これはドラマ「チェリまほ」の感想投稿文の履歴なのです

第10章 話題は多岐に広がる

No,96 ３～４話の長文考察①

──長編第３作「キス未遂！安逹に何が起こっていたのか？」
　全12話の中、最も美しいあのシーンが物語る真相とは──。


　みなさんこのドラマの全12話のうち、各話それぞれにまた違った思いを抱かれている事と思います。
　神回とも言われる第７話。これについては誰もが異論の無いところと思います。
　そして最も美しい場面として語られるのが第３話と第４話をまたぐ名シーン、東京の夜景をバックとしたキス未遂事件です。
　特に町田黒沢の横顔の美しさがメディアでも評判となり、あそこから町田君のファンになったと言う方も多いのではないでしょうか。

　そして僕は、あの場面にただただハラハラどきどきしただけではなく、複雑な心境と微かな疑問も感じたのです。
　それが何なのか？自分でもなかなか整理が出来ませんでした。ヒントが欲しくて、みなさんに意見を求めたくらいです。

　僕の問いにに答えて下さったみなさん、ありがとうございました。お陰さまで何とか自分の思いを整理整頓し、投稿したのが下記の文章です。
　500文字でまとめるなんて、初めから無理だと諦めました。せめて出来るだけ少ない回数でと思い推敲したのを覚えています。

　５回分の投稿文、読みやすいようにまとめました。


【96～97～98～99～100】
jimさん
2021/03/20 2:23
　キス未遂！安逹に何が起こっていたのか？

　例のキス未遂事件。それは安達の、あの問題発言から始まった。
「嫌じゃなかったよ……おまえのキス……」って……あ、安達っ！
(-o-;)
　すかさず黒沢「それ、どう言う意味か分かってるの？」と返して来ました。

「え？」「黒沢？」
「え？え？」と言葉では反応したけれど、身体は全く動じる気配のない安達。顔をそむけるでもなければ、笑ってお茶を濁すでもない。

　キャパオーバーでフリーズとの見方もあるけど、僕には安達の思考を超えた本能が、黒沢のキスを待っているようにしか見えません。

　普通キスに慣れているなら、あそこはそっと目を閉じますよね。ところが 安逹はドングリまなこを見開いたまま、 むしろパチクリ。
　そこに僕は不馴れな安達の、気持ちと身体のアンバランスをリアルに感じます。

　もし電話が鳴らなければ、あのままキスを受け入れたのは明白でしょう。
　何故なら、この時点で安逹はすでに恋していたから、と僕は判断します。それはこの後、４話のエピから伺い知れます。

　で、安逹なんだけど、一度目は電話で回避したとして、嫌ならここで我に返るでしょうに。なのにちゃんと二度目を受けようとしている。
　黒沢の「（電話）終わった？」を受けた顔 ＝ドキドキ顔ではあるけれど決して拒絶顔、嫌悪顔ではないですね。


《つづく》