんのよ…)
涼真「俺としては桐神の方も気になるけどな。あれだけインサイドをやられてるのにハーフコートのマンツーマンからディフェンスを変えようとしない。機動力でインサイドは人数をかければ止められない事もないが…スリーポイントを打たれ放題だ。なのに作戦を変えない」
唐沢「うんうん、よくみんな試合を見てますね」
慎太郎「先生…」
糸織里「のりちゃん先生はわかったんですか?」
涼真(おい!渡辺!)
慎太郎(お前先生本人にもその呼び方なのかよ!!)
満月(怖い物知らず過ぎ…)
唐沢「ええ、わかりましたよ。渡辺さん」←スルー
武蔵(大人だ…大人の対応だ…)
唐沢が違和感の正体を説明しようとしている正にその時
徳山(まずいな…こうも弱点が露呈しちまうとは…)
湘洋大付属主将・徳山が焦っていた。
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