上 下
19 / 182
第3章 最終話以降⇒大波乱!

No,19 最終話の微かな憂い

しおりを挟む
──この、たったひとつの投稿が空気を変えた!

 さすがに新着投稿も減ってきた早朝(なのか夜明かしなのか?)のこと、賛辞ばかりのこの感想欄に、初めて問題提起と言える投稿が載りました。

 medさん、あなたはこの投稿でもうひとつの別な扉が開いたんですよ?
 自覚していらっしゃいますか?



med*****さん
2020/12/26 6:43
 星5つ以上の完成度。でも11話以降が……
 この作品の素晴らしさは数多く書かれていると思うので逆の視点を。
 11話で最終12話に向けた多少強引な鬱展開がメイン2人に起こり、ひっくり返すには相当なハッピーエンドが必要に思ったが、駆け足かつ描写も控え目で何だか物足りない。
 プロポーズに朝チュンに一応キスと並んではいたのだけれど…柘植、湊の方がよっぽど育んでる。
 思うに藤崎さんはじめ脇も魅力的に作り過ぎて、その分メイン2人のシーンが描写も時間も薄くなり脳内補完必要って、結局これ何のドラマだったんだ?という。
 努力・友情・勝利かな?
 柘植のアシストで走り出す安達だが、最後なんだから黒沢の事を自分一人で考えて答え出す強さが欲しかったなぁ。
 7話では出来てたやろ。全部全部離れない言うてたやん……。
 製作側が何を作りたいかは伝わってきたけど観る側が何を見たいかとは微妙にズレた?な最終回。
「BL原作だし数巻で完結するやろ。ドラマは12話で店仕舞い」という思惑も透け、バズって慌ててYouTubeとか仕掛けるも、とっくにクランクアップしており後の祭り……なんて事は全く無く続編出来たらマジごめん土下座しますからお願いします!
投票した人
129


 そろそろ寝ようと(朝の6時に?)ボーッとしていた僕の意識は覚醒し、心臓がドキドキと高鳴りました。

「書いていいんだ!率直に、本当に思った事を……!」

 僕は直ぐに推敲を始めた。
 放送直後から感動の涙と共に感じていた、もうひとつの感情
=それは違和感。

 心の中を少しずつ紐解いて、なるべく穏やかな文章を心掛けながら、medさんの投稿に対する肯定文を投稿しました。
──結果、問題提起した2番目の投稿が、medさんに呼応したこの僕だった……!



【20】
jim*****さん
2020/12/26 8:51
 好きだからこその要求
→分かります。第11話は衝撃でした。
 でも終ってみると、確かにあの問題は安達にとって正面突破するしかない難関だった。
 脇道にそれて難を避けること──それは清廉な安達にとって、黒沢を欺き続けることに他ならない。何より自分自身は騙せない。
 二人が清々しく未来を歩んで行くには、必ず乗り越えなくてはならない必要なエピだったと思います。
 だからこそ問題の解決、関係の修復には、もっとたっぷりな時間と丁寧な描写が欲しかった。
 二人の苦痛、虚無感もちょっと描かれ足りなかったし、何より決断決行は安逹自身で奮起して欲しかった。
 せめてあと一話足せればな~!
 12話=苦悩と修復。
 13話=幸せ一杯の二人と周辺を丁寧に描いた大団円。
──となっていればね……。
 何より、これでもかと言う程に二人のイチャイチャを見せ付けられてキュンキュンさせられて終わりたかった。
 贅沢な要求ですね(^-^)
(気持ちはすごく分かります)
投票した人
116


 medさんが着けた火に、僕が油を注いだのかも知れません。
 その後、この感想欄には多くの問題提起が投稿され、またそれを否定する現状肯定派も現れる。
 いわゆる「最終回問題」そして「キス論争」が巻き起こったのでした。
 そしてこの問題意識は沸々と根底に流れ続け、現在でも時々顔を出してくるのです。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる

天災
BL
 高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる。

思春期のボーイズラブ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:幼馴染の二人の男の子に愛が芽生える  

校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話

赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。 前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

【 よくあるバイト 】完

霜月 雄之助
BL
若い時には 色んな稼ぎ方があった。 様々な男たちの物語。

校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話

赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)

処理中です...